家に帰って家族を愛してあげてください。
(マザー・テレサ)
熊本の生家にツツジが満開になった日の朝、愛する父は静かに天に還りました。
私は最期まで父の手を取り祈っていました。
神さまに父の霊を委ね、この地上での祈りをお捧げした日、
父の娘で良かったと心からの感謝でいっぱいでした。
あの朝のことがよみがえります。
今日は父が天国に還って8回目のお誕生日、俗に言う命日です。
クリスチャンは命日と言わずに記念日と言います。
天国年齢8歳。
毎朝、空を見上げて神様、イエス様、聖霊様のつぎに父や親族に朝の挨拶をしているせいか、
遠くに感じないことは幸せだと思っています。
私もいつかその時を迎える日が来ます。
人がどう抗っても避けることができない死。
生と死は神の領域です。
エデンの園で永遠の命をいただいていたアダムとイヴが罪を犯したことで、
人類は死という逃れることのできない罪を背負って生きるようになりました。
罪を犯し続ける人類に対して、
神様はいつも愛を示されてきました。
それでもそれでも自由意志を与えられた人類は罪を犯し続けてきました。
今も同じ。
人間の本質はどんなに文明や科学が発達しても変わりません。
最後の手段として、神様は独り子イエスさまを人間界に聖霊によって、
人間の赤ちゃんとして贈られました。
死は終わりではないことをイエス様は教えてくださり、
わたしに従いなさいと、神の国に生きるようにと教えてくださいました。
”わたしはよみがえりであり、命である。
わたしを信じる者は、たとい死んでも生きる。
(マタイ11:25)”
信じるだけでいいのだよ。
と、無条件の愛を現してくださいました。
たったひとこと、
「イエスさま、あなたを信じます」。
”人は心に信じて義とされ、口で告白して救われるからである。(ローマ人へのタゲ実10:10)”
私の父もそう言いました。
人間の言葉の中で口にして驚く言葉は、
「イエス様、あなたを信じます。」
「イエス様、あなたを愛します。」です。
人が生まれる前から、神の霊として、どんな人でも知っている魂のふるさとの言葉だからだと思います。
父は救われた日、泣いていました。
窓の外に降り積もる雪を見ながら、
「雪はすべてのものを真っ白にしてくれる」
と言いました。
父は熱心な仏教徒でした。
聖書を読んだことがない父が聖書の言葉を語っていたので、また驚きで感動でした。
”たといあなたがたの罪は緋のようであっても、雪のように白くなるのだ。(イザヤ書1:18)”
霊が生まれ変わる瞬間にわかることなのだと思いました。
人は自分の罪を知り、それと同時に、その罪が神にゆるされていることを知ります。それは、人間にはできない神の一方的な恵みです。人の判断によるものではありません。
”ちりはもとあった地に帰り、霊はこれを下さった神に帰る。(伝道者の書 12:7)”
人は生まれながらにやがて死ぬ運命にありますが、その後、肉体は滅んでも霊は生きるようにイエス様が十字架にかかって死んで3日目によみがえってくださったことを知るようになります。
人間が作りだした宗教の神ではなく、それ以前からおられた唯一まことの神であることの真理を知るようになります。
進化論を唱えたダーウィンも死ぬ前にやっと気づいた真理です。
何という真理、
何という恵みかと思います。
アメイジング グレスとしか言いようがありません。
”人類は一度死ぬことと死んだ後にさばきを受けることが決められています。(ヘブル人への手紙9:27)”
このさばきの時、インマヌエルの神イエス様がいてくださるのです。
十字架の完成は、すべてが完了した(テテレスタイ)という意味です。
あなたの罪を帳消しにしているから安心しなさい。
病もいやされています。
ここまでの信仰を与えてくださる神様です。
”罪の支払う報酬は死である。
しかし神の賜物は、わたしたちの主キリスト・イエスにおける永遠のいのちである。
(ローマ人への手紙6:23)”
”死人にさえ福音が宣べ伝えられたのは、彼らは肉においては人間としてさばきを受けるが、霊においては神に従って生きるようになるためである。(第一ペテロ4:6)”
父と最期の会話をしていた時、父がなんだかイエス様に見えました。
そのことを言うと、父はまるでカトリックの人たちが懺悔室で神父に懺悔するように、私の知らなかった父の過去を語り始めました。
語り終えて安心した父は目をとじて沖縄の海を思い出して
「綺麗かったなあ~」と、何度も嬉しそうに言いました。
初孫にあたる私の娘の結婚式に初めて沖縄一人旅をしてきた父が空から見て感動してきた沖縄の海。
人が手を加えてはいけない海を父は見てきたのでした。
父は、「しあわせだ・・・」と何度も口にして喜んでいました。
マザー・テレサがこんなことを言っていました。
「人生の99%が不幸だとしても最期の1%が幸せならば、その人の人生は幸せに変わる。」
11人兄弟の長男として苦労をして生きてきた父は母を愛し、家族を愛し守り抜いた人でした。
やっと2人での老後と言う時に肺がん末期宣告を受けてしまいました。
洗礼を受けた年の父の日の宣告でしたので、
「永遠の命を頂いてるから大丈夫!」
私は本気で父にそう言えました。
多くの人たちの祈りもあって、
また、父に最適ながんと闘ってくれるものも与えられて父は一ヶ月ほどで生還してきました。
「みんな、がん病棟で手術で部屋を出ていったけど、一人も帰ってこなかった。だけど、俺は帰ってこれた」と父は感謝しながら話してくれました。
父はそれから17年生かされました。
大阪と熊本という離れた距離の中にあっても、父との濃厚な17年を過ごさせていただきました。
不思議な神様のご計画を見せられた17年でした。
父の脈が止まった瞬間、父の霊は私のそばにいることを感じました。
あの体験は愛猫ノンタンの時にもありました。
ノンタンの霊は朝の光の中でイエス様が天に引き上げてくださいました。
今も忘れられない美しい光でした。
父の霊とは色んな会話を半年ほど続けていました。
父は天国のことも教えてくれました。
様々なことが聖書に書かれていることでもあり、不思議でしたがすべてがアーメンでした。
やっぱり霊は生きている。
クリスチャンになっててよかったね。
最高の親孝行ができたのだと思って神様に感謝しました。
そして今朝は、
天国年齢8歳おめでとう!
目には見えない父の姿ですが、神様の愛の中で生かされている永遠の命を感謝しきれないほど感謝しています。
朝から父の記念礼拝をしました。
賛美の中に天の参列者がたくさんいると思いました。
母も祖父母も親戚も友人も先に天に還って行った人たち・・・Rubyやノンタン、チャラも・・・みんな愛する神の家族です。
”主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。(使徒行伝16:31)”
みことばは天地が滅んでも残ることばです。
人はみことばによって生かされています。
みことばによっていやされます。
神様、永遠のいのちの世界で父とどんな再会をするのか、私にはわかりませんが、いつか来る時を楽しみに希望を持ってあなたを賛美し礼拝を続けます。
あなたの愛を父や母、親族や友人たち・・・みんなが信じてくれて同じ愛の中においてくださってることを感謝します。
平和を祈る世界に、どうぞあなたがご介入してください。
一人も滅びることのない愛と感謝の世界に変えられますように。
新緑の美しい季節に心からの感謝と祈りを込めて。
NameJesus,Amen.
熊本から持ち帰った南天の花が今年も開花スタンバイです。スズメさんたちがつついて食べてしまう・・・。
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マンションのツツジも満開です。
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今朝の御言葉
”ほふられた小羊こそは、力と、富と、
知恵と、勢いと、ほまれと、
栄光と、さんびとを受けるにふさわしい
(ヨハネ黙示録5:12)”
4月23日の花言葉
ハナミズキ
私の想いを受けてください・返礼
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