人生第4章目~気づきから学べること~

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人生第一章目 家庭環境

2023-09-11 20:04:00 | 日記

小学3年生

2年生の時とは違い、自分の環境のことだけではなく、周りの環境のことに非常に敏感になってきていて、常に周りと比較するようになってきていました。。
でも、私がこの環境下に居ることは誰にも知られたくなかったし、教えるつもりも無かった。
学校の中では、普通に勉強も出来てたし、明るく過ごしていた。
みんなと同じだと自分自身に言い聞かせ、偽りながら過ごしてた。
なぜか辛かった。
親友のユカと遊ぶときと本気で喧嘩出来るときだけが、自分をさらけ出せる唯一の救いだった。

私の当時の家庭環境は、母が高校3年生で
あと1年で卒業というところに来ていました。
父は、相変わらず入退院を繰り返していました。
祖父は、無口。いつでも祖母の味方。
祖母は、自分の意思を通そうとする人。
優しい兄は、言いなりになっていて、自分の意思が言えない人間になっていました。

3年生になってから、ユカが学校近くのそろばん教室に通うようになって、学校帰りに遊べる人が居なくなってしまった。
ユカは、そろばんの資格を取るようになって、なぜか遠く感じた。
ユカにも勧められて、私も計算が苦手だったし、なにか出来るようになりたいと思った。
祖母に、そろばんを習いたいと言った。
だが、そんなものは習わなくていいの一点張りで習わせてもらえなかった。
兄は、サッカーや野球、すぐ辞めるのに習いたいというものは全て習わせてもらえてる感覚があった。
兄はいいのに、私は駄目なのかと比較し、私は祖母に嫌われているんだと、落ち込んだ。
それから、祖母には習い事の話はしないことに決めた。

母はというと、相変わらず、日中は家の掃除、買い物、学校の課題、夜ご飯の支度をしてから夜間学校へ通っていた。
でも3年生になると、今までは20時には絶対帰ってきていたのに、帰るのが遅くなってきていた。
私は、母に習い事のこと、兄が寝る時に私の布団に入ってきて嫌なこと、祖母の性格のこと、学校のことなど話したいことがいっぱいあった。
ある日の休日、母の鞄から手帳をとって何気なく見ていた。
すると、お友達と撮ったであろうプリクラが。
私は、母の帰りが遅いのは友だちと学校帰りに遊んでるからだということに気づいて、怒りが込み上げてきた。
母に、学校帰りに遊んでるの?と聞くと、そうだよ。その時のものだよと、平気な顔して言うから、ショックだった。
母は、真面目で勤勉だったから、こんな一面があることを知らなかっただけに、ガッカリした。
この人に何を言っても無駄だと思った。
それからというもの、家族で信用できる人は1人もいなかった。

次の日に学校へ行くと、私はやっぱりみんなとは違うという事実を打ち付けられていて、死にたくなった。
その日の帰り、いつもとはちがうことをしたくなって、近所のユリちゃんと帰ることにした。
近所に住んでいるユリちゃんは、いつもはやくに家に帰ることに疑問を持ってはいたが、普通の家庭の子だと思っていたし、深くは知らなかった。
私は、一緒に帰ったついでに遊ぼうと誘ってみた。
しかし、ユリちゃんから出た言葉は、弟と妹の保育園の迎えと家の手伝いしなくちゃいけないから、ごめんねと。
ユリちゃんに兄妹がいることは知ってたけど、ユリちゃんが毎日迎えに行ってお世話までしていることは知らなかった。
私も暇だから、手伝おうか?と声を掛けたが、大丈夫。何かあったら近所のおばちゃんのところに行くことになってるからって言われた。
心配だった。ユリちゃんが妹たちを迎えに行って帰ってくるころ、私はユリちゃんの家に行った。
困ったような顔をしていたが、私が弟と妹の世話を手伝いたいからと勝手でた。
ユリちゃんに親に怒られちゃうからと、断られたが、今日だけだし、絶対誰にも言わないからと半ば強引に上がり込んだ。

私は、弟と妹のお世話をするのは初めてだったし、ユリちゃんの家に入るのも初めてだった。

ユリちゃんは、慣れた手つきで洗濯物を取り込んで畳んで、兄妹たちにおやつや飲み物を準備していた。
同じ年でこんなに頑張ってるユリちゃんに関心したのを覚えている。
17時ごろ、さすがに怒られちゃうから帰った。

私は、自分だけがちがう環境なんだと思い込んでいたが、周りを見渡してみると、ユリちゃんは兄妹の世話をしながら学校へ通ってて、ユカもお父さんは単身赴任で帰ってくるのはいつも週末だったなとか、マミちゃんはお兄ちゃんが障害者だったなとか、環境が違うのは私だけじゃないのかもしれないということに気づいた。
みんなも違う環境で頑張って生きているんだと思い、少し気持ちが楽になった。

自分だけの問題を自分だけのものにしてしまうと、周りのことに目を向けなくなる。
でも、周りを改めてみた時にちがう世界があることにも気づけることもある。

大人になってから気づいたこと

母に関しては、自分が親になってから気づくことがいっぱいあった。
毎日、家事をしながら子どもたちを育てていくことは大変なこと。
家事をしながら、夜は学校って、絶対、息抜きしないと無理だよね。
あの時は、母の気持ち全然わかってあげられなかったな。ごめんね。
子供のころは、勝手に悩んで自己完結してしまうことが多かった気がする。
若いからこそ、考えが未熟で、、孤立しがち。
もっと大人に素直に相談できればよかったのかなと思う。

今日もありがとう😊




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