友人の死から早3週間。
人1人亡くなったくらいでは、世界は止まらないのだということに、改めて気付かされています。
その当たり前さに抵抗を感じる日々…。
会うたびに、何かしらの気付きをくれる人でした。
今思えば、それはとてもすごいこと。
私ととても似ているようで、全然違うところばかりのような……不思議な感覚。
どこか懐かしさを含んだ安心感と、初めて経験するような刺激を、同時にくれる人でした。
いつか本人が、
『私(=管理人)の触媒になりたい』
と言ってくれたことが忘れられません。
触媒とは、
化学反応の際に、それ自身は変化せず、他の物質の反応速度に影響する働きをする物質のこと。
歳を重ねた今だからこそわかる、ありがたみ。
あなたの残した深い愛情は、生涯忘れられません。
衝突することもあったけれど、繰り返し、仲直りしてきた。
一緒にいるのが当たり前みたいに感じていた……。
最後に望みを叶えてあげられなかったのが、唯一の心残りです。
あなたの死を、いつか乗り越えられる日が来るのかな。
天は乗り越えられる試練しか与えないっていうけれど、本当に、本当かな……。
感情の浮き沈みを繰り返しながらも、友人に恥じないよう、日々を大切に過ごしていこうと思っています。
友人が亡くなる前に口にしていた『与命(よめい)』という言葉。
あとどれくらい生きられるか(=余命)ではなく、生かされている命(=与命)に感謝しながら、友人は旅立っていきました。
このブログを楽しみにしてくれていた友人のためにも、はたまた、自身ときちんと向き合うためにも、拙い文章ではありますが、これからも更新を続けていきたいと思います。
実際に顔を見たり、触れられないのは、とても淋しい……。
……でも、時間が合わずになかなか会えなかったここ数年を思うと、亡くなった今は、より身近に感じてもいる……。
いつも、どこでも、一緒にいられるような…そんな気がしています。
身体は失ってしまっても、残された私たちの記憶がなくならない限り、ずっと生き続ける。
…思いはなくならない。
ずっと、ちゃんと、見ていてね。