百歳の力 篠田桃紅

100歳生きる、これだけですごいこと。
わたしの曽祖母と顔が似ているということで、この本を見かけた時思わず手が伸びました。

百歳の力 篠田桃紅


☆印象に残ったフレーズたち☆

・道は折り返し地点がなく延々と続いている。人生と同じ

・人っていうのは、人と人の間があって、なにかをなしえる世の中ってものにいる以上は、人間です

・自分が悩む人間のように思うこと自体、思い上がりじゃないかと思う

・自分は苦しんでるって思うのは、偉そうなことだと、みんなも苦しんでいるからと思うようになる

・ほんとうの幸福は主観、自分が幸福だと思わなければ幸福というものは始まらない

・人間同士がお互いに立てあえるように、ぶつかって面倒なことにならないように、そういう生き方こそ上等の生き方

・人というのは、めぐりにめぐって助け合って生かされたり、生かしたりしながらやっていく

・芥川龍之介は、運命は性格の中にあると言った

・人としてどういう人がいちばん立派な人か、その価値はかんたんには決まらない。ほんとうにいい人になるということが大事

・その生徒にしかつくれないものをつくったら、それが上手でなくても独創的であれば、褒めて、その子の才能を伸ばしてやる

・人というのは、みんな試練に堪えて、
自分の腕を磨くんだ

・作品にタイトルがあると、想像の範囲が狭められて見ることになる

・独創性を得るためには、考え方や生き方を自由にして、なにかの枠の中におさめないことが大事

・なにかにとらわれて、その範囲でやっていると、いいものまで見えなくなってしまう

・自由な視点を持っている、つねに持ち続けるということ

・人との縁で、人生の選択の幅は変わってくる。もちろん人との縁だけではなく、最後は自分が選ぶ、ということはありますけど

・自分の感覚、自分の世界を広げないのは、人としてもったいないし、惜しいこと

・人の生き方は、なににおいても、どんなときでも、自由。しかし、不幸や悲劇を周りにもたらすようなことは、許されない

・人は、昨日の私と今日の私はちがう。それは人が自然の生き物だから

長生きして経験豊富な方の言葉は奥が深い。言葉に重みがある。