2021.4.27
今日4月27日は哲学の日です。誰もが知ってる「ソクラテス」が処刑された日。やはり哲学と言ったらソクラテスなんですね。
紀元前470年〜399年の哲学者ですが、考え方は現代人の我々にも通じるものがあります。
人間にとって最も大切なものは「魂」で、これを磨くことで「美しい人間」「善い人間」になれると考えていました。
富、健康、名誉だけでは心の平和は訪れません。これを優れた魂が正しく使った場合のみ幸せを生み出す。富を得たら恵まれない人に寄付をする。健康なら健康な肉体を持って人助けをする。名誉や人気があるなら大勢の人に学問を教える。ひと言で言えば、「ただ生きる事ではなく善く生きる」ということで、「善と悪」「美と醜」を正しく知れば「魂」は磨かれると。知る事=徳と考えていたからです。
私も自分の起こした行動で心がモヤッとしてどうしてよいか分からなくなる事がままあります。そんな時は「善く生きる」ことに立ち帰れば少なくとも心の平和は保たれそうです。
富や名誉や健康だけでは心の平和は訪れない、「魂」を磨くことが大事だと言う、この素朴単純な表現は、近代文学にはないもので、新鮮に響きます。あなたは、あのJTさん?