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01┃『ペット・サウンズ』日本盤CDの変遷 No.01 ┃
┃ 『Pet Sounds』The Beach Boys 廃盤 ┃
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‡1988(昭和63)年12月21日(水) CP28-1003 2,800円(消費税導入前)
シリーズ名・・・ GREEN LINE 2800 TAX
ジャケット・・・曲目の表記なし
01~13『PET SOUNDS』全曲
14 UN-RELEASED BKG'S
15 HANG ON TO YOUR EGO
歌詞・対訳付(対訳:中川五郎)
ライナーノーツ
○山下達郎
・『ペット・サウンズ』の背景
・『ペット・サウンズ』の音楽的諸要素と技術的諸要素
・アルバム・ジャケット、その他
・CD化された『ペット・サウンズ』
・曲目解説
備考・・・CDP-7 48421 2 世界に先駆けてCD化されたものの、すぐに回収となった
備考・・・昭和最初で?最後の『ペット・サウンズ』のCD作品ですヨ(=^◇^=)
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http://www.yutopia.or.jp/~oouchi/ty/05supervise/petsounds.html
https://www.udiscovermusic.jp/stories/beach-boys-pet-sounds-remains-work-art
https://en.wikipedia.org/wiki/Pet_Sounds
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ブライアン・ウィルソンの『PET SOUNDS』とポール・マッカートニーのこと
2009-09-16 17:13
★ブライアン・ウィルソンが作曲したなかで、ぼくが、もっとも好きな曲の1つが「God Only Knows」だ。60年代にはビーチボーイズに関心がなかったので、この曲をちゃんと聴いたのは、ずっとあとになってしまった。いまは、クルマのなかでビーチボーイズやブライアン・ウィルソンのソロ・アルバムを時々聴く。むかしは、キレイすぎて気持ち悪かった彼らのコーラスが、心地よく響いてくる。特に「God Only Knows」は、リピートで聴いたりする。
★♪God Only Knows♪は、ビーチボーイズの問題作『PET SOUNDS』に収録されている。このアルバムを、ブライアン・ウィルソンは、ビーチボーイズのツアー中(ブライアンは不参加)、スタジオ・ミュージシャンを使い、ヴォーカルをのぞいてすべて完成させてしまった、という。簡単にいえば、ブライアンのソロ・アルバムのようなものだ。有名な話だけれども、これまでのサーフィン・サウンドとかけ離れた『PET SOUNDS』を、ビーチボーイズのメンバーもレコード会社も酷評し、認めなかった。これで、ブライアンは孤立する。shiropさんがいうように、ビートルズの場合、メンバーがどのような新しい実験を試みても、他のメンバーやジョージ・マーチンは熱心に耳を傾けて、一定の理解と協力を惜しまなかった。これは、ビートルズとビーチボーイズの大きな違いで、グループ内に理解者を得られないブライアンは、孤独だった。
★しかし、意外なところに知己はいるもので、ブライアンの『ペット・サウンド』を援護したのは、ポール・マッカートニーの発言だった。ポールいわく。「『SGT. PEPPER'S』は、『PET SOUNDS』から刺激を受けてつくった」さらにその後、ポールは、大好きな1曲として「God Only Knows」をあげている。ポールの発言は、孤立を深めていたブライアンを、どれほど勇気づけたろう。ブライアン・ウィルソンはいま、自身のライブで「God Only Knows」を演奏するとき、「ポール・マッカートニーの好きな曲です」と、誇らしく紹介することがある。<天才のみ天才を知る>ということだろうか?
★その天才同士の<友情>が共演として結実したのは、『PET SOUNDS』(1966年)発表から38年後、、、2004年にブライアン・ウィルソンが発表した『GETTIN' IN OVER MY HEAD』というアルバムだった。このアルバムに収録されている「A Friend Like You」で二人は仲良くヴォーカルを分けあっている。
■映像&音楽「天才のみ天才を知る」
●ブライアン・ウィルソン「God Only Knows」
●ブライアン&ポールの共演「A Friend Like You」
http://d.hatena.ne.jp/beatle001/20090916/1253088817
1988年 日本で世界初CD化 モノラルのみ
P.PS88.12.21.JPG - 46,256BYTES
1988年12月21日発売の日本盤(CP28-1003)。世界初CD化。2,800円(当時は消費税なし)。
アルバムの13曲(モノラル・ミックス)に以下のボーナス・トラックを追加。
14. Unreleased Backgrounds 「Don't Talk」のバック・コーラス
15. Hang On To Your Ego 「I Know There's An Answer」の最初の歌詞バージョン(リード・ボーカルはすべてブライアン)
キャピトルから送られてきたマスターに入っていたボーナス・トラックごとCD化したところ、「そんな許可は出しとらん」ということで回収になった。どっちに問題があったのかは知りませんが。
山下達郎の入魂の解説はその後も一部を増補改訂しながら付けられていた(1990年のTOCP-6519、1997年の 『セッションズ』、2006年の40周年記念盤、2008年のSHM-CD、2012年のモノ&ステレオ盤、2014年の紙ジャケ盤、2016年の50周年記念盤などを除く)。
【この盤のモノラル】 ※以降「初CD化モノラル」と表記する
ラリー・ウォルシュとマーク・リネットによる1987年のリマスター。
全編を通してほとんどノイズがない。
目立つのは「You Still Believe In Me」の1分12秒あたりの「strong」のあとの「プツッ」というノイズぐらい(このノイズは以降のすべてのモノラルに入っている)。
ノイズについて : 「You Still Believe In Me」の「プツッ」は1分12秒にはあるが1分57秒のあたりにはなし/「That's Not Me」の15秒あたりの「プチプチ」なし/「Let's Go Away For Awhile」の1分あたりの「ブツッ、ブツッ、ブツッ」なし/「Sloop John B」のイントロや1分31秒、1分36秒あたりの「ボコッ」なし/「Pet Sounds」の0:55あたりの音揺れなし
http://agttbb.web.fc2.com/petsounds.html