過去の今日の出来事etSETOraですヨ(=^◇^=)

過去の今日の円谷プロダクション中心の特撮作品だヨ(=^◇^=)


 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓2012(平成24)年12/7(金)公開
 ┃ 『ウルトラセブン』ハイビジョンリマスター版 ┃円谷プロ×WOWOW
 ┃ ダン(森次氏)×アンヌ(ひし美氏)特別対談 後編 ┃ 共同プロジェクト
 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛  構成/友井健人
1967年に『ウルトラセブン』はTBS系で放送された。TBSがある赤坂は、円谷プロダクションがあった世田谷の砧と並んで、『ウルトラセブン』の故郷ともいえる場所。そして2012年。同じく赤坂のWOWOWから、ハイビジョンリマスター版として生まれ変わった『ウルトラセブン』が放送される。セブン、宇宙人、怪獣、メカニック、そして主役のモロボシ・ダンとヒロインの友里アンヌ。傑作SFドラマの魅力の全てが美しい映像で蘇る。11月22日、赤坂のWOWOW本社にてハイビジョンリマスター版が初披露された。そして、ダン=森次晃嗣と、アンヌ=ひし美ゆり子が顔を揃えて、トークショーと対談で大いに盛り上がった!
写真◆モロボシ・ダン役の森次晃嗣さん
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 |ヒロイン・アンヌから見たヒーロー・ダンの魅力とは?|
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ひし美:ダンの魅力かぁ。うーん、なんでしょうねえ……。
森次:俺のことだよ。言いにくいだろう?(笑)
ひし美:お芝居だったから、何も感じなかったのよ。演じる側と、見る側では、気持ちが違うんです。やっぱり。
森次:ダンは名セリフがいっぱいある。「血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」(第26話「超兵器R1号」)、「アマギ隊員がピンチなんだよ!」(第49話「史上最大の侵略 後編」)。正義感が強いし、仲間への思いやりも深いんだよ。ダンみたいな男になれば、自然と女性たちも「ステキ!」となるから、男性諸君は見習って欲しいな(笑)。
ひし美:でもね、最終話でアンヌが、ベッドで体調が悪くて苦しんでいるダンの額の汗を拭いてあげるじゃない?(48話「史上最大の侵略 前編」) あんな女らしいことをしてたんだわね~。
森次:忘れちゃってたんだ(笑)。
ひし美:だって、『セブン』の最終回って、テレビなんかで必ず紹介されるのは「たとえ宇宙人であろうと、ダンはダンだもの!」でしょう。あの告白が強烈で、やった自分も、他のシーンは、全く忘れてたのよね(笑)。
森次:ダンの汗を拭くアンヌは、まるでダンのお母さんだよ。アンヌの母性。これがダンの心に響いて、とうとう、ダンはアンヌに「僕は……!」って告白する、そういう流れなんだよ。
ひし美:それでアンヌが「待って!」って止めても、振り切って変身するのよね。
森次:そう、突き飛ばして変身するんだ(笑)。
ひし美:今になって知ることって、いっぱいあるのね。『セブン』が始まる頃の新聞記事を見たら、私、こんなことを言ってるの。「ダン隊員に寄せる恋心を、どう表していいか、それが悩みのひとつです」って。私はダンとアンヌって、てっきり、最初はただの同僚で、だんだん恋心が芽生えて、深まって最終回になったって思ってたの。ところが、アンヌには最初からある設定だったのね、ダンへの思いが。
森次:最初の頃から「ダ~~ン!」って、甘えた声で呼んでたじゃないの(笑)。
ひし美:アハハ、忘れてました(笑)。あと新聞記事で「猛暑の中の撮影でアセモができます」とも言ってる。やっぱり制服は暑かったみたいね~(笑)。
森次:だって、真夏に空調もないスタジオで照明をガンガンたいてるんだもの(笑)。
ひし美:真夏は、外に出た方が「あ~涼しい」ってね(笑)
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 |クサくないのがダンとアンヌの芝居の良さ。でも「封印」したい時期もあった?|
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森次:ダンとアンヌのシーンはいろいろやったね。映画館で並んで大きなセンベイかじって、遊園地でコーヒーカップに乗ったり(第28話「700キロを突っ走れ!」)、モーターボートに乗ったり(第41話「水中からの挑戦」)。でもダンにしてみれば、アンヌとはウルトラ警備隊の中の「仲良し」だよ。だって、宇宙人のダンにしてみれば「地球人とは恋はできない」って、思っていたはずなんだ。
ひし美:アンヌはダンを宇宙人とは知らないから、恋心を抱いていたのね。恋心を表すのは「新人だから地でやるしかない!」って感じだったと思うな。
森次:僕も同じ。新人だから地でやっていた。
ひし美:役作りなんてできる器用な女優じゃなかったもの(笑)。でも、地とは言っても、私たちの間に、恋心なんて、微塵もなかったわよね(笑)。
森次:なかったねえ、全然(笑)。でも、そこもよかったんだよ。もしあったら、画面に出てしまうものね。
ひし美:ベタベタした感じになっちゃったかもね。
森次:だから今も新鮮なんだよ。「ダーク・ゾーン」(第6話)で、ダンが「弱虫さん」ってアンヌのオデコを突っつくのも、お茶目でいいじゃないの。
ひし美:満田監督の特訓のおかげよね。
森次:そうそう。1時間早くスタジオ入りしてリハーサルをしてね。満田監督に、感謝、感謝ですよ。
ひし美:つまり、演技がクサくないのがいいわよね、見直すと。
森次:そう、クサくない!
ひし美:ソガ隊員のアチさん(阿知波信介)とは違う!(笑) アチは芝居がクサいのが味だったのね(笑)。
森次:ダンの「血を吐きながら続ける悲しいマラソンですよ」って有名なセリフがある。今だったらあんなに素直に言えないよ。今じゃ重々しく響かせる芝居を覚えてしまったから、逆にできない。当時は、素直にストレートにしかできなかった。でも、よかったんだ。
ひし美:今だと、時代劇みたいな節回しで「血を吐きながら~続ける~~」なんてやっちゃうのかしら(笑)。いつも、飾らずにお芝居してるダンとアンヌ。 
森次:それがいいんだよ。
ひし美:正直にいえば、最初の放送が終わって何年かは「ウルトラセブンの話はやめて欲しいな」「恥ずかしい」って思った時期もあったの。だって、ニキビがアップで映ってたりするじゃない(笑)。
森次:実相寺監督の「狙われた街」だね。
ひし美:近所のおばさんに「『ウルトラセブン』の地谷子ちゃん(本名)は、オヘチャでカワイイわよね」って言われたりして「も~~っ恥ずかしい!」ってときもあったのね。オヘチャって、アンパンみたいに丸い顔に目と鼻、みたいな意味よ(笑)。
森次:若かったからねえ(笑)。
ひし美:それが変わったのは、放送が終わって10年くらいしてからかな。ウルトラシリーズの第二次ブームみたいのがあって、急に家を訪ねてくる熱心なファンの人とかいて、「あ~、こんなに愛されてたんだ」って、感激したのね。
森次:僕もそうだよ。昔の自分を見られるのが恥ずかしいというかね。一時は「ダンは封印」みたいな気分もあった。でも、気がつけば、そんな迷いは乗り越えてしまったよな、俺たちは(笑)。
ひし美:「恥ずかしい」って思った時期がウソみたいで、今じゃ「ダンです!」「アンヌです!」だもんね(笑)
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 |もう一度出会いたい撮影アイテム。『ウルトラセブン』アナログ特撮の魅力!|
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森次:昨年、僕の店の「ジョリー・シャポー」から、ウルトラセブン制作当時のマスクが盗まれてしまった……残っていたセブンの全身から、ボロボロになっていた体のウェットスーツ部分は切り離して、首から上をキレイに塗り替えた。そして飾っていたんです。大切な宝物だよ。今も見つかっていない。返してください!
ひし美:撮影当時のものだものね。
森次:ウルトラ警備隊のヘルメットはひとつ持っているんだよ。アマギ隊員の古谷敏ちゃんが使ったものだけど。
ひし美:確か、隊員のヘルメットの内側は、それぞれ名前が書いてあった。隊員服は2着ずつあったわよね。
森次:当時のものは、なぜだかファンの方が、どこかで手に入れて保存していることが多いんだよな。「ダン」って書いてある僕の隊員服も、今も誰かが持っているんだろうな。
ひし美:私はアンヌのものって、何も持っていないの。
森次:作品を見るといろいろ思い出す。「ノンマルトの使者」(第42話)で海辺で着ている海パン、白いニット、あれは僕の自前、私物だった。どうなったんだろうな。撮影後、返してもらったのかね?
ひし美:最近、思い出したの。「ミス10代女王コンテスト」っていう、大信田礼子さんが優勝したミスコンが当時あってね。そのとき、東宝の新人女優が何人か駆り出されたの。出場者の数の水増しで。つまりサクラね(笑)。私も東宝の新人だったから、行けっていわれて出たわけ。その水着審査で、全員が同じ水着を支給されて、終わった後はもらえたの。「ノンマルトの使者」でアンヌはピンクの水着を着てるでしょ。アレがそうよ(笑)。
森次:それは今あるの?
ひし美:ないない(笑)。
森次:どうなったんだろうねえ。
ひし美:捨てられたのよ。きっと家族に「こんなのいらないだろう」って。
森次:あったら凄い価値なのにね。ひどい家族だ(笑)。僕らの撮影小道具だけじゃなくて、『ウルトラセブン』は特撮のミニチュアも大変な価値があるね。アナログの世界。ピアノ線の世界だね。ウルトラホーク1号なんて、基地の山が割れて発進していく。最高じゃないの。「フォース・ゲート・オープン!」ってドックに声が響いてね。ホーク3号は滝から飛び出す。水で叩かれてグッと下がってから飛んでいくよ。いいよ! あれがミニチュア特撮の魅力だよ。撮影がアナログ、つまりフィルムだったから、今回のようにリマスターされて生まれ変わって、さらにキレイになるんだ。ビデオで撮ったドラマは、こうはいかない。フィルムってのは、時間がたっても、しっかり残る。くじけないんだ。
ひし美:ウルトラシリーズは最近の作品もフィルムで撮っているのかしら?
森次:それは僕に聞かないでくれよ(笑)。(注:1990年代の作品はフィルム撮影してビデオに変換して編集、近年の作品は高精細なハイビジョンカメラで撮影されるなど、フィルムの魅力を継承している)。僕らも年末年始は『ウルトラセブン ハイビジョンリマスター版』を見ようよ。
ひし美:年越しそばを食べながら見ましょうよ!(笑)
森次:しかし、まあ、お互い変わらないって言うか、アンヌとダンは何十年たってもダンとアンヌだよなぁ。
ひし美:そりゃそうよ。「ダンはダンだもの!」(笑)。
 http://www.wowow.co.jp/drama/ultra/ultraseven/interview/interview02.html


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 ┃『ウルトラマンの現場~スタッフ・キャストのアルバムから~』┃
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‡2016(平成28)年12月07日(水) 判型/頁A4判/176頁 ISBN9784096822357
 監/円谷プロダクション 定価本体4,500円+税
〈 書籍の内容 〉ウルトラマンの現場を語る、記録写真集 誰もが知っている特撮テレビ番組の元祖『ウルトラQ』『ウルトラマン』は、今年放送開始50年を迎えました『ウルトラQ』『ウルトラマン』の写真は、誕生から現在に至るまで、様々な書籍でその写真が紹介されています。ですがそれらは、制作元である円谷プロダクションが所蔵するものがほとんどです。しかし、円谷プロダクション以外にも、当時のスタッフやキャストがプライベートに撮影、所有していたスナップが現存しております。本書は、独自取材で入手したそれらのアルバムから、テレビ史や特撮史においても非常に貴重な写真を中心に構成しているものです。写真の解説では、当時の現場をよく知る監督・脚本家・美術・俳優陣などから詳細にお話を伺い、その写真が映し出している現場の空気感を伝えております。TVにかぶりつきながら夢中になって見ていた当時の子供たちには、その時代の熱い気持ちを、懐かしさと共に思い出していただきたい。そして現代を生きる人々には、創作する現場の凄みと同時に、そこに流れる温かな空気を感じ取ってもらいたい。そのような思いを込めて作る、一大記録写真集です〈 編集者からのおすすめ情報 〉写真はもちろんですが、その解説にも、当時現場に立ち会われていた方々からお話を伺い、記載しております。そのため「記録」という意味を込めさせていただきました。今まで円谷作品を追いかけてきたファンの皆様にとっても、驚くような写真が数多く掲載されておりますのでご期待ください!
 https://www.shogakukan.co.jp/books/09682235

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