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┃ CHUCK BERRY チャック・ベリー ┃ 1926(大正15)年10月18日(月) 生誕
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛†2017(平成29)年 3月18日(土) 逝去 90歳
第41位『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー』
第⑤位『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト』
第⑥位『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト』2003年第⑥位
第⑦位『ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト』2011年の改訂版第⑦位
「ロックン・ロールの創始者」チャック・ベリーさん死去
2017(平成29)年 3月19日(日) 12:23 配信 TBS系(JNN)ロックンロールの創始者の一人、チャック・ベリーさんが18日、アメリカ・ミズーリ州の自宅で亡くなりました。90歳でした。印象的なギターフレーズや「ダックウオーク」と呼ばれる独特のステージアクションがトレードマークで、1955年のデビュー以来、「ロール・オーヴァー・ベートーヴェン」「ジョニー・B・グッド」などヒット曲を連発。ビートルズやローリング・ストーンズをはじめ多くのミュージシャンに決定的な影響を与えました
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https://en.wikipedia.org/wiki/Chuck_Berry
https://beatlesdata.info/2/08_rolloverbeethoven.html
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ THE BEATLES Live at The Casbah Coffee Club ┃
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‡No.32 1962(昭和37)年 3月18日(sun) The Casbah Coffee Club
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https://en.wikipedia.org/wiki/The_Casbah_Coffee_Club
http://www.petebest.com/casbah-coffee-club.aspx
http://gejirin.com/beatles/history/1926-1959/19590829_live_casbahcoffeeclub1.html
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┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ 『THE BEATLES Interviews Database』 ┃
┃ 163 Beatles interviews & press conferences ┃
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‡1965(昭和40)年3月00(???)
‡No.062(03) 1965-0300(???)- McCartney & Starr / Beatles Book Monthly (1 photo) Paul McCartney and Ringo Starr record a comical chat for Beatles Book.
Paul McCartney & Ringo Starr Interview: Beatles Book Monthly, March 1965
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http://www.beatlesinterviews.org/db1965.03bb.beatles.html
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┃ Spring 1963 CHRIS MONTEZ AND TOMMY ROE with THE BEATLES ┃
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‡No.09 (mon)18 March 1963 Gloucester, Regal
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https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_the_Beatles%27_live_performances
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参考パンフ■The Beatles/Chris Montez/Tommy Roe 1963 Tour Programme £130.00 22:18 2017/03/18 9th March 1963 to 31st March 1963. A 12 page UK Beatles tour programme with Chris Montez/ Tommy Roe headlining. It measures 20cm x 26cm (8inches x 10inches). Condition is very good plus.
https://www.tracks.co.uk/product/b23269-the-beatleschris-monteztommy-roe-1963-tour-programme-uk/
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┃ ビートルズのシングル作品 英国(イギリス)リリース ┃ジョージの曲が初めて
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛シングル(B面)に採用(=^◇^=)
A面♪Lady Madonna (レディ・マドンナ)♪
B面♪The Inner Light (ジ・インナー・ライト)♪
英:1968(昭和43)年 3月15日(fri) Parlophone-R5675
‡米:1968(昭和43)年 3月18日(mon) Capitol-2138
日:1968(昭和43)年 4月21日(sun) 東芝音楽工業 ODEON-OR1902/Apple-AR1902/EMI:ODEON-EAR20237
私が録音したテープで、浜田省吾が高校1年(1968年)の時に自宅で♪レディ・マドンナ♪
をギター1本で歌っているというのがありますが(浜田君も覚えてないでしょう)http://www.thisboy.co.jp/liverpool03.html
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http://rock-t.info/beatles-discography-ladymadonna-theinnerlight.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Lady_Madonna http://www9.plala.or.jp/giw0011/EP3.html
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音源◆Paul McCartney - Home Recordings https://youtu.be/WYFvw3YXKG8
†February-March 1966
01. Eleanor Rigby [0:00]
02. Improvisation (Avant Garde Tape) [0:19]
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┃ THE BEATLES America Single Release ┃
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‡27.1968(昭和43)年03月18日(mon) 1 19 Capitol 2138 ♪Lady Madonna♪/♪The Inner Light♪【米;3週4位/96位】
28.1968(昭和43)年08月26日(mon) 2 1 Apple 2276 ♪Hey Jude♪/♪Revolution♪【米;9週1位/3週12位】
*************************** http://www.uta-net.com/song/8783
http://yokono.co.uk/collection/beatles/usa/single/usa_single.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%BA%E3%81%AE%E4%BD%9C%E5%93%81
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2003年3月18日 AM10:00
あらためてこの曲を聴く時が…来てしまった!
『イマジン』のメッセージは届かなかったのだろうか?タイムリミットはあと48時間
『イマジン』が流れる中…悲惨な映像は…もう見たくない。
音入◆http://www22.atpages.jp/glassonion/imagine.html
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓‡1996/03/18(mon) JP、UK
①┃ 『THE BEATLES ANTHOLOGY 2』 ┃ 1996/03/19(tue) US
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 〇Disc one〇
01.♪Real Love♪ c.July 1979; February 1995 The Dakota, New York City, New York US; Hogg Hill Mill, Icklesham, UK[citation needed] 3:54
02.♪Yes It Is♪ (Takes 2 & 14) 16 February 1965 EMI Studios, London, UK 1:50
03.♪I'm Down♪ (Take 1) 14 June 1965 EMI Studios 2:53
04.♪You've Got to Hide Your Love Away♪ (Takes 1, 2 & 5; mono) 18 February 1965 EMI Studios 2:45
05.♪If You've Got Trouble♪ 18 February 1965 EMI Studios 2:48
06.♪That Means a Lot♪ (Take 1) 20 February 1965 EMI Studios 2:27
07.♪Yesterday♪ (Take 1) 14 June 1965 EMI Studios 2:34
08.♪It's Only Love♪ (Takes 3 & 2; mono) 15 June 1965 EMI Studios 1:59
09.♪I Feel Fine♪ (live on Blackpool Night Out; mono) 1 August 1965 ABC Theatre, Blackpool, UK 2:16
10.♪Ticket to Ride♪ (live on Blackpool Night Out; mono) 1 August 1965 ABC Theatre 2:45
11.♪Yesterday♪ (live on Blackpool Night Out; mono) 1 August 1965 ABC Theatre 2:43
12.♪Help!♪ (live on Blackpool Night Out; mono) 1 August 1965 ABC Theatre 2:55
13.♪Everybody's Trying to Be My Baby♪ (live at Shea Stadium; mono) 15 August 1965Shea Stadium, New York City 2:45
14.♪Norwegian Wood (This Bird Has Flown)♪ (Take 1) 12 October 1965 EMI Studios 1:59
15.♪I'm Looking Through You" (Take 1) 24 October 1965 EMI Studios 2:54
16.♪12-Bar Original" (Take 2 edited) 4 November 1965 EMI Studios 2:55
17.♪Tomorrow Never Knows♪ (♪Mark 1♪/Take 1) 6 April 1966 EMI Studios 3:14
18.♪Got to Get You into My Life♪ (Take 5; mono) 7 April 1966 EMI Studios 2:54
19.♪And Your Bird Can Sing♪ (Take 2) 20 April 1966 EMI Studios 2:13
20.♪Taxman♪ (Take 11) 21 April 1966 EMI Studios 2:32
21.♪Eleanor Rigby♪ (strings only) (Take 14) 28 April 1966 EMI Studios 2:06
22.♪I'm Only Sleeping♪ (rehearsal) (mono) 29 April 1966 EMI Studios 0:41
23.♪I'm Only Sleeping♪ (Take 1) (mono) 29 April 1966 EMI Studios 2:59
24.♪Rock and Roll Music♪ (live in Tokyo; mono) 30 June 1966 Nippon Budokan Hall, Tokyo, Japan 1:39
25.♪She's a Woman♪ (live in Tokyo; mono) 30 June 1966 Nippon Budokan Hall 2:55
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓‡1996/03/18(mon) JP、UK
①┃ 『THE BEATLES ANTHOLOGY 2』 ┃ 1996/03/19(tue) US
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ 〇Disc one〇
01.♪Real Love♪ 79年(ジョンのみ)、95.2. Free As A Birdに続く「新曲」で、こちらも生前のジョンの未発表曲のデモに他の3人がオーバー・ダビングを加えることによって完成されている。1979年にジョンがピアノとリズム・ボックスのみで作成していたデモ・テープが元になった音源。しかし同曲の別のデモ・テイクが、実は1988年のジョンのドキュメンタリー映画IMAGINEのサントラの中でも 既に発掘されており、その時は「1971年に作られた曲」とされていた。ところが、この「新曲」発表時に何の説明もなく「1979年の作品」とされており、実は私は疑問を持っている。曲調はいかにもソロ初期のジョンが作りそうな繊細なバラード。私には「1979年の作品」とはあんまり思えない。オーバー・ダビングされた他の3人のパートは、 Free As A Birdと比べるとかなり控えめで、あくまでも「ジョンのサポート」に徹している感じ。そんな中ではやはり、素晴らしいスライド・ソロを聴かせるジョージの貢献が光る。ただし、曲調がFree As A Birdと違って「もろジョンのソロ」な作風であること、そしてそれ故に他の3人の「サポート」が控えめであることもあり、Free As A Birdほど成功しているとは言い難い。あくまで「ジョンの作品をみんなで完成させた」もので、前以上にビートルズとは無関係、そんな印象。 「どうなるか不安だったけどやってみた」Free As A Birdと違って、こっちは既にFree As A Birdを完成させて1年近くが経過した後に作業に入ったという経緯もあるから、前作とは現場の緊張感も違ったのかもしれない。それと同曲に関して言えば、ジョンのソロのANTHOLOGYでも、IMAGINEのサントラとは別の未発表デモが発掘されているが、最も曲のよさが引き立っているテイクはそれだと思ってる。曲自体は大好き、あくまでもジョンのソロ曲として。
02.♪Yes It Is♪ 65.2.15. シングルTicket To Ride(涙の乗車券)のB面として登場したジョンの隠れた名曲のアウト・テイク。ただし、2つのテイクが無理矢理繋ぎ合わされており、前半はバック・トラックを完成させるために、ジョンが軽くガイド・ボーカルをとっているだけのテイク2。サビの途中からジョンは適当に歌い出すが、そこでなぜか唐突に公式テイクに繋がって、あっけなく終わる。(3)☆TAKEの独断と偏見でも述べた通り、 個人的には感心しない編集。ついでに言えば、ブートではこの曲のアウト・テイクは結構多く発掘されていて、ジョンがイントロでカウントをとりながら鼻を鳴らしたりと、微笑ましいテイクもいっぱいあったので、こういう編集をするくらいなら、そっちを公式発売して欲しかった。
03.♪I'm Down♪ 65.6.14. シングルHelp!のB面、というより、ライブのラスト・ナンバーとして知られるポール作のヘビーなナンバー。まだバック・ボーカルやジョンのオルガンはなく、未完成で粗削りなテイク1。だけどポールがかなり粗削りな歌い方をしており、この辺はなかなか魅力的。ブートでも聴いたことのなかった、私にとっては初耳のテイクだった。
04.♪You've Got To Hide Your Love Away (悲しみはぶっとばせ)♪ 65.2.18 アルバムHELP!収録のジョンによるアコースティック・ナンバーのアウト・テイク。まだフルートのダビングされていないテイクだが、イントロでジョンなデタラメにカウントをとったりしてふざけているのを聴けるのが嬉しい。それと、ジョンの声が前に出てきているのも「ジョンの声のファン」の私には嬉しいところだ。
05.♪If You've Got Troubles♪ 65.2.18 アルバムHELP!のセッションでレコーディングされ、ボツになっていたリンゴのボーカル曲。ライナーには「ジョンとポールの共作」とあるが、以前は「ポールの作品」と言われていた。ヘビーなギター・リフを前面に出した曲ではあるけど、正直単調で間延びしており、出来はよくない。後年ポールは、あるインタビューでこの曲のタイトルを出されて機嫌を悪くし、「誰にだって失敗はある」と言ったとか、言わないとか。 ブートを買う習慣のある人には長くお馴染みだった未発表曲の一つで、1980年代に予定されていた幻の未発表音源集SESSIONS(詳しくはVOL.1の解説を参照)に収録されるだったはずの曲ということで、1コーラス目の歌詞を短くしたりといった編集の施されたテイクが多く流出していた。この編集はSESSIONS用に施されたものだろう。また、一時期は「RUBBER SOULのアウト・テイク」とする説もあった。「オーオー」というコーラスは誰なのか、ちょっと分からない。 ここではジョンとしているが、ポールにも、ジョージにも聞こえなくもないし。
06.♪That Means A Lot♪ .65.2.20 アルバムHELP!のセッションのアウト・テイクでポールの作品。レコーディング後ボツになり、その後PJプロビーに贈られ、彼がレコーディングしてシングル発売されている。ポールらしいポップな佳曲で、ちょっともったいない気がするが、結局「アレンジが決められなかった」ことが発表に至らなかった要因かも。ポールは「当時のビートルズには無理だった」と語っていた。バンド編成でヘビーに演奏、ポールもシャウトしてるけど、もっとテンポを落として ピアノあたりをメインに仕上げていれば、きっと上手くいったんじゃないかと個人的には思う。だけどまだこの時期のポールとビートルズには「バンド編成を壊す」という発想はなかったんだろう、「早すぎた曲」だったのかもしれない。個人的には好きな曲なんだけど。
07.♪Yesterday♪ 65.6.14 アルバムHELP!に収録されることになる、ポール初の「ソロ作品」のアウト・テイク。まだストリングスがなく、2コーラス目の歌詞が一部入れ替わっている。また、歌い出す前にスタジオに居合わせたジョージの声も聞こえる。ただし、個人的には特に興味深いところはない。
08.♪It's Only Love♪ 65.6.15 HELP!に収録されることになるジョンの作品。ジョン自身が「大嫌い」というセンチメンタルな曲だけど、一切加工されていない、前面に出ているジョンの声がこれ以上ないほど魅力的だし、歌詞と相俟って胸に迫る。個人的には気に入っているテイク。
09.♪I Feel Fine♪ 65.8.1 ここから12.までが、イギリスのテレビ番組「ブラックプール・ナイト・アウト」からのライブ音源。この日は他にもI'm Down、Act Naturallyも演奏されているはずなのに未収録。こういう編集ぶりは、このVOL.2に至っても改善されなかったわけで残念。 ライブはコンプリートじゃなきゃ面白くない。ブート音源やブート・ビデオでは既にお馴染みの音源だし、映像があった方が数十倍楽しめるはず。
10.♪Ticket To Ride(涙の乗車券)♪ .65.8.1 これも同じく「ブラックプール・ナイト・アウト」より。ライブでお馴染みのショート・バージョン。
11.♪Yesterday♪ .65.8.1 これも「ブラックプール・ナイト・アウト」より。ここでは他の3人がステージを去り、ポールがひとりでギターを弾きながら、ストリングスをバックに歌う。映像を見るとバックにオーケストラがいるけど、実はストリングスの音はテープだとする説が有力なよう。音楽の素人の私には判断できないが。 ビートルズのステージなのにポールがひとりで歌うというのもちょっと妙な光景だが、1966年のライブでは、4人によるバンド編成で演奏されていた。面白いのはジョージのMC。「リバプールのポール・マッカートニーにチャンスがやって来た」と、ひとりで演奏するポールのことを面白おかしく紹介している。 いや、皮肉か?(笑) しかしこの曲を1枚のCDに2回も収めてしまうあたりもポールらしさか(笑)
12.♪Help!♪ 65.8.1 これも「ブラックプール・ナイト・アウト」より。いつものようにジョンの目茶苦茶なMCに続いて演奏がはじまり、これまたいつものようにジョンは歌詞を間違えまくっている(笑)。なお、同年の「エド・サリヴァン・ショー」でもこの日と全く同じ曲目、曲順で演奏されており、こっちもブートで見聞きすることが出来る。
13.♪Everybody's Trying To Be My Baby(みんないい娘)♪ 65.8.15 ビートルズのライブ活動のピーク、シェア・スタジアム・ライブより。このライブはテレビ放送された映像を利用したブートのビデオやCDが大量に出ているが、実はこの曲はそのテレビ放送でカットされていたので、見ることも聴くこともできなかったもの。だけどねえ、確かにその意味では「発掘」といえるけど、 そのライブのビデオもCDも公式発売されてないわけだから、この1曲だけ小出しにされても全然ありがたみを感じない。このライブのビデオくらいは公式に出して欲しいと思う。私はブートがあるけど。むしろブートでビデオやCDを持ってる人にこそ、有り難がられるテイクかも。
14.♪Nowegian Wood [This Bird Has Flown] (ノルウェーの森)♪ 65.10.12 RUBBER SOULに収録されたジョンの作品のアウト・テイク。ジョージがはじめてシタールを弾いた曲として知られるが、テンポが早く、より幻想的な仕上がりになっている。ジョージの弾くシタールのフレーズも、公式テイク以上にインドっぽい。 その分シタールが入っているにもかかわらず、「アコースティック・ナンバー」として普通に聴けた公式テイクと比べると「変わった曲」に仕上がっていて、それはそれで悪くない。だけど、この曲の本来の魅力がストレートに伝わるのはやはり公式テイクの方。「実験性」を捨てて「曲自体のよさ」を重視したビートルズの選択は正しかった。
15.♪I'm Looking Through You (君はいずこへ)♪ 65.10.24. RUBBER SOUL収録のポールの作品。ただし、「アコースティックなポップ・ナンバー」に仕上がっていた公式テイクと違い、グルーヴィーなオルガンと賑やかなパーカッションが鳴り響く。サビには歌詞がなく、グルーヴィーな演奏が展開される。意外と注目されないけど、この頃のポールはDrive My Carなどにも顕著なように、 ファンキーなサウンドに傾倒していた。このテイクもどことなくスペンサー・デイヴィス・グループあたりを連想させられるものがある。これはこれで素晴らしい出来だが、このままRUBBER SOULに収録されていたらアルバムのイメージが大きく変わっていたかもしれない。だからこそ、ポールは敢えてこのテイクに見切りをつけたんだろうけど、 こんな完成度の高いテイクを簡単にボツにできるあたりにビートルズの凄さを感じる。ただし、ブートでは歌い出しの前のメンバーの会話、エンディングのポールのソウルフルなアドリブ・ボーカルをもっと長く聴けた。その辺がカットになっているのが大いに不満。
16.♪12-Bar Original♪ 65.11.4. RUBBER SOULセッションでレコーディングされ、未発表だったインスト・ナンバー。ジョージのボリューム・ペダルを使用したギターと、マーティンの弾くハーモニウムを中心とした、これまたファンキーな仕上がり。曲自体はブッカー・T &MG'sのGreen Onionのパロディ。 しかし前の曲といい、この曲といい、実は当時のビートルズ(特にポールか)がモッズ的なファンキーな音に傾倒していたのが分かる。公式発売されたRUBBER SOULには、その面影はDrive My CarとThe Wordでしか垣間見ることが出来ないが、この辺のカラーがもっと生かされていたら、RUBBER SOULは今聴ける以上の大傑作になっていたんじゃないか。 また、以前は「RUBBER SOULのセッションではRubber Soulというタイトルの未発表オリジナル曲が作られた」という説があったが、そのRubber Soulの正体は実はこの曲じゃないかと私は思う。しかしこの曲もブートで聴いたバージョンより短く編集されており、これまた不満。
17.♪Tomorrow Never Knows♪ 66.4.6. REVOLVERに収録されたジョン作の元祖サイケ・ナンバーのアウト・テイク。これはテイク1で、当時のタイトルはMark 1。公式発売されたテイクとは全く違う出来だが、これも公式テイクと同等に衝撃的な仕上がり。まるで打ち込みのように機械的なリズムを刻み続けるリンゴのドラム、ドローンとした音のギター、 機械的なジョンのボーカル。まるで近年のテクノを先取りしたかのような出来で、「これは90年代のテクノ・バンドが、自分たち流の解釈でTomorrow Never Knowsをカバーしたテイクだ」と嘘をついて何も知らない人に聞かせたとしたら、きっと信じるんじゃないだろうか。ブートでも未発掘、このVOL.2の中で、いや、ANTHOLOGYのすべてのテイクの中で最もぶっ飛びのテイクだった。
18.♪Got To Get You Into My Life♪ 66.4.7. REVOLVER収録のポールの作品。最終的にはブラス・セクションを加えた元祖ファンク・ナンバーに仕上がるこの曲だけど、まだブラスは入っておらず、サイケなオルガンと幻想的なバック・ボーカルが際立つ。なので、後のようなファンキーな印象はない。 だけど、これはこれで十分革新的で、ここでも敢えて最初に仕上がった曲のイメージを捨て、最終的には全く違う曲に仕上げた、そんな制作過程がよく分かる。公式テイクにはない、サビの後のsomehow, somewhereという歌詞や、エンディングで登場するI need your loveというコーラスが新鮮に響く。
19.♪And Your Bird Can Sing♪ 66.4.20. EVOLVER収録のジョンの作品。ここではツイン・リード・ギターはまだ公式テイクほど前面には出ていないし、歌い出しのメロディが公式テイクと全く違う。だけど、このメロディもまた悪くない。このメロディでじっくり堪能したいんだけど・・・。このテイクはバック・ボーカルをオーバー・ダビング中のもの。 きっと誰かがふざけてるんだろう、ジョンとポールが終始大笑いしてるので、じっくり楽しむことが出来ない。微笑ましい光景である反面、それが残念。
20.♪Taxman♪ 66.4.21. REVOLVER収録のジョージの作品。ここで聴けるテイクは、部分的には公式テイクと全く同じ。ただし、決定的に違うのがMr. Wilsonなどのバック・・ボーカルのフレーズが登場せず、代わりに公式テイクに使用されなかったAnybody got a bit of moneyというコーラスが入っている点。フレーズ自体は公式テイクの方が面白いけど、 早口で捲し立てるようなコミカルな仕上がりで、悪くない。このアイデアも公式テイクのどこかに入れればよかったのに、という気もしないでもない。
21.♪Eleanor Rigby [Strings Only]♪ 66.4.28. REVOLVER収録のポールの作品の、これはストリングスのパートのみを抜き出したもの。いかにもポールとマーティンが好みそうなテイクだけど、個人的には全然面白いとは思えない。これはいらない!
22.♪I'm Only Sleeping [Rehearsal]♪ 66.4.29. REVOLVER収録のジョンの作品。だけどこれはすぐに終わる短いインスト・バージョン。ビブラフォンが入っているが、担当したのは誰? ポールかな。でも公式テイクにはビブラフォンなんて入ってないわけで、このテイクが何を意図して作られたのか、ちょっと興味がある。 ひょっとして当初はこの曲にはビブラフォンが入る予定だったのかな。しかし短いし、インストなのに、曲のけだるさがよく出ていて、私は好き。
23.♪I'm Only Sleeping [Take 1]♪ 66.4.29. 続いてこっちは同じ曲のボーカル入りのアウト・テイク。まだ逆回転ギターなどの特殊録音は施されておらず、アコースティック・ギターを中心とした仕上がりで、ジョンもけだるく歌っている。「お昼寝ソング」といえば中期キンクスだけど、 この曲もキンクスに通じるところがあり、特殊録音ばかりが目立つ公式テイク以上に本来の魅力が現れているような気もする。ここまでのREVOLVERからのアウト・テイクは、ブートですら発掘されていなかったものばかり。Eleanor Rigbyを除けば、すべてがANTHOLOGY全体の中でも最大のハイライトといえるだろう。
24.♪Rock And Roll Music♪ 66.6.30. なぜか唐突に登場する1966年6月30日の日本武道館ライブ。私が見た、聴いた(もちろん生じゃない:笑)ビートルズのライブのうち「ワースト・パフォーマンス」だと断言できるこの日のライブ・テイクを、なぜわざわざここに収める必要があったのか、ちょっと不可解。 おそらくREVOLVERのアウト・テイクと、このライブ・バージョンを同時に聴かせることにより、「当時のビートルズがライブとレコードで、いかにアンバランスな活動をしていたか」ということを示そうとしたんじゃないかと私は推測する。この辺も「音のドキュメント」ということか。 しかし間延びしたR&Rは、何度聴いてもガッカリする。初心者には絶対に聴かせたくないテイクだ。
25.♪She's A Woman♪ 66.6.30. これも同じ武道館ライブ。ポールの方はジョンよりも真剣にライブに取り組んでいたということがよく分かる。当日のポールはエンディングのShe's a womanを、何度か「シマウマ」と歌ったらしいが、 誰も気づかなかったらしい。今聴くと、確かにそう聞こえる。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓‡1996/03/18(mon) JP、UK
②┃ 『THE BEATLES ANTHOLOGY 2』 ┃ 1996/03/19(tue) US
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎Disc two◎
01.♪Strawberry Fields Forever♪ (demo sequence) (mono) November 1966 Kenwood, Weybridge, UK 1:42
02.♪Strawberry Fields Forever♪ (Take 1) 24 November 1966 EMI Studios 2:35
03.♪Strawberry Fields Forever♪ (Take 7 and edit piece)" (mono) 29 November & 9 December 1966 EMI Studios 4:14
04.♪Penny Lane♪ (remix) 29 December 1966 ? 17 January 1967 EMI Studios 3:13
05.♪A Day in the Life♪ (Takes 1,2,6 & orchestra) 19-20 January & 10 February 1967 EMI Studios 5:05
06.♪Good Morning Good Morning♪ (Take 8) 8&16 February 1967 EMI Studios 2:40
07.♪Only a Northern Song♪ (Takes 3 & 12) 13-14 February & 20 April 1967 EMI Studios 2:44
08.♪Being for the Benefit of Mr. Kite!♪ (Takes 1 and 2) 17 February 1967 EMI Studios 1:05
09.♪Being for the Benefit of Mr. Kite!♪ (Take 7) 17 & 20 February 1967 EMI Studios 2:34
10.♪Lucy in the Sky with Diamonds♪ (Takes 6, 7 & 8) 1-2 March 1967 EMI Studios 3:06
11.♪Within You Without You♪ (instrumental) 15 March - 3 April 1967 EMI Studios 5:27
12.♪Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band♪ (Reprise) (Take 5; mono) 1 April 1967 EMI Studios 1:27
13.♪You Know My Name (Look Up the Number)♪ 17 May 1967 ? 30 April 1969 EMI Studios 5:43
14.♪I Am the Walrus♪ (Take 16) 5 September 1967 EMI Studios 4:02
15.♪The Fool on the Hill♪ (demo) (mono) 6 September 1967 EMI Studios 2:48
16.♪Your Mother Should Know♪ (Take 27) 16 September 1967 EMI Studios 3:02
17.♪The Fool on the Hill♪ (Take 4) 25 September 1967 EMI Studios 3:45
18.♪Hello, Goodbye♪ (Take 16) 2&19 October 1967 EMI Studios 3:18
19.♪Lady Madonna♪ (Takes 3&4) 3&6 February 1968 EMI Studios 2:22
20.♪Across the Universe♪ (Take 2) 3 February 1968 EMI Studios
┏━━━━━━━━━━━━━━━━┓‡1996/03/18(mon) JP、UK
②┃ 『THE BEATLES ANTHOLOGY 2』 ┃ 1996/03/19(tue) US
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ◎Disc two◎
01.♪Strawberry Fields Forever♪ [Demo Sequence] 66.11. ここからはSGT. PEPPERSセッションより。この曲ももともとは同アルバムに収録される予定でレコーディングがスタートした。ジョンが自宅で一人で録音したデモ・バージョン。ギター1本で淡々と歌われてるけど、これがまた悪くない。この曲はご存知の通り、完成までに紆余曲折があったが(詳細はこちら)、その影響か、ここでも同じ曲のアウト・テイクばかり3テイクが収められている。
02.♪Strawberry Fields Forever♪ [Take 1] 66.11.24. こちらは4人揃って最初に録音されたテイク1。出来としては公式テイクの前半部分に近いが、メロトロンの音がそれほど前面に出ていない一方、ジョージのトレモロを使ったギターの音が耳に残る。出来自体は悪くなく、これで完成でもなんら問題ないほど。 但しジョンは満足しなかったんだろう、そのことが完成までの様々な試みに繋がる。
03.♪Strawberry Fields Forever♪ [Take 7 & Edit Piece] 66.11.29.&12.9. 後に公式テイクの前半部分となるテイク7のコンプリート・バージョン。ということで、出だしは公式テイクと全く同じ、ただ途中で転調せず(というか、アップ・テンポのバージョン、テイク26に繋がらない)、最後まで同じアレンジで演奏されている。ご存知の通り、これで一旦「完成テイク」とされていたこともあり、出来はとてもよいと思う。 一体ジョンはどこが気に入らなかったんだろう・・・。実は私は公式テイク後半のアレンジが好きじゃないから、このバージョンが公式に発表されていたら、この曲は「大好きな曲」になっていただろうに・・・。なお、ここでもANTHOLOGYならではの強引な編集があり、 エンディングに公式テイク後半、テイク26の、フェイド・アウト→フェイド・インに挟まれて聴けなかったリンゴの荒っぽいドラムと、それに乗せてジョンがアドリブで発したCranberry Sauseという声などが収録されている。これを入れることで、「I burried Paulと言ったわけじゃない」と証明したかったんだろうけど、私は前以上にI burried Paulと聞こえるような気がしてしまった(笑)。 なお、この曲に関しては、完成までに紆余曲折があった関係上、まだまだ多くの未発表テイクがあり、ブートでもいろんなテイクが聴けた。その中では、公式テイク後半のテイク26の、しかもテープの回転速度を下げていないアップ・テンポなバージョンが興味深いものだった。あれは曲の完成までの過程を辿る上でも、絶対ここにも収めるべきだったと思う。
04.♪Penny Lane♪ 66.12.~67.1. これまたANTHOLOGYならではの強引なテイク。使われている音源は公式テイクと同じだが、カットになった楽器の音を復活させたりして新たに作り出したものであり、いわばニュー・バージョンといってもよい。 面白い試みではあるけど、「未発表テイク」と一緒にこうやって収めることには疑問を感じるし、こういうテイクを作ること自体にも賛否両論あるだろう。私は「否」の方。もしもやるなら「別ミックス・アルバム」でも作って、そっちでやるべきじゃないかと思う。
05.♪A Day In The Life♪ 67.1.&2. これも強引なテイク。3つの未発表テイクを繋ぎ合わせて作り出された、全く新しいバージョン。曲が始まる前のメンバーの話し声やジョンのいい加減なカウントはテイク1。この辺は聴いていて微笑ましいものがあるし、ビデオのANTHOLOGYでも、 マーティンが笑顔で解説しながら流していた。歌い出しはテイク2。ビデオではマーティンがジョンの声を褒めていたのが印象に残る。オーケストラは入っておらず、マル・エヴァンスのカウントが入る。続いて登場するポールのボーカル部分はテイク6。ポールのラフなボーカルが新鮮。 そして最後は再びテイク2。うーん、個別に見ると面白いテイクなんだけど、それなだけに「後から手を加える」ことで、全然違うテイクを作り上げるというやり方が残念に思える。制作意図は理解できるが。
06.♪Good Morning Good Morning♪ 67.2. まだブラスも、ポールのリード・ギターも、SEも、バック・ボーカルも入ってないシンプルなバージョン。それなだけにジョンの生のボーカルが堪能できるし、リンゴのドラムとジョンのハードなリズム・ギターが際立って聞こえる。
07.♪Only A Northen Song♪ 67.2.&4. YELLOW SUBMARINEに収録されたジョージの作品だが、もともとはSGT. PEPPERSに収録される予定だった。公式テイクと大差がないが、SEやトランペットがなく、エンディング付近の歌詞が一部違っている。
08.♪Being For The Benefit Of Mr. Kite !♪ [Take 1 & 2] 67.2. テイク1とテイク2だが、どちらも演奏が始まってすぐに中断する。ジョンとポールの会話も聞ける。
09.♪Being For The Benefit Of Mr. Kite !♪ [Take 7] 67.2. こっちは完奏されるテイク7。まだSE、ハーモニカ、ポールのギター、ピアノ、バック・ボーカルなどが入っておらず、シンプルな出来。エンディングに入っているSEは、 またも今回のANTHOLOGY用の作業の中で付け加えられたものであり、もともとテイク7に入っていたものではない。ただし、そのSEも公式テイクとは異なる。
10.♪Lucy In The Sky With Diamonds♪ 67.3. これまた複数の未発表テイクから、いろいろな楽器の音を抜き出し、それを組み合わせて強引に作られたもの。またも残念なテイクだけど、ジョンは随分とラフな歌い方をしており、 公式テイクで感じられる「不気味さ」「不思議な感じ」とは無縁。その分、曲自体のイメージとは違う反面、ジョンの声には初期を思わせるものがある。
11.♪Within You Without You♪ [Instrumental] 67.3.&4. SGT. PEPPERS収録のジョージによるインド風作品の、なんとこれはインスト・バージョン。つまり「ボーカルだけをカットする」という作業で生まれたもの。うーん、こういうのを発表する意味があるんだろうか? 私個人は全然面白いとは思えないけど。
12.♪Sgt Pepper's Lonely Hearts Club Band♪ [Reprise] 67.4.1. バック・トラックを完成させるために作られたテイク5。ということで、ポールのボーカルはガイド・ボーカルなので、とてもラフな出来。公式テイクと違い、ジョンとジョージは歌っていない。SGT. PEPPERSのアウト・テイクは、実はブートですらあまり発掘されてない。 それなだけに発表時、タイトルだけ見て狂喜したんだけど、蓋を開ければほとんどが「強引な」テイク。それが残念に思えた。
13.♪You Know My Name [Look Up The Number]♪ 67.5,6.& 69.4. 発表されたのは1970年、シングルLet It BeのB面としてだったが、ベーシック・トラックのレコーディングは1967年に始まっていた、ジョン作のビートルズ史上、最もおかしな曲。公式テイクよりも長い5分42秒バージョンで、 公式テイクでカットされたパートもすべて聴くことが出来るという、これは実に嬉しいテイク。出だしのパートの後スカ風のリズムに転調するパートは初登場、後半の鳥の笛に合わせて歌われるパートのボーカルは全然違う。他にも細かく聴くと、楽器やボーカルが公式テイクと微妙に違う部分がいっぱいある。 こういうテイクこそいっぱい発掘して欲しい。
14.♪I Am The Walrus♪ 67.9.5. ストリングスやコーラス、SEの入っていない、4人のみによるベーシック・トラック。公式テイクではほとんど聴けないジョージのギターもはっきりと聞こえる。ブートでもこの曲の「4人だけによるベーシック・トラック」はいっぱい発掘されていたが、 これとは違うテイクも出回っている。ただし、出来に大差はない。
15.♪The Fool On The Hill♪ [Demo] 67.9.6. ポールが一人でピアノを弾きながら歌っているデモ・バージョン。歌詞はまだ未完成で、部分的にいい加減に歌っている。ブートではもっと未完成なデモが多く流出していた。
16.♪Your Mother Should Know♪ 67.9.16. この曲は完成までに何度もアレンジが変えられたという記録があるが、ここでも公式テイクとは全く趣が違う。鼓笛隊の小太鼓のようなリンゴのドラムと、コード弾きに徹するハーモニウムの音が中心。 後のような「ボードヴィル風の曲」という面影はない。
17.♪The Fool On The Hill♪ [Take 4] 67.9.25. こちらは4人による演奏。アコースティック・ギターとドラムの音がやたら耳につき、特にドラムが曲のイメージからするとヘビーすぎるような印象。ピアノは入ってないが、既にこの段階でリコーダーは加えられている。
18.♪Hello Goodbye♪ 67.10. 公式テイクと違い、チェロが入っておらず、しかもギター中心の仕上がり。間奏やボーカルのバックでもジョージのギターがかなり前に出てきている。その分「バンドによる演奏」という印象が強い。
19.♪Lady Madonna♪ 68.2. これも複数のテイクから音を抜き出したり、繋ぎ合わせたりして新たに作り出されたテイク。バック・ボーカルやギター、ブラスの数が少なかったりと、ちょっと聴くと未完成のアウト・テイクのようだが、実はそうじゃないらしい。 この曲の場合、ブートでバック・ボーカルをダビングしてる様子の分かるテイクなど、なかなか聴きどころのあるテイクもあったはずだが・・・。
20.♪Across The Universe♪ 68.2.3. 発表は1969年のオムニバス・アルバムNO ONE'S GONNNA CHANGE OUR WORLDや1970年のアルバムLET IT BEだが、実は1968年のLady Madonnaセッションでレコーディングされていたジョンの作品。その辺の紆余曲折はこちらやこちらで述べたが、 文句なしの名曲で、ジョン自身もお気に入りの曲であったにもかかわらず、結局は満足のいく形では発表されなかった、というより、「完成テイク」が発表されないまま終わった不幸な名曲。ここで聴けるテイクには、LET IT BEバージョンのような 大袈裟なアレンジもなく、NO ONE'S~収録テイクのような特殊録音も、SEもなく、ジョンがアコースティック・ギターに合わせて淡々と歌っているだけ。実にシンプルだ。だけど私には、実はこのシンプルすぎるテイクこそが「完成テイク」だったんじゃないかという気がしてならない。 公式発表された2つのテイク以上に素晴らしい出来だと思う。シンプルすぎる、地味すぎるかもしれないけど、このアレンジがこの曲には一番よく似合う。そのことにジョンは気がつかなかったんだろう。実に残念に思う。ビデオANTHOLOGYでは、マハリシのもとで修行に励む4人や、 インドの美しい風景の映像をバックにこのバージョンが流れたが、映像と曲がマッチしていて、本当に素晴らしかった。
************** https://en.wikipedia.org/wiki/Anthology_2
①http://www.geocities.co.jp/Broadway/5266/beaAlb21.html
②http://www.geocities.co.jp/Broadway/5266/beaAlb21-2.html
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┃ ♪HELP!♪ ┃
┗━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』1965(昭和40)年8月1日(日)に行われたブラックプール、ABCシアターでのライブ演奏が収録されている。
https://beatlesdata.info/5/01_help.html
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┃ ♪Ticket to Ride♪ ┃♪涙の乗車券♪
┗━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1965年8月1日に行われたブラックプール、ABCシアターでのライブ演奏が収録されている。ジョージは6弦を使用。
https://beatlesdata.info/5/07_tickettoride.html
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┃ ♪Yesterday♪ ┃
┗━━━━━━━━━┛1965(昭和40)年8月1日(日)『The Beatles Anthology 2』ブラックプール、ABCシアターでのライブ演奏が収録されている。ジョージがMCで「リバプールから来たポール・マッカートニーが歌います。オポチュニティ・ノックス!」と当時テレビでやってたオーディション番組風に紹介して笑いをとっています。それに対して「サンキュー、ジョージ」と応えるポールもいい感じです。ライブとは言うものの、歌のみでおそらくバックの演奏はオケでしょう。ストリングスも入ってます。
https://beatlesdata.info/5/13_yesterday.html
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┃ ♪You Know My Name (Look Up The Number)♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 3』にこの曲を再編集したものが収められている。ただし6分8秒のフルバージョンではなく5分43秒となっている。 今まで聞いた事のないパート(2番目)を聴くことが出来るが、この部分はシングルリリース時には根こそぎカットされたようである。何がおもろいって、このアンソロジーバージョンはステレオ・ミックスされている事である。それなら2009年のステレオリマスターでステレオに出来たんちゃうんかーい!!!まあ、「ビートルズの意向を尊重して」モノラルミックスを選んだんだろうけどね・・・
https://beatlesdata.info/16/15_youknowmayname.html
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┃ ♪Lady Madonna♪ ┃
┗━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に第3テイクを元にした新たなリミックスバージョンが収録されている。イントロからサックスソロ部分まではリンゴのブラシプレイ、ポールのピアノとボーカルのみで進行し、最終リリースに使われたサックスソロがこれに絡んでくる。そして2回目のソロの部分ではハンドクラップと口を押さえて収録したコーラスが入り、エンディングでは最終リリース版にはなかったサックスのフレーズが聞こえる。最後までギターとベースは入ってこない。なお、ポールのボーカルは最終リリース版と同じものである。
https://beatlesdata.info/16/05_ladymadonna.html
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┃ ♪Everybody's Trying to Be My Baby♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1965年8月15日に行われたニューヨーク、シェア・スタジアムでのライブ演奏が収録されている。
https://beatlesdata.info/4/14_everybodystryingtobemybaby.html
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┃ ♪ROCK AND ROLL MUSIC♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1966年6月30日に行われた日本公演でのライブバージョンが収められている。2コーラス繰り返して終わるショートバージョン。 日本公演中、この日のみ半音下げチューニングで演奏が行われているために、キーは半音低くなっている。
https://beatlesdata.info/4/04_rockandrollmusic.html
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┃ ♪Norwegian Wood (This Bird Has Flown) ノルウェイの森♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に放棄された第1テイクが収録されている。発表された物よりもキーは1音低く、歌詞も一部違う。パーカッション類もライドシンバルやマラカスなども聞こえており、またサビの歌メロに対して、シタールのカウンターメロディが入っている。管理人はこのバージョンを海賊盤「Sessions」で聞いたが
https://beatlesdata.info/6/02_norwegianwood.html
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┃ ♪I'm Only Sleeping♪ Recording Data ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』にリハーサル、そしてテイク1が収められている。リハーサルテイクは演奏のみで、ビブラフォン(?)が入っていることに驚かされる。テイク1はジョンとジョージ(ポールかも)のアコースティックギターのみでジョンとポールがデュエットで歌ってるもの。
https://beatlesdata.info/7/03_imonlysleeping.html
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┃ ♪Eleanor Rigby♪ Recording Data ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に弦楽8重奏のみ(カラオケ)が収められている。メンバーが誰一人と関わっていないこのトラックの収録には首をかしげたもんであるw
https://beatlesdata.info/7/02_eleanorrigby.html
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┃ ♪And Your Bird Can Sing♪ Recording Data ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』1966年4月20日に破棄されたテイク2が収録されている。ジョンとポールが歌いながらけたたましく笑い出す所が収録されており、聴いててとてもほほえましい。エンディングに入る瞬間のポールのベースがスリリングでかっこいい!
https://beatlesdata.info/7/09_andyourbirdcansing.html
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┃ ♪The Fool On The Hill♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1967年9月6日のデモテイク、 1967年9月25日の第4テイクが収録されている。イントロのピアノからすでにフレーズが違うし、回転も若干遅い。翌日の9月26日に楽器がほとんど入れ替わったと資料には書かれているのだが、逆にこの中の何がリリースバージョンまで残ったのだろうか・・。曲のサイズも若干違う。
https://beatlesdata.info/9/02_thefoolonthehill.html
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┃ ♪Your Mother Should Know♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』1967年9月16日のリメイクバージョン、第27テイクが収録されている。行進曲のようなドラムに、ジョンのハーモニウム、ポールのピアノ(かなり安っぽい音色)、そしてかすかにジョージのアコースティック・ギターが聞こえている(歌中は弾いていない)。
https://beatlesdata.info/9/05_yourmothershouldknow.html
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┃ ♪Hello, Goodbye♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1967年10月19日、第16テイクが収録されている。ジョージのギターリフが所々違っているのと、ポールの余分なボーカルも聞こえる。またビオラやベースのオーバーダブ前のテイクなので、これらの楽器は入っていない。
https://beatlesdata.info/9/07_hellogoodbye.html
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┃ ♪I Am The Walrus♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』に1967年9月5日、第16テイクが収録されている。エレピ、ドラム、ギター、タンバリンの編成。ポールがタンバリンを振っているんだろうか?この時期はポールのベースは全て後からオーバーダブされているので、そうかもしれません。しかし、このテイクですでにジョンのボーカルは神憑り的ではある。。。。
https://beatlesdata.info/9/06_iamthewalrus.html
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┃ ♪Strawberry Fields Forever♪ ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』には、ジョンが自宅で録音したデモバージョン、1966年11月24日の第1テイク、そして第7テイクを中心に再編集したものの3曲が収録されている。まさに制作過程をそのまま聴ける興味深い内容。
https://beatlesdata.info/9/08_strawberryfieldsforever.html
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┃ ♪Penny Lane♪ ┃
┗━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』には、間奏が管楽器の合奏になっていて、トランペットエンディングになっている編集バージョンが収録されている。
https://beatlesdata.info/9/09_pennylane.html
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┃ ♪ONE AFTER 909♪ ┃1963(昭和38)年3月 5日(tue)編集テイクが
┗━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 1』に収められている。
https://beatlesdata.info/14/09_oneafter909.html
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┃ ♪ACROSS THE UNIVERSE♪ ┃1968(昭和43)年 2月 4日(sun) 第2テイク
┗━━━━━━━━━━━━━━┛『The Beatles Anthology 2』1968年2月4日の第2テイクが収録されている。ジョンのアコギ、そしてジョージのシタール、パーカッションのみのシンプルな演奏だがすばらしい出来である。
https://beatlesdata.info/14/03_acrosstheuniverse.html