総合健康食品・医薬品メーカー「アピ」(岐阜 市)と医薬品原薬の開発製造会社「UNIGE N」(秋田市)は、岐阜県池田町に、最先端の遺 伝子組み換え技術を使い、昆虫の細胞からインフ ルエンザワクチンなどを製造する世界最大級のバ イオ医薬品工場を建設する。昆虫細胞を使う培養 法の工場は、国内で初めてとなる。2~3カ月の 短期間で、ワクチンを大量生産できる。
今年4月に着工し、2013年春の稼働を目指 す。昆虫の細胞培養法によるインフルエンザワク チンの製造販売は国内では未承認。工場が完成 後、ワクチンの販売会社が製品で治験をし、厚生 労働省に申請する。
昆虫細胞を使う培養法は、ウイルスの遺伝子情 報を基に作った免疫に関係する遺伝子を、昆虫に感染しやすいウイルスに組み込み、ガの 幼虫の細胞に感染させる。細胞内でウイルスを増やし、ワクチン成分を抽出して原液を精 製する。
弱毒化させたインフルエンザウイルスを、鶏卵に埋め込んで培養する従来の方法だと、 製造に約6カ月かかる。このため、事前の予測と違う型が流行すると、ワクチンの製造が 間に合わない。
昆虫培養法では、世界保健機関(WHO)が公表する情報を基に、流行している型に 合ったワクチンを短期間に生産することが、技術的に可能になる。
UNIGENの親会社の創薬ベンチャー「UMNファーマ」(秋田市)が、米国のベン チャー企業から昆虫の細胞培養法によるインフルエンザワクチンの国内での開発製造など の権利を取得。新工場ではUNIGENが原薬を製造し、アピが製剤化する。
池田町のアピ池田医薬品工場の南側約3万5千平方メートルに、約200億円をかけて 工場を建設。2万1千リットルの培養槽を複数基置く。一日当たり、約80万人分の季節 性インフルエンザワクチンを製造できる。
UMNファーマによると昆虫の細胞培養プラントは、米国の製薬会社が持つ3千リット ルの培養槽が最大。同じ技術で子宮頸(けい)がんや前立腺がん、糖尿病などのワクチン も製造できる。
2社の事業は3日、経済産業省の国内立地推進事業費補助金に採択された。経産省の補 助金は両社合わせて約48億円。岐阜県も企業立地補助金として、約10億円を補助する 予定。
ますます面白くなるぞー (^。^)y-~
それにしても何処かと比べて、採択のレスポンス早すぎ
と言うか、他がレスポンス遅すぎ?
ちなみに、パンデミック時の供給義務の足枷はないが
対応出来る体制は整えておかなければならないでしょう。
仮に他社が色々な理由で対応出来なくなった場合
知らないふりは出来ないですからね(^-^;
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DFE@新横浜

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