#49 史上最大の侵略(後編)
放映日 昭和43年9月8日
製作話番 49話
脚本 金城哲夫
監督 満田カズホ
特殊技術 高野宏一
ストーリー
過去の数々の死闘のダメージが蓄積して苦しみ悶えるダン。だが発作の症状は止まり峠を越えたようだ。医者はレントゲンを撮り手術の用意が必要だとアンヌに告げる。密かにそれを聞いているダン。
ホーク3号でパトロール中のフルハシとソガはパンドンの死骸が無くなっている事に気付く。一体どこに行ってしまったのだろう?その時本部から連絡が入る。なんと防衛軍基地が円盤の攻撃を受けているのだ。すぐに基地へ向かうホーク3号。
一方基地内のクラタはホーク1号で出撃しようとする。だが出撃のためにフタゴ山をスライドさせると基地内が丸見えになってしまい攻撃を受けてしまう。悔しがるクラタは出撃を諦める。
そんな中、アンヌは病室にダンの姿がない事に気付く。必死にダンを探すアンヌ。
ようやくホーク3号が基地に到着して円盤を攻撃する。円盤は被弾するがクマガ岳噴火口内の秘密基地に逃げ帰った。基地には回収されたパンドンの姿も見える。そしてゴース星人の前に、拉致されたアマギが連れ出され、カプセル内に閉じ込められた。怯えるアマギ!
アンヌから「ダンがいない」との報告を受けるキリヤマ。ダンはレントゲン写真を撮られると宇宙人である事がばれてしまうためにポインターで基地を抜け出していたのだ。それを聞いて「今度は脱走か。ウルトラ警備隊の恥さらしだ」と罵るクラタ。ソガが反論するがダンが逃げた事実は変えられない。すると突然、テレビモニターにアマギの姿が映った。
ゴース星人に操られているアマギは地球防衛軍の全面降伏を迫った。ゴース星人は地底ミサイルを配備しているのだ。地球は空と海の守りは固いが地底は無防備だった。降伏すれば火星の地底都市への移住を許可するが、拒否した場合は世界各国主要都市を攻撃し、30億全人類の皆殺し作戦を実行するというのだ。
アマギの話に対して冗談じゃないと意気込む隊員達。だがそれを参謀達が制した。30億の命がかかっているのだ。決して軽率な行動はできない。ヤマオカ長官は対策会議の真似事を開き時間を稼ぐから、その間に警備隊に敵の基地を見つけ出すように指示する。
一方、ダンは道端にポインターを止めて体を休めていた。通りがかった姉弟がダンを発見して救急車を呼ぼうとしたがダンは断る。そしてその姉弟の家に世話になることにした。だが姉がダンの事を心配して医者に電話する声を聞くと、少年と一緒に家を抜け出して少年の秘密の隠れ家へ向かった。
ゴース星人は容赦無く各国主要都市の破壊を開始した。そして30分以内に返事がなければ次は東京を破壊すると通達してきた。対策会議どころではない。町は大混乱だ。ダンはテレビでこの混乱を目にするがどうする事もできない。
ゴース星人の秘密基地を探していたクラタ達が戻ってきた。敵の基地はクマガ岳の地下にあった。自動操縦のマグマライザーに爆弾を積んで敵の基地に突っ込む作戦をとるキリヤマ。だが「敵の基地にはアマギがいる」と叫ぶソガ。クラタは「アマギも警備隊員、自分の命よりも人類すべての命を大事に思うだろう」とソガを諭す。「マグマライザー出動スタンバイ!」キリヤマの声が響く。
その様子をダンはビデオシーバーで見ていた。意を決して外に飛び出すダン。ウルトラ・アイを抜き出して自分の心と葛藤する。セブン上司は「今度こそ本当に死んでしまうぞ!」と最後の警告を与える。と、そこにポインターが近づいた。
ポインターからはアンヌが降りてきた。少年がダンの居場所を連絡してきたのだ。
「なぜ逃げたりなんかしたの?ねえ、答えて」
アンヌは優しい声でダンに聞いた。沈黙するダン。だが心を決めて口を開いた。
「アンヌ、ぼくは・・・、ぼくはねえ・・・人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」
「びっくりしただろう?」
「ううん、人間であろうと宇宙人であろうと、ダンはダンに変わりないじゃないの。たとえウルトラセブンでも」
「ありがとう・・・、アンヌ」
ダンはM78星雲に帰らなくてはならない事をアンヌに話し始める。
基地からはマグマライザーが発進した。人類の運命は?そしてアマギの運命は?
「西の空に明けの明星が輝く頃、ひとつの光が宇宙に飛んで行く。それがぼくなんだよ」
「さようなら、アンヌ!」
そう言うとダンはウルトラ・アイを手にした!
「待って、ダン!行かないで!」
「アマギ隊員がピンチなんだよ!」
追いすがるアンヌを振りほどき、ダンはセブンに変身した!
クマガ岳内へと潜入するセブン。マグマライザー突入寸前でアマギを救出して脱出する。マグマライザーは爆発してゴース星人は基地ごと爆破された。大噴火するクマガ岳!セブンはアマギを無事地上に戻した。駆け寄る隊員達。すると地底からパンドンが現れた!セブンに切断された部分を補強してある。セブンは死力を尽くしてパンドンに向かって行った。
戦いを見守る隊員達。そしてアンヌが口を開いた。
「ウルトラセブンの正体は私達のダンだったのよ!」
驚くキリヤマ!隊員達!
「M78星雲から地球を守るために遣わされた平和の使者で、自分を犠牲にしてまでこの地球のために戦っているんだわ。でももう、これが最後の戦いよ。ダンは自分の星へ帰らなくてはならないの」
パンドン相手に苦戦するセブン。キリヤマの声が響く。
「行こう。地球は我々人類、自らの手で守りぬかなければならないんだ!」
ホークでセブン援護に回る隊員、クラタ。
セブンはホークの援護を受けてアイ・スラッガーを投げる。だがパンドンに受け止められてしまう。アイ・スラッガーを振り回してセブンに迫るパンドン。だがクラタの攻撃で一瞬パンドンがひるむ。パンドンはアイ・スラッガーを投げるがセブンがそれを反転させてパンドンの首を切断した。倒れるパンドン。戦いに勝利したのだ!
明けかかる空にセブンは飛んで行く。そして光りとなって去って行った。それを見送る隊員達。
ソガがつぶやく。
「ダンは死んで帰っていくんだろうか?もしそうならダンを殺したのは俺達地球人だ。ヤツは傷ついた体で最後の最後まで人類のために戦ってくれたんだ。ダンを殺したのは俺達なんだ。あんないいヤツ・・・」
フルハシが応える。
「そんなバカな。ダンが死んでたまるか!ダンは生きてる。きっと生きてるんだ。遠い宇宙から俺達の地球を見守ってくれるさ。そしてまた元気な姿で帰ってくる」
その言葉にアンヌもうなづく。
空にはダンの顔が映し出され、いつまでも笑っているのだった・・・。
感想
いよいよ最終話である。感慨深い思いでいっぱいだ。他人がなんと言おうと筆者にとって特撮史上最高傑作である。涙なしには見られない。いまだかつて、また現在に至るまでこれだけ美しい特撮ヒーロー作品があっただろうか?
ダンはセブンに変身する。死を覚悟で変身する。アンヌの想いを断ち切って変身する。何のために?地球を救うために?怪獣を倒すために?違う。「アマギを助ける」ために変身するのである。
これがウルトラセブンのコンセプトだと思う。ウルトラマンがそうであったように、ダンも地球人が好きになってしまったのだ。その地球人とは紛れもない地球防衛軍、そしてウルトラ警備隊の面々なのだ。だからこそ(しつこいようだが)平成セブンシリーズがどうしても好きになれないのである。
そして正体がわかってからの隊員達は、セブンの事を「ダン」と呼ぶ。前作「ウルトラマン」は人間ハヤタの肉体にウルトラマンがいた。しかしウルトラセブンは第17話「地底GO!GO!GO!」でのサツマジロウの姿をコピーした宇宙人なのだ。この設定がすべてを決めたと言えるだろう。だからこそ「ダン」と叫び助ける姿が描けるのだ。これが筆者にとってのセブンのすべてなのだ。
最終回だけあって映像にも光るものが多い。ゴース星人地下基地の描写などは敵基地にしては今までにない作りこみようだ。そして地下基地爆破シーンの美しさ、迫力。世界主要都市破壊シーンの衝撃(オリジナル映像かはわからないが)。ダンとアンヌのシーン。戦い終えたセブンのバックの青い夜明けのシーンなど印象に残るシーンがなんと多い事か。
ゴース星人のセリフ(テープ早回し)で「なに?殴り込みだと!」と聞こえる場面がある。回転数を落として聞いてみた事があるが、古い時代劇かヤクザ映画からの流用のようである。しかし宇宙人が「殴り込みだと!」と喋ると笑えてしまう。
では先にいくつか残念な部分を書いておきたい。まずダンがアキオ少年の秘密基地へ向かう場面での「野球中継」である。この手法は実相寺監督が多用したものである。おそらく満田監督も同じ効果を狙って使ったと思われるがこれがよくない。少なくとも日本はゴース星人でパニック状態になっているはずである。そんな中、野球をやっているはずがない。緊迫したストーリーの途中でこの平和な野球中継の音が入ると違和感を感じてしまう。
それとセブン上司のデザインだ。いまだにこのセブン上司がどういった存在なのかが明らかにされていないが、その評判はすこぶる悪い。「ウルトラマン」におけるゾフィのような存在として登場したと思われるが、そのゾフィの人気の高さと比べてあまりにもおそまつな立場である。
ゾフィはウルトラマンを助けに地球まで飛来した、という努力と、胸のポッチなどで明らかにウルトラマンとは別のM78星雲人として認識されている。また、「ゾフィ」という固有名詞も与えられていた。しかしセブン上司は外見がセブンとまったく同じであり、映像のような出現の方法であったためにセブンを助けようという意思が感じられない、そして名前がない、という扱いである。
もしセブンと明らかに違うデザインの部分があったならば、このセブン上司は後にウルトラ兄弟入りできるほどの支持を得たのではないかと思うと残念でならない。
以前見たムック本に、この回の準備稿が載っていた。それにはアキオ少年がダンを責めるシーンがあった。必死で戦っている警備隊なのに、目の前には逃げ出したダンがいる。それを責めるシーンだ。だがこれは変更になった。本当に変わって良かったと思う。ダンが子供に責められるシーンはあまりにも酷である。
満田監督はそれをアンヌの役目にした。女性に優しく問い詰められたら男は正直に話すだろう、との思惑があったらしい。
そしてアンヌとダンのシーンになくてはならないのが「アンヌのかつら」である。満田監督の作品ではアンヌは常にロングヘアのかつらを着用していた。その度に「アンヌはショートヘアの方が似合うのに」といつも思っていたものだ(笑)
しかしこの最終回、ダンの告白を受けたアンヌのシルエットの髪が風になびくシーンがある。アンヌの心情を表現する素晴らしく美しいシーンである。これは絶対にロングヘアでなければならない。最初からこのシーンのためにかつらをしていたとは思えないが、満田監督の理想の女性像がロングヘアだったのではないだろうか。まさに満田氏の大ヒットである。
またこのシーンのバックの処理も美しい。ダンの告白と共に暗転して背後にはフォーカスの合っていないキラキラと輝く光が波打つ。ネタをばらせば凹凸をつけた銀紙を黒幕で覆い、暗転と同時に幕を落として銀紙を張った板を後ろからドンドン叩くだけ、という経済的で単純な手法だが、これが印象的なシーンをより演出する事になる。金をかければいい映像が撮れるわけではないのだ。
そしてこの作品、特にダンとアンヌのシーン、セブン戦闘のシーンの音楽が素晴らしい。クラシック音楽が戦闘に似合うヒーローがいるだろうか?この大人の演出こそが現在もフリークを輩出している要因だと思われる。
このクラシック音楽はR.シューマンのピアノ協奏曲イ短調・作品54番である。ダンの告白の後、ピアノの下りてくる音階がアンヌの驚きをよく著している。また、突き進むマグマライザー、パンドンとの死闘を繰り広げるセブンのバックにピッタリとはまるのである。
そして何よりも凄いのが、このフルオーケストラのサウンドが冬木氏のセブン劇伴と何の違和感もなく解け込んでいる事である。それだけ素晴らしいスコアを冬木氏が書いていたという何よりの証拠だ。
これらのスタッフ、俳優が一体となってセブンは幕を下ろす。作品「ウルトラセブン」でヒーロー特撮モノを終える予定だった円谷プロの、正に集大成の作品といえよう。
最後にこれだけは書いておきたい。この最終話、最後のシーンはウルトラセブンが去るシーンではない。ダンの笑顔で終わるのだ。これが筆者にとって「ウルトラセブン」がベスト作品である事のなによりの証拠なのだ。
この物語は「ウルトラセブン」の活躍物語ではない。主人公はウルトラ警備隊であり、ダンなのだ。前作「ウルトラマン」では主役はウルトラマンであり、そして怪獣達であった。魅力的な隊員が描かれていた事は事実だが、その最終回はウルトラマンの物語として完結している。だが今作では夜明けに浮かぶダンの笑顔で終わっている。これが筆者にはたまらなく心に響くのだ。
この素晴らしい作品を作りあげた当時のスタッフ、そして円谷プロのすべての人に、感謝の気持ちを捧げてこの「考察シリーズ/ウルトラセブン編」を終えたいと思う。
そして最後まで付き合っていただいた、このサイトを見てくれているすべての方に「ありがとう」と言いたい。
さて、次は何を題材に挙げようか・・・。「平成セブン」が第一候補だが(^^;;;
登場宇宙人
円盤
・上部を青く光らせて攻撃。
地下基地
・円盤の火を消す装置がある。
地底ミサイル
ゴース星人(人間大、5体確認)
改造パンドン(劇中での呼称なし)
ウルトラセブン
セブン上司(劇中での呼称なし)
巨大化
・アイ・スラッガー(パンドンに受け止められる)
・パンドンが投げるアイ・スラッガーを反転させる。
チェック事項
ホーク3号が出払っている時に「ホーク1号はまだある」とのセリフがある。という事は防衛軍はそれぞれのホークは1機づつしか持っていないと思われる。
アキオ少年の家に置いてあった雑誌は「少年サンデー」「ぼくら12月号」。
各国主要都市破壊のシーンはオリジナルだろうか?かなり細かいセットだし動く車も確認できる。他の映画のシーンの流用だとにらんでいるが・・・。
アンヌの前でセブンに変身するシーン、ダンの著書では小道具係がウルトラ・アイを忘れてボール紙に血のりで色を付けたウルトラ・アイを使用した、と書いている。だがよく見ても本物のウルトラ・アイを使用しているように見えるのだが・・・。
今回の爆破シーンは凄まじい。残った火薬をすべて使用したらしいそのシーンは圧巻である。特にクマガ岳噴火シーンは凄いを通り越して美しいとさえ思える。
改造パンドン。改造個所は左腕と右足。
アンヌはセブンの事を「M78星雲から地球を守るために遣わされた平和の使者」と言ったが実際は違う。セブンは恒点観測の途中で地球に寄り、自分の命を投げ出して仲間を救おうとしたサツマジロウを見て地球に留まる事になったのである。(第17話「地底GO!GO!GO!」)
お笑いポイント
円盤の攻撃を受けている防衛軍。ホークを出撃させるためにフタゴ山を開くと基地内が丸見えになるため出撃できない。だが円盤の攻撃シーンを見るとホーク1号出撃カタパルトが開いているように見えるが?
ダンがいない事に気付くアンヌのシーン。廊下をさまようアンヌの回りを大勢の防衛隊員が行き来する。だがどう見ても4人ほどのエキストラが行ったり来たりしているのがバレバレで萎える。
アキオ少年の家に雑誌「ぼくら12月号」が置いてある。表紙はウルトラセブン。しかしそんなもんがあっていいのか?きっと「セブンの秘密100」とか「セブンの正体はダン」とか書いてあると思うぞ。
ひとつのミサイルで主要都市を完膚なきまでに破壊するゴース星人のミサイル。そんなミサイルが満載されたゴース星人地下基地をマグマライザーで破壊した。おそらく静岡県は消滅したと思われる。
登場人物,名前,地域名称など
クラタ隊長
キタムラ博士
ヤマオカ長官
タケナカ参謀
マナベ参謀
コイケユミ
・ダンを助けた姉
ヤマモト先生
・ユミが電話した医者
登坂アナウンサー
・町の混乱を伝えるテレビアナウンサー
コイケアキオ
・ダンを助けた弟
フタゴ山
・ホーク1号はフタゴ山を開けて発進する。
クマガ岳
・ゴース星人地底基地がある。
火星の地底都市
登場兵器,専門用語など
ホーク3号(フルハシ、ソガ)
ポインター1号(ダン)
ポインター1号(アンヌ)
・1号はダンが使っていたはずだが・・・。
マグマライザー
・自動操縦
ホーク1号
・分離飛行
・アルファ号(クラタ、ソガ)
・ベータ号(フルハシ、アマギ)
・ガンマ号(キリヤマ、アンヌ)
ウルトラ警備隊の功績
ゴース星人を基地もろとも爆破
操られた隊員
アマギ
超兵器の損傷状況
マグマライザー自爆
ダンの特殊能力
なし
ウルトラ・アイを盗まれたか
盗まれない。
[確率]
49 話中 8 回目
ダンの正体がバレていたか
バレていない。
[確率]
49 話中 13 回目
アンヌのファッション(^^;
ナース姿
CAST
ヤマオカ長官・・・・藤田進
タケナカ参謀・・・・佐原健二
マナベ参謀・・・・・宮川洋一
クラタ隊長・・・・・南廣
キタムラ博士・・・・岡部正
コイケアキオ・・・・劇団いろは?
コイケユミ・・・・・益田愛子
登坂アナウンサー・・篠原大作
パンドン・・・・・・鈴木邦夫
ゴース星人・・・・・池島美樹
セブン上司・・・・・上西弘次
ロケ地など
ダンの告白シーン
・東京都稲城の資材置き場
ラストシーン
・生田オープンセット
使用音楽一覧
各曲にリンクが貼ってありますがWEB上には音データはありません。PCにDLした場合に[7m]というフォルダを作成して、その中に「曲名+.mp3」ファイルを置く事により対応劇伴が再生可能です。
●メインタイトルオープニング
砂&渦巻きアイキャッチ
●ウルトラセブンの歌(TVサイズ) [M15(0:16-0:19)+ウルトラセブンの歌]
主題歌
●M5C (0:00-0:50)
前回のあらすじ
●M58-5 (0:00-0:40)
苦しむダン
●M25-5 (ALL)
「怪獣の死骸がなくなってるぞ」
●M64 (0:00-0:01)
ダンが居ない事に気付くアンヌ
●M44A (0:07-LAST) ↑とクロスフェード
ダンを探し始めるアンヌ
●M17 (0:00-0:24)
ゴース星人の前に連れ出されるアマギ
●M59 (0:00-0:34)
逃げ出したダンを笑うクラタ
●M66-2 (0:00-1:30) 回転数を下げている
スクリーンに映るアマギ
●M61B (0:00-0:23) 頭が欠けている
アキオ少年の部屋
●M8A (0:00-0:10)
アキオの秘密基地
●M37 (ALL) ↑とクロスフェード
破壊される世界各国主要都市
●M20A (0:00-0:18) ↑とクロスフェード
苦悩する参謀達
●M24B (0:00-0:49) ↑とクロスフェード
逃げ惑う町の人々
●M61A (0:00-0:34)
アマギをめぐるソガとクラタの言い合い
●M34 (0:00-0:51)
アンヌに正体を明かすダン
●未収録 ピアノ協奏曲イ短調・作品54番 ↑とクロスフェード
ダンの告白、アンヌの衝撃
●未収録 ピアノ協奏曲イ短調・作品54番 ↑とクロスフェード
突き進むマグマライザー
●M75 (0:14-1:18) ↑とクロスフェード
「さようならアンヌ」-基地に突っ込むセブン
●未収録 ピアノ協奏曲イ短調・作品54番
セブン対パンドン
●M75 (0:46-1:21)
セブンを見送る隊員達
●ウルトラセブンの歌(TVサイズ) (0:52-1:17) ↑とクロスフェード
明けの空に映るダンの笑顔
●M75 (1:31-1:44) ↑とクロスフェード
明けの空に映るダンの笑顔
●M28A (0:05-LAST)
エンディング
http://members3.jcom.home.ne.jp/rocky_ultra/49/frame.html
ウルトラセブン:第49話 史上最大の侵略・後編(写真をクリック拡大)
怪獣バンドンと戦いエネルギーを使い果たし、傷を負ったダンはメディカルセンターに運び込まれ、痙攣の発作と戦っていた。正に”死神”と戦っていたのだ。アンヌの介護で山場を越えたダン。見守っていたキリヤマたちも胸を撫で下ろし、後をアンヌに託して作戦室に向った。入れ替わりにダンの容態を見に来た医師は念の為レントゲンを撮ってみようとアンヌに準備を頼み、部屋を出て行った。この会話を聞いたダンは”そんな事をしたら、自分が宇宙人であることがバレる”と、重傷を負ったまま部屋を抜け出した。
その頃、再び姿を見せた飛行物体が防衛軍基地を攻撃していた。基地内に警報が鳴り響き、臨戦態勢を取る防衛軍。アンヌはセンターから抜け出したダンを必死で探していた。発信基地から出動して迎撃しようと準備するクラタ。今、双子山を開けば飛行物体は間違いなく発進基地を攻撃して来る。キリヤマはクラタの発進を許さず、パトロール中のホーク3号に連絡。空中戦が始まった。ホーク3号の猛攻で火を吹き逃げ出す飛行物体。追うホーク3号。だが”クマガ嶽”から噴出する噴煙の中で飛行物体を見失ってしまった。何と!噴火口の下にゴース星人の基地が出来ていたのだ。飛行物体はゴース基地内を飛びながら消化液を噴霧され、格納場所に納まった。飛行物体を攻撃され、怒ったゴース星人は捕虜になっているアマギをカプセルの中に座らせ、作戦室にメッセージを伝えさせた。作戦室のモニターに映し出されるアマギ。”地球防衛軍に告ぐ!ただちにゴース星人に降伏せよ。降伏すれば火星の地底都市に移住を許可する。我々は強力な地底ミサイルを持っている。人類は地底からの攻撃には全く無防備だ!降伏しない場合は世界の主要都市を攻撃する。”騒然となる作戦室。直ちに攻撃しようと言い始めるウルトラ警備隊の面々にヤマオカ長官の命令が飛んだ。”ウルトラ警備隊は敵の地底ミサイル基地を突き止めてくれ!”その間、私は会議を長引かせる。ヤマオカ長官は30億の人類を危険に陥れることは出来なかったのだ。--行く当てもなくポインター号を走らせていたダンは気力を失い車を止めていた。通りかかったスポーツカーから降りてくる女性と少年。ダンの様子を見て医者に運ぼうとするが必死に断わると、2人はダンを少年の家に運び込んだ。少年の部屋で横になっているダン。階下から医者に往診を頼む電話の声がーーダンは身を起こし”僕は注射がきらいなんだ。”と、少年に話しかけた。自分も注射が嫌な少年はダンと家を抜け出し秘密の作戦本部にかくまってくれた。本部には飛行機や通信機らしきオモチャがセットされ、本物の作戦室のようになっていた。ゴース星人の地下基地では、降伏してこない防衛軍に地底ミサイルの発射が命ぜられた。世界中の都市が攻撃を受け、”自由の女神”が”凱旋門”が”ロンドンブリッジ”が爆破され、噴き出してくるマグマ。地獄絵の様な光景が広がった。作戦室のモニターに再び現われるアマギ。”返事はまだか?30分経っても返事がなければ、東京を攻撃する。”と告げると画面は消えた。だが、ウルトラ警備隊はゴース星人の基地すら発見出来ていない!テレビを見て、パニックに陥る都民。避難しようとする人々でゴッタ返す道路。少年の秘密本部でテレビを見ていたダンは出かけようとするが少年が必死で止め、外に出て行った。作戦室に戻って来たクラタたちは、ついにゴース星人の地底基地を見付け出していた。ただちにマグマライザーに時限爆弾を積み自動操縦で”クマガ嶽爆破”を決定。捕虜になっているアマギを心配するソガの反対はあったが、人類を救うため計画は実行に移されようとしていた。準備を進めるマグマライザー。
ビデオシーバーで一部始終を見詰めていたダンは意を決して、少年の秘密本部を出た。ウルトラアイを取り出すダン。M78星雲からの使者が変身を止めようと現われた。躊躇するダン。その時、ダンに強烈なヘッドランプの明りがーーポインター号を降りてくるアンヌ。少年からの連絡で駆けつけてきたのだ。
”何故、逃げ出したりしたのか?”問い詰めるアンヌ。意を決して身分を明かすダン。平然とこの話を受け止めるアンヌ。”人間であろうと、宇宙人であろうと、ダンはダンで変わりないじゃないの。”(この短いシーンが最終回のクライマックス。2人をシルエットにした映像に説得力があった。)ーー時限爆弾を積んで地底基地へ進むマグマライザー。カプセルの中に閉じ込められたアマギ。このままでは地底基地と運命を共にする。アマギ隊員を助けるために、アンヌの制止を振り切って変身するダン。空中を飛び。噴火口に飛び込み。地底基地を飛び、間一髪アマギを救い出すと脱出。マグマライザーの爆薬が地底基地を破壊し始めた。クマガ嶽の噴火口は大爆発を起こした。呆然と見詰めるキリヤマたち。カプセルに閉じ込められたアマギを近くに置いたとき、噴火口から現われる”再生バンドン”。倒したはずの怪獣が右足と左手を修理され、再び破壊活動を始めようとしていたのだ!
バンドンに飛び掛るセブン。だが、弱りきったセブンは怪獣に投げ飛ばされ、蹴られ、意のままに”いたぶられて”いた。このままではセブンが危ない!見詰めるキリヤマたちにアンヌが口を開いた”ウルトラセブンの正体はダンだったのよ。M78星雲からやって来た、美しい地球を救うための使節、自分を犠牲にして侵略者と戦ってきたのよ!”益々ピンチに追い込まれるセブン。キリヤマが叫んだ”行こう!地球は我々の手で守らなければならないのだ。”3機に分離してセブンの援護に向うホーク1号。空からの攻撃があっても、怪獣に翻ろうされるセブン。2者に距離が出来た瞬間、アイスラッガーを一閃。だが、バンドンは右手で受け止めるとセブンに投げ返そうと狙いを定めた。その瞬間、猛攻を加えてセブンを援護するα・β・γ機。呆然と立ちつくすバンドン。セブンが態勢を整え、バンドンが投げ返したアイスラッガーを空中で反転させた。首を切り落とされ、ゆっくり倒れ込むバンドン。
見下ろすセブン。怪獣が動かないのを確認すると、故郷、M78星雲を見上げた。飛び上がるセブン。その姿は一条の光となって宇宙の彼方へ消え去った。アンヌの胸を、在りし日のダンの姿が、笑顔が横切る。ありがとうダン!M78星雲からやってきた平和の勇者!
この最終回、30%近い視聴率を上げた。そして45年経った今も”ウルトラセブン”の輝きは衰えることはない! (映像の著作権は円谷プロに所属します。)
特撮日記のその他の記事はこちら
投稿者: 安藤達己
日時: 2013年02月02日 20:15 | パーマリンク
http://blog.takanokai.jp/ando/2013/02/17788.php
【ブログ開設1年】リパッティのシューマンとウルトラセブン最終回 (1)
早いもので、このGWでブログを始めて1年になる。約250の記事を書いて、約20,000PVを頂いた。
そして、本ブログの中心となっているのが、クラシック音楽とウルトラセブンのネタだ。この2つ、実は自分の中でルーツは1つなのだ。ブログ開設1年を記念して、このGWは、その話を書いてみたい。
ウルトラセブンの最終回は、1968年9月8日。僕は、小学2年生、8歳になる少し前だった。とにかく衝撃だった。なかでも、かの有名な告白のシーンからラストまでの10分間。
ダンが「僕は、僕はね、人間じゃないんだよ。M78星雲から来たウルトラセブンなんだ!」とアンヌに告げる。その瞬間、映像がポジからネガに反転、二人がシルエットになり、背景に銀の光が煌く。
そして、同じくその瞬間に、シューマンのピアノ協奏曲の冒頭部分が衝撃的に鳴り響く。演奏は、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団、ピアノは、ディヌ・リパッティだ。(録音は1948年10月、レーベルはEMI)。
そして、それからラストまで、セブンの最後の戦いと、アンヌや隊員たちとの別れのバックには、このシューマンの第1楽章と、セブンのオリジナル音楽が織り成すように流れる。
告白のシーンのあと、アマギが捕らえられているにもかかわらず、ゴース星人の基地へ爆弾を積んで発進されるマグマライザー。41小節から50小節までの、オーケストラの全奏からピアノソロの部分が流れる。ダンはアンヌに別れを告げ、セブンに変身し、アマギ救出に向かう。ここはオリジナルの音楽。
そして、再び現われる改造バンドン。セブン最後の戦い。音楽も再びシューマンが流れる。384小節のトゥッティからだ。ピアノのアルペッジョから402小節のカデンツァの部分が始まるとともに、アンヌは隊員たちに、ダンはセブンだったということを告げる。セブンは悲壮な戦いの末、バンドンに勝利し、その直後に、1楽章は嵐のようなフィナーレを迎える。
そして、セブンは地球を去る。
息もつかせぬ、セブン全編の集大成的なシーンだ。感動で身体が痺れた。自分にとってウルトラセブンは永遠となった。
そしてこの日は自分にとって、クラシック音楽の扉が開かれた日ともなったのだった。
http://paienne.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/1_9514.html
【ブログ開設1年】リパッティのシューマンとウルトラセブン最終回 (2)
ウルトラセブン最終回の、圧倒的な感動。と同時に気になることができた。あの感動的な音楽は、いったい何なのだろう? 明らかに、それまでの挿入曲とは違う趣きだった。
しかし、1968年の小学2年生には、それを調べる方法はなかった。なにしろ、インターネットもない、録画機器もない、セルソフトもない。かろうじて自宅にあったのは、オープンリールのテープレコーダーだけ。そんな時代である。しかも自分は、子どもだ。
「セブンの最終回に流れていたあの曲って何?」と誰かに「あの曲」を説明する手段は皆無だった。当時、番組は、一度流れたら、それでおしまい、一期一会なものだった。
それから数年。たぶん1972年、小学6年生のときだったと思う。夜、親が観ていたテレビで、あの曲が演奏されていたのだ! オーケストラを、左上から俯瞰で写していたのを鮮明に覚えている。
「これ、何て曲?」
「シューマンのピアノ協奏曲よ」
母親がそう答えた。
そうか、そうだったのか。「ピアノ協奏曲」は正確には説明できないが、シューマンはピアノで「子供の情景」を弾いたこともある。とにかく、このレコードを買えば、あの感動の曲が手に入るのだ!
かなり興奮した僕は、親に頼み込み、新宿のデパート(記憶では、京王デパートに入っていた十字屋)でシューマンのピアノ協奏曲を買ってもらった。当時のお小遣いは月\500ぐらいだっただろうか。LPレコードを買うには、親の助けが必要だった。
そしてようやく手に入れたシューマンのピアノ協奏曲。ステレオに盤を乗せ、針を下ろす時間ももどかしく、レコードをかけた。
だが、膨らみ切った期待は、瞬く間に失望へと変わる。違う。。同じ曲なのに違う。あれじゃない。似ても似つかない。
セブン最終回のシューマンの冒頭を文字にすると、
「ジャン!ダダーンダダンダダンダダンダダンダダンダダンダダンダダン、ダン、ダン!」
という嵐のような勢いなのだ。しかしこのレコードでは、
「シュワン。。ポロン。。。ポロン、ポロン、ポロン、ポロン・・・」
と、なんだか枯山水を見ているような感じだ。その後、仕方なく数十回は聴いたが、まったくこの演奏に慣れることはなかった。それほど最終回のインパクトが強烈だったのだ。(たぶんここまで、再放送で何度か聴いていたと思う)。
絶望的な気分になった。せっかく親に高いお金を出してもらって最終回の音楽を手に入れたのに、それは、同じ曲なのに違う音楽だったのだ。せっかく、ここまでたどり着いたのに。。
しかし後々から考えると、このとき自分はクラシック音楽の本質を知ったのだ。
「クラシック音楽は、同じ曲でも演奏によって全く違う表情となる」
ちなみにこのレコードは、
ジュリーニ指揮、シカゴ響、ピアノはルービンシュタイン(1967年録音、RCA)
今となっては、巨匠のお二人には大変申し訳ない気分ですが^^;
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【ブログ開設1年】リパッティのシューマンとウルトラセブン最終回 (3)
セブン最終回に使用された、シューマンのピアノ協奏曲の音源にたどり着くまで、あと一歩だ。しかしその壁は高かった。中学生の身で、同じ曲のレコードを片っ端から買うわけにはいかない。中学生に大人買いは無理だ。買う前に音さえ聴くことができれば、と心底思った。
そんななか、しばらくして2枚目を買った。
クーベリック指揮、バイエルン放送交響楽団、ピアノはケンプだったと思う。
どういう理由でこれを選んだのかは、覚えていない。しかし、これも違った。ルービンシュタイン盤ほどの違いはなかったが、本質的に演奏の質が違うように思った。
そうこうしているとき、あることに気付いた。セブン最終回の放映は、1968年。音源は、少なくともこれよりあとの録音ということはありえない。当時、クラシックのレコードには、録音データが書いていないものも多かったが、明らかに1968年以前のものを買えば、「当たり」に近づくはずだ、と。
そして3枚目を買った。
アンセルメ指揮、スイス・ロマンド管弦楽団、ピアノはディヌ・リパッティ
レコードの帯には「死を予感したリパッティ、鬼気迫る演奏」といった内容のキャッチがあった。これに違いない! 録音も十分に古いし、「鬼気迫る演奏」というのがぴったりだ。
しかし、この演奏は、かなり近いところまで来た気がしたものの、それでもあの最終回に使われたものではなかった。
さすがにため息が出た。いったいあと何枚買えばいいんだろう。。これ以上買い続けて、あの演奏にたどり着くのだろうか。。と。
そして、途方にくれていた中学3年のある日。友人にこの話をしたところ、「うちに来て、兄貴のレコードを聴いてみればいい」という予想外の展開になった。彼は、自身でもクラシックを聴くが、7歳年上のお兄さんが、かなりのコレクションを持っているのだった。
そして、1975年の秋、新大久保に程近い友人宅。当時大学4年生だったお兄さんは、にこにこしながら、青いジャケットのレコードを持ってきてくれた。
「シューマンのピアノ協奏曲と言えば、やっぱりこれだよ」
お兄さんは、レコードをターンテーブルに乗せ、針を落とした。
「ジャン!ダダーンダダンダダンダダンダダンダダンダダンダダンダダン、ダン、ダン!」
これだ! まさにこれだ! 1968年の初回放映から7年、ついにめぐり合えたのだ。
カラヤン指揮、フィルハーモニア管弦楽団、ピアノは、ディヌ・リパッティ
なんと、3枚目で買った同じリパッティの別の演奏だった。どおりで、いちばん似ているはずだ。僕の感動ぶりを見て、お兄さんも友人も満足げだった。このときの光景は、今でも鮮明に脳裏に焼きついている。
この7年で、すっかり感覚で理解した。クラシック音楽は、同じ曲でも演奏によって違う表情になる。そして、同じ演奏者でも同じ演奏は二度とない。
それから、30年以上が経った。さまざまな演奏会やCD、レコードでクラシック音楽を聴いてきて、それなりの人生経験を積んだ今でも、セブンの最終回は、全く色褪せることはない。映像と音楽とドラマが、ジグソーパズルがぴったりと完成するがごとく、見事に一体化している。それは驚くばかりだ。
そして数多あるシューマンの演奏の中でも、セブンの最終回にはこの録音しかない。
美しくも哀しく、運命に抗うかのように切迫した推進力を持って、先へ先へと進もうとするこのリパッティの演奏でなくては、あの迫真の場面を彩ることはできないのだろう。
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‡1973(昭和48)年11月 2日(金) 第31話「あぶない!嘘つき毒きのこ」
Q ⇒ ウルトラマンタロウ31話「危ない!嘘つき毒キノコ」で、中学生3人がキャロルの「ファンキーモンキーベイビー」のレコードを聴きながら踊っているシーンがあります。私自身当時生まれてもいなかったのですが、リアルタイムの1973年頃、 男子中高生にとっては矢沢永吉ってそんなにヒーローだったんですか?
A ⇒ 特撮ファンでありながら、矢沢永吉のファンでもある俺が回答しよう。まず、永ちゃんは確かに人気は高かったが、あくまでキャロルの一員であり、永ちゃんが現在のようにカリスマ的存在だった訳ではなかった。キャロルの解散コンサートの模様とコンサート直前のメンバーへのインタビューを収録したビデオ「キャロル ラストライヴ 燃えつきる」のひとコマ、コンサート前の観客インタビューに小学生や中学生とおぼしき少年らが答えていた。ちょっと翔んでる(死語)子供らだとは思うが、結構浸透するところには浸透していたのではないか。因みに俺は当時、永ちゃんどころか歌謡曲すら聞かない、幼稚園児だった。
‡1971(昭和46)年11月26日(金) 第34話「許されざるいのち」24.6%
帰ってきたウルトラマン第34話でPYGの「花・太陽・雨」が使用されたのは有名ですね。その他にも帰マンでは、第22話冒頭でトワ・エ・モアの「或る日突然」がイントロ部分のみですが流れています。
‡1972(昭和47)年 6月16日(日) 第11話「超獣は10人の女?」
ウルトラマンA第11話で、ユニタングの人間体である大東女子大サイクリン部が、平田隆夫とセルスターズの 「ハチのムサシは死んだのさ」を歌いながら現れるのも非常に印象深いです。
‡1972(昭和47)年 9月 8日(日) 第23話「逆転!ゾフィ只今参上」
‡1972(昭和47)年 9月15日(日) 第24話「見よ!真夜中の大変身」
ウルトラマンA第23話や第24話でヤプール老人が歌っていた歌も、その元ネタはハナ肇とクレージーキャッツの「学生節」です。
‡1974(昭和49)年 3月 1日(金) 第48話「日本の童謡から 怪獣ひなまつり」
フィンガー5の♪恋のダイヤル6700♪は、ベロンの回以外でも
‡1974(昭和49)年 4月19日(金) 第02話「大沈没! 日本列島最後の日」
ウルトラマンレオ第2話で梅田親子が、フィンガー5の♪恋のダイヤル6700♪
‡1974(昭和49)年 9月13日(金) 第23話「ベッドから落ちたいたずら星人」
ウルトラマンレオ23話でカオルが、フィンガー5の♪恋のダイヤル6700♪
‡1974(昭和49)年11月 1日(金) 第30話「日本名作民話シリーズ!怪獣の恩返し」
ウルトラマンレオ30話で子供たちがフィンガー5の♪恋のダイヤル6700♪歌っているのが確認できますね。
‡1974(昭和49)年12月13日(金) 第36話「飛べ!レオ兄弟 宇宙基地を救え!」
ウルトラマン80第36話冒頭には、高田みづえさんの「私はピアノ」が流されています。私にとっては、サザンのカバーが馴染み深いです。
‡ゴジラVSビオランテで斉藤由貴さんの「夢の中へ」が流れたのも有名ですね。これもイントロ部分のみですが、前奏の途中でゴジラが接近したためにコンサートが中止というシーンで用いられていました
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12134642677