

初夏の都会の夜を彩るファッショナブルなフリーライヴ。
「ロペ」「ロペピクニック」「アダム エ ロペ」などを展開するアパレルグループ、JUNグループが7月12日から3日間開催する入場フリーの新感覚都市型イヴェント〈ジュンの縁日〉のプレミアムライヴに一十三十一が登場するとあって、時間が空いた隙を見計らって駆け付けた。〈ジュンの縁日〉は2018年11月に南青山・シェア グリーン ミナミアオヤマで行なわれた〈ジュンの文化祭〉の夏ヴァージョンで、“ファッション夏祭り”をコンセプトに、JUNグループが掲げる“Vision FFF(Fashion, Food, Fitness)”のもとファッション、エンターテインメント、グルメなどのブースが並び、それぞれのカラーで縁日のような空間を演出する企画コンテンツ。その初日の夜を締めくくるプレミアムライヴに一十三十一をフィーチャーしたとのこと。
初夏の都会の夏祭りというにはややギャップのある肌寒い気候(気温は5月並みだとか)だったが、ブースやフードエリアなどで多くの人が賑やかに楽しむなか、19時よりステージはスタート。一十三十一はヴィヴィッドなイエローのショートパンツスタイルのドレスで登場。ギターのKashif、キーボードのDorianを従えての“Club Set”で約40分間、レトロでファッショナブルな〈ジュンの縁日〉をスタイリッシュに盛り上げた。
オープナーの「DIVE」から夏の季節に合わせて『Surfbank Social Club』よりチルなムードも漂う「DOLPHIN」、「Flash of Light」「Let It Out」と現時点での最新作『ECSTASY』の2曲を経て、一十三十一ライヴではおなじみの「恋は思いのまま」へ。音が小さいことが気になって一度中断すると、二度目は歌詞飛び&“衣装の諸問題”で取りやめるなど、結局“テイク3”をかけるという、ファンには貴重な“ハプニング”も。
一昨日にビルボードライブ東京公演を行なった(残念ながら今回は行けず仕舞いだった……)彼女たちのアーバンなステージの余韻とファッションブランドならではのスタイリッシュでポップなムードが重なり、短時間ながらも爽やかな心地よさが漂う、微笑みが映えるステージに。きらやかな夏の訪れを一足早く感じさせてくれた。
<SET LIST>
01 DIVE (*C)
02 DOLPHIN (*S)
03 Flash of Light (*E)
04 Let It Out (*E)
05 恋は思いのまま (*C)
(*C): song from album『CITY DIVE』
(*S): song from album『Surfbank Social Club』
(*E): song from album『ECSTASY』
<MEMBER>
一十三十一 Club Set:
一十三十一(vo)
Kashif(g)
Dorian(key)
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【一十三十一のライヴ観賞記事】
・2014/03/24 一十三十一@Billboard Live TOKYO
・2014/08/31 一十三十一@Billboard Live TOKYO
・2015/10/26 一十三十一@Billboard Live TOKYO
・2016/09/18 一十三十一@billboard Live TOKYO
・2017/08/31 一十三十一@billboard Live TOKYO
・2018/03/02 一十三十一@billboard Live TOKYO
・2019/07/12 一十三十一 @EBiS 303(本記事)
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