道徳

諒と風呂に浸かりながら、ふと苦手な教科なんぞを聞いてみた。
国語や算数が来るかと思いきや「僕、道徳苦手なんだよな～」
そう来たかっ！さすが我息子。よりによって道徳と来たか！それも人間性に若干不安を抱えるこの親に向って道徳苦手ときたか。

その場しのぎで、国語･算数も大事だけど道徳は人の気持ちを育てる一番大事な教科だから、しっかり先生の話を聞いて、自分が相手の立場になった時にどう思うかを考えなさい。とは言ったものの…
そんな訳で、道徳って何？を検索してみた。

(1)ある社会で、人々がそれによって善悪・正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体。法律と違い外的強制力としてではなく、個々人の内面的原理として働くものをいい、また宗教と異なって超越者との関係ではなく人間相互の関係を規定するもの。
(2)小・中学校において、道徳教育を行う教育課程。1958年（昭和33）から新設。
(3)〔もっぱら道と徳とを説くことから〕老子の学。…『goo調べ』

子どもにとっての道徳教育とは，どんな場面に遭遇しても子どもが自分の力で適切に対応し，判断し，行動できる力（道徳性）を育てることである。決して，あらゆる場面に適応する美徳をかたちとして一つずつ，まるで枠にはめるようにすべてを子どもに教え込むことではない。…『エミール・デュルケム』

な～るほど。簡単に言えば、子供は親の生き方を見て物事の良し悪しを判断し、学校での集団生活を通じて、集団の中の自分・仲間の尊重などを感じ、人としての感性と自立心を育んでいくものなのか。

さて、俺の生き方は諒の目にはどう写っているんだろう。人間性に不安を抱えるこんなダメ親父からも学べる物はあるのだろうか。
「僕も大きくなったら絶対酒飲みになるっ！」ってのは道徳的には如何なものか？人が右向けば自分は左を向くようなヘソ曲がりなとこだけは似ないで欲しいものだ。