判定会会長の発表を受けて、今月も。
http://www.jma.go.jp/jp/quake/20140324170010387-010000.html
平成26年 3月24日17時00分 気象庁発表
東海地震に関連する調査情報
これは、東海地震に関連する調査情報(定例)です。
地震防災対策強化地域判定会(定例)で評価した、定例の調査結果の発表です。
カラーレベルは青です。
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測していません。
** 本文 **
本日(3月24日)開催した第335回地震防災対策強化地域判定会(定例)で評価した、
主に前回(2月24日)以降の東海地域とその周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測していません。
1.地震の観測状況
浜名湖周辺のフィリピン海プレート内では、引き続き地震の発生頻度の低い状態が続いています。
3月20日から22日にかけて、長野県南部のプレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)を観測しました。
2.地殻変動の観測状況
GNSS観測及び水準測量の結果では、御前崎の長期的な沈降傾向は継続しています。
3月20日から22日にかけて、長野県と静岡県の複数のひずみ観測点でわずかな地殻変動を観測しました。
3.地殻活動の評価
上記観測結果を総合的に判断すると、東海地震の想定震源域におけるプレート境界の固着状況に
特段の変化を示すようなデータは今のところ得られていません。
一方、長野県南部で観測した深部低周波地震(微動)及び長野県と静岡県のひずみ観測点で観測した地殻変動は、
長野県南部の東海地震の想定震源域より深いプレート境界において、3月下旬に発生した
「短期的ゆっくりすべり」に起因すると推定しています。
以上のように、現在のところ、東海地震に直ちに結びつくとみられる変化は観測していません。
なお、GNSS観測の結果によると「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」による余効変動が、
小さくなりつつありますが東海地方においてもみられています。
これは、東海地震に関連する調査情報(定例)です。
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