あれもこれもわたし。

日々試行錯誤する「わたし」の記録。

#145 踏み出す。

2023-06-26 21:22:00 | 芝居
書きたいことがいっぱいあります。
…やっとここまで来れたんだな……。
自分でもそう思います。

所属する劇団の公演が、先日、無事に終わりました。
これまでも公演のたびに、何かしら壁はありましたが……。
今回はスゴすぎた(汗)
『1年ぶり』ということを抜きにしても、まさにこれでもか……!というカンジ。

今回は若手スタッフの育成公演としてスタートしました。
しかも演目は、劇団としては新作で、しかも大作…。

若手だけでなくベテランも、いつも以上に知恵を出し合って創りこみ、協力し合い、厭わず足を運び、丁寧なやりとりを重ね……。

少しずつ薪をくべながら、焚き火を絶やさぬよう、絶やさぬよう、取り組んできました。

すべては、良い芝居作りのため。
お客様にも胸を張ってお見せできる、自分たちも偽りなく真摯に取り組めたと言える…。
そういう舞台を創りたい故のことでした。

打ち上げで話題になりましたが、本当に『趣味』と言うには重すぎ、かと言って、『仕事』でも無い……。

長く続いた(=続けてこられた)劇団だからこその、矜持というか、責任感みたいなものがそこにはありました。

今回は、音響も照明も、オペは初めてという若手が操作。
初めてのチャレンジは、相当な緊張感とプレッシャーがあったはずです。

本人でなければ乗り越えられない課題を、時には見守り、やむなく手を出し、励ましながら……。

その昔、師匠が新人の私に感じていたであろう歯痒さを自分も経験させてもらい、同時に、なんでも新鮮で、ただただ楽しい……!というあの感動を存分に味わうことができるのね!といううらやましさも感じました。

未知の体験は、やはりそれだけの価値があるのだと思います。

体験を経験に変えられるのかどうかは、また自分次第。
何にせよ、苦しみ楽しみながらぶつかってゆくのを、気長に見つめていこうと思います☆

私も今回は、いつも自身で感覚でやっていることを、言葉で的確に伝える難しさを感じました。
そして同時に、的確な指示と作業の細分化があれば、一緒に取り組んでくれる人が増えることもわかりました。

時間に追われながらの作業は、自然と『効率』を求めてしまいます。
でも、大切なのは『出来る』ことだけじゃなくて、『やろうと努力する』ことであり、『過程を一緒に楽しむ』ことなのかもしれません。

強い気持ちがあれば、時間はかかっても、技術は確実に身に付いてくるから……。

今回の公演を通して、そんなことを考えさせられました。

節目の公演を目指して、超人を目標に(!)気長にガンバリたいと思います!

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