ひとりごと(介護第3回)
親の介護をしていて、気をつけてほしいことがある。
いずれ介護に直面することになるかもしれない。そんな時に思い出してほしい。
認知症が進んでくると、今までできていたこと、わかっていたことが急に分からなくなる。
体験談だが、化粧水をジュースと間違えて飲むことがある。
化粧水は昔から使っていたので、机の上に置いたままにしておいた。それ以外の液体類は鍵の掛かるところへ隠しておいた。
ある日、朝食を持って行くと、化粧水のふたを根本から空けて、コップに移していた。
ジュースと間違えて飲もうとしていたところを現行犯逮捕。
今まで飲んでいたに違いない。
飲んで美味しくなくても、飲んだことを忘れるので何回も繰り返していたはず。間違いない。
それ以来、口に入れたらいけない液体物は全て隠した。洗剤、殺虫剤、ジャンプー等
これだけは、気をつけてほしいことがある。
もしご家族で認知症の疑いで今まで出来ていたことが出来なくなっても、決して怒らないでほしい。
これだけは自分のルールとして守っている。
子供に接する以上に、優しく接してほしい。
子供には叱ることはあると思うが、認知症の方は忘れるので叱らない。
マイルールである。