あれもこれもわたし。

日々試行錯誤する「わたし」の記録。

その意味。

2007-05-22 07:46:00 | 芝居

公演まであと1ヵ月……!
演じることの楽しみを実感するとともに、それぞれの『壁』にぶつかる時期でもあります。

台詞。動き。言葉にはならない心の動き…。
それぞれに発する色や香り、それまでに至るさまざまな背景…。
どれも意味のあることであり、逆に、意味を持たせなければいけないことでもあるのです。

裏を返せば、私たちの日常も意味のないことなんて、ひとつもない。

すべての出来事は人から人、物から物へとつながっていて、一連の出来事の原因であり結果でもあり…。
自然とみんなが1つの世界をつくっている。
どんなに些細に思える出来事も、実はどこかでつながっていて、どこかで何かの『もと』になっているのかもしれません。

そう考えると、独りの人なんて1人もいないし、たくさんのことが身近に感じられるようになる…。

私たちも演じる役柄はそれぞれに異なりますが、芝居を1つの世界として捉えてみると、やっぱりそれぞれに『使命』というか、『役目』のようなものを与えられています。
『壁』にぶつかっているのは、それをきちんとつかみきれずにいるからなのか、気付いても自分のものにできないからなのか…。
いずれにせよつかみきれていないからなのだと思います。

公演まであと1ヵ月。
それぞれの役柄に向き合い、寄り添い、深く潜り込む作業が続きます。

今回の芝居が持つ意味を観に来てくれたお客さんに感じとってもらうことができるよう…。
どこまで行っても果てのない、この作業。
少しずつでも前進あるのみ……!

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