過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日のTHE BEATLESだヨ(=^◇^=)


 ビートルズ赤盤・青盤リリースの背景(その1)
 2012(平成24)年10月13日(土) テーマ:ビートルズ ビートルズのベスト盤として、
 2000(平成12)年11月13日(月)に『THE BEATLES 1』がリリースされ、世界的にチャート・インしてヒット作となりましたが、これはビートルズの解散後30周年を記念して企画されたアルバムであり、新たなビートルズ・ファン創造のための導入ツールという側面も持っていました。やはりベスト盤として長年、世界中で最も親しまれたアルバムが『The Beatles 1962-1965』(いわゆる赤盤)、『The Beatles 1966-1970』(いわゆる青盤)でしょう。この2枚のアルバムが何故リリースされたのか、その背景を今回探ってみましょう。1970年ビートルズは、正式に解散しました。実際には1969年のアルバム『アビイロード』のレコーディングが同年夏に行われて以来、4人が顔を合わせる機会は皆無となり、事実上解散状態となっていたのです。このことは、1970年5月にリリースされたアルバム『レット・イットビー』がラスト・アルバムとしてリリースされた後には、ビートルズとして新しいアルバムが制作される事は無くなったことを意味していたのでした。ビートルズ・ファンの渇望を癒したのは、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターのそれぞれの名の下にリリースされ始めたソロ作品たちでしたが、それでもやはりファン心理としては、ビートルズの名は絶対的であり、あの素敵な4人組ファブ・フォーによって制作される作品集に比較しようがなかったのも事実でした。そのファン心理を見透かしたように、海賊盤メーカーが“ビートルズ”の夢の作品集をリリースしたのです。それが通称『アルファ・オメガ』と呼ばれたアルバムでした。(ビートルズのブートレッグ編集盤『Alpha Omega』のジャケット)1973年1月、突如アメリカのテレビで公式版と銘打って宣伝され、通信販売で頒布されたアルバムがこの『アルファ・オメガ』でした。もちろん公式版であるはずもなく、その音源も、正規にリリースされたアルバムから盗み取ったものだったのです。そのアルバムには、4枚組・2巻の大ボリュームに119曲が収録されていました。(その内容は下記の通りです。長くなりますが、ご参考までに掲載しておきます。)そしてこれに大きく反応したのが、キャピトル・レコードと、当時ビートルズのアップルの経営を任されていたアレン・クラインでした。この続きはまた明日。
『The Beatles Alpha Omega Vol.1』(Audio Tape ATRBH-3583)4枚組LP
①(1)Act Naturally 
A(2)All I’ve Got To Do 
 (3)All My Loving 
 (4)And I Love Her 
 (5)Baby’s In Black 
 (6)Yesterday 
 (7)Ballad Of John And Yoko 
 (8)Bangla Desh■01
①(1)Can’t Buy Me Love 
B(2)Come Together 
 (3)Day Tripper 
 (4)Do You Want To Know A Secret 
 (5)Eight Days A Week 
 (6)Eleanor Rigby 
 (7)Uncle Albert■02
②(1)I Should Have Known Better 
A(2)It Won’t Be Long 
 (3)I Want To Hold Your Hand 
 (4)Lady Madonna 
 (5)Ticket To Ride 
 (6)Lucy In The Sky With Diamonds 
 (7)Michelle 
 (8)Mr. Moonlight 
②(1)I Feel Fine 
B(2)If I Fell 
 (3)I’ll Be Back 
 (4)Hey Jude 
 (5)I’m A Loser 
 (6)I’m Happy Just To Dance With You 
 (7)I Saw Her Standing There 
③(1)Nowhere Man 
A(2)Ob-La-Di, Ob-La-Da 
 (3)Paperback Writer 
 (4)Penny Lane 
 (5)Help 
 (6)Roll Over Beethoven 
◆◆SIDE 5 の6曲目と7曲目の間にもう1曲収録されている。レコードラベルにも曲名がない。聞き覚えのある曲なのだが、それほどBEATLESに詳しいわけでもないので曲名が分からない。
  http://zeyrock.web.fc2.com/beatles.html
 (7)Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 
③(1)Get Back 
B(2)Hello Goodbye 
 (3)Revolution No.1 
 (4)Here Comes The Sun 
 (5)I’ll Follow The Sun 
 (6)Imagine■03
 (7)Honey Don’t
④(1)We Can Work It Out 
A(2)With A Little Help From My Friends 
 (3)Yellow Submarine 
 (4)Baby You’re A Rich Man 
 (5)You Can’t Do That 
 (6)You’ve Got To Hide Your Love Away 
 (7)Maybe I’m Amazed■04
 (8)A Hard Day’s Night
④(1)She Loves You 
B(2)Something 
 (3)Strawberry Fields Forever 
 (4)Tell Me Why 
 (5)The Long And Winding Road 
 (6)Let It Be 
 (7)Everybody’s Trying To Be My Baby
『The Beatles Alpha Omega Vol.2』(Audio Tape ATRB-4)4枚組LP
⑤(1)No Reply 
A(2)Rock And Roll Music 
 (3)Too Many People■05
 (4)Heart Of The Country■06
 (5)Back Seat Of My Car■07
 (6)Magical Mystery Tour 
 (7)The Fool On The Hill
⑤(1)Lovely Rita 
B(2)When I’m Sixty-Four 
 (3)A Day In The Life 
 (4)Getting Better 
 (5)You’ve Got To Hide Your Love Away 
 (6)Another Girl 
 (7)Good Day Sunshine 
⑥(1)Taxman 
A(2)She Said She Said 
 (3)All Together Now 
 (4)Pepper Land(George Martin Orchestra)■08
 (5)Crippled Inside■09
 (6)Oh Yoko■10
 (7)I’m Looking Through You 
⑥(1)I’ve Just Seen A Face 
B(2)Norwegian Wood 
 (3)You Won’t See Me 
 (4)Lovely Linda 
 (5)Drive My Car 
 (6)Dr. Robert 
 (7)What Goes On 
 (8)My Sweet Lord■11
⑦(1)All Things Must Pass■12
A(2)Apple Scruffs■13
 (3)Baby It’s You 
 (4)A Taste Of Honey 
 (5)You Never Give Me Your Money 
 (6)She Came In Through The Bathroom Window 
 (7)Maxwell’s Silver Hammer 
 (8)Golden Slumbers 
⑦(1)Mean Mr. Musterd 
B(2)Love Me Do 
 (3)Twist And Shout 
 (4)Please Please Me 
 (5)P.S. I Love You 
 (6)Dizzy Miss Lizzy 
 (7)Rocky Raccoon 
 (8)Helter Skelter 
⑧(1)Kansas City 
A(2)Tell Me What You See 
 (3)I Don’t Want To Spoil The Party 
 (4)Back In The USSR 
 (5)Birthday 
 (6)Goodnight 
 (7)Why Don’t We Do It In The Road 
 (8)Across The Universe
⑧(1)Maggie Mae 
B(2)Two Of Us 
 (3)I’ve Got A Feeling 
 (4)Dig A Pony 
 (5)All You Need Is Love 
 (6)I Am The Walrus 
 (7)Being For The Benefit Of Mr. Kite
 https://ameblo.jp/74strat/entry-11378255458.html
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 ビートルズ赤盤・青盤リリースの背景(その2)
 2012(平成24)年10月14日(日) テーマ:ビートルズ ビートルズのベスト盤として長年、世界中で最も親しまれたアルバム『The Beatles 1962-1965』(いわゆる赤盤)、『The Beatles 1966-1970』(いわゆる青盤)。この2枚のアルバムが何故リリースされたのか、その背景を探ってみる話の第二回目です。昨日のブログで、
‡1973(昭和48)年01月に海賊盤の『The Beatles Alpha Omega Vol.1』『The Beatles Alpha Omega Vol.2』が、アメリカのテレビで通信販売されたことをお話ししました。このアルバムには、ビートルズの曲のみならず、ジョン、ポール、ジョージのソロ・アルバムからの曲まで収録していて、しかも音源はそれぞれの正規版からのコピーという無軌道振りでした。しかしその無軌道振りが受けたのか、好調なセールスを呼んだのでした。これに慌てたのが、アメリカでのビートルズの音源の正規販売元であるキャピトル・レコードと、ビートルズの利益を代表したアップルの経営担当責任者であったアレン・クラインでした。
 1973(昭和48)年03月、アレン・クラインは、最も話を進め易いジョージ・ハリスンに的を絞って、この件によるビートルズ側の損失について説明し、アップルの取締役であるジョージの利益を代表して、この海賊盤をテレビ広告に乗せたテレビ局を相手に訴訟を起こしたのでした。このクラインの判断は、正鵠でした。当時、ポールはクラインとは、代理人契約を結んでおらず、さらにジョンはヨーコとの活動に集中していて、ビートルズに関する興味をもはや失っていたのです。ジョージを落とせば、リンゴはついてくると睨んだクラインはさすがにしたたかでした。さらにクラインは、キャピトル側にはすぐに正規のビートルズのベスト盤の編纂を要請し、同時にジョージにその選曲を依頼します。その時にクラインは、ジョージへの恩返しの意味合いも含め、本来ではベスト盤に収録されるはずもない「オールド・ブラウン・シュー」をも選曲に含めさせるという、離れ業を見せています。同様にリンゴに対しても「オクトパス・ガーデン」を選曲に入れる事で謝意を示しています。(反対に『アビイロード』に収録されているポールの曲は全く無視されました)こうして
 1973(昭和48)年04月02日(月)、ビートルズの赤盤『1962-1965』、青盤『1966-1970』が米国キャピトル・レコードからリリースされました。企画は米国キャピトルで進められていたため、英国でのリリースは大幅に遅れて、
 1973(昭和48)年04月20日(金)に遅れています。この企画盤は、好調にセールスを延ばし、赤盤は米国ビルボード誌で3位、キャッシュボックス誌で1位を獲得、青盤はビルボード誌1位、キャッシュボックス誌3位を獲得、さらに英国でもメロディメーカー誌で両盤ともに1位を獲得して、ビートルズ人気の根強さを見せつけてくれました。この青盤、赤盤の成功は、EMI/キャピトルに味を占める結果をもたらし、後に『Rock’n’Roll Music』『Love Songs』『Reel Music』といった編集盤を生み出すことになるのでした。
 https://ameblo.jp/74strat/entry-11378989473.html

 


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 ┃ 『give my regards to BROAD STREET“ヤァ!ブロード・ストリート”』 ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
 1982(昭和57)年11月05日(fri) recording Start
 1984(昭和59)年07月26日(thu) recording The End.
 1984(昭和59)年10月22日(mon) Soundtrack album released
 1984(昭和59)年10月23日(tue) US released ※musical drama film
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 https://music.amazon.co.jp/albums/B00BKB6N3G
 https://en.wikipedia.org/wiki/Give_My_Regards_to_Broad_Street
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 ┏━━━━━━━━━━━━┓
①┃ ♪Good Day Sunshine♪ ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。実にこのアルバムからは4曲選ばれている事からも、ポールがいかにこの時期に充実してたのかが伺えよう。映画の中ではオープニングでポールが車でレコード会社に向かう場面のBGMで使用されている。このバージョンはポールが全ての楽器を演奏しており、また間奏はジョージ・マーティン本人が弾いているという完コピ度高め。
 ┏━━━━━━━━━┓
②┃ ♪Yesterday♪  ┃
 ┗━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この時はストリングスではなくホーンを取り入れている。ちなみに管理人は音楽の授業でこの曲を聴き『ヤァ!ブロードストリート』で初めてこの曲を聴いた。そこからずるずるとビートルズにハマりこんで行ったから、この曲は特に思い出深いのであるw
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
③┃ ♪Here, There and Everywhere♪ ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。実にこのアルバムからは4曲選ばれている事からも、ポールがいかにこの時期に充実してたのかが伺えよう。映画の中ではレコーディング風景で♪イエスタデイ♪に続いてメドレー形式で歌われた。ホーン4重奏を取り入れたアレンジになっている。また冒頭の歌詞を♪I need a Love of my own♪と変更している。このメドレーはポールのソロ作品の♪ワンダーラスト♪と続く3曲メドレーなんだが、その曲の部分のみリンゴがドラムで参加している。前2曲のビートルズナンバーへの参加をリンゴは「半分でビートルズなんてイヤだ」と断ったために、映画ではポールに「ブラシで叩いて」と頼まれたリンゴが、ブラシを探し回ってる内に2曲終わってしまい、見つけて戻ってきたら♪ワンダーラスト♪になってたので、ブラシを放り投げてスティックに持ち替えるという処理がされていた。なお、この録音風景にはジョージ・マーティンも参加しており、ファンにはたまらない内容である。(映画自体は・・・ちょっと困りもんだけど)
 ┏━━━━━━━━━┓
④┃ ♪For No One♪ ┃
 ┗━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。アレンジはアコースティック・ギターと弦楽4重奏(♪イエスタデイ♪と同じ)+フレンチホルンに変更されている。映画の中ではBBCのスタジオで歌われて、その後にすぐ♪エリナー・リグビー♪も演奏された。
 ┏━━━━━━━━━━┓
⑤┃ ♪Eleanor Rigby♪ ┃
 ┗━━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。映画の中ではBBCのスタジオで♪For No One♪を歌った後に歌われて、その後ポールの妄想世界へ入っていく場面で使われた。♪エリナーの夢♪、というインストとメドレー。長い。
 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
⑥┃ ♪THE LONG AND WINDING ROAD♪  ┃
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛1984(昭和59)年の映画『ヤァ!ブロードストリート』でポールは6曲のビートルズナンバーを(スタジオ作品としては)初リメイクしているが、この曲も取り上げられている。メロウなサックスで始まるなんともAORなアレンジがなんともいい感じである。ちなみに管理人は一番最初にこの曲を聴いたのがこのバージョンであった。だからこのオーケストラバリバリの♪レット・イット・ビー♪バージョンを聞いたときは目が点になったもんである。なお、ポールは1990年にも『フラワーズ・イン・ザ・ダート』のボーナスCDにも、この曲のリメイクバージョンを収録している。
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 ①https://beatlesdata.info/7/08_gooddaysunshine.html
 ①https://en.wikipedia.org/wiki/Good_Day_Sunshine
 ②https://beatlesdata.info/5/13_yesterday.html
 ②https://en.wikipedia.org/wiki/Yesterday_(Beatles_song)
 ③https://beatlesdata.info/7/05_herethereandeverywhere.html
 ③https://en.wikipedia.org/wiki/Here,_There_and_Everywhere
 ④https://beatlesdata.info/7/10_fornoone.html
 ④https://en.wikipedia.org/wiki/For_No_One
 ⑤https://beatlesdata.info/7/02_eleanorrigby.html
 ⑤https://en.wikipedia.org/wiki/Eleanor_Rigby
 ⑥https://beatlesdata.info/14/10_thelongandwindingroad.html
 ⑥https://en.wikipedia.org/wiki/The_Long_and_Winding_Road
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