おはようございます。
私が高2の2月に、家で居た時に書いた文章が出てきました。
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タイトル:「眼鏡」
では眼鏡を掛けてみよう。
ボヤけていたテレビ出演者の顔、短針なのか長針なのか分からない時計の針。
そして向こうからやってくる同じクラスであろう人。
眼鏡を掛けると顕微鏡で微細な繊維まで一本たりとも逃さず覗いているかのように世界、、、いや私の生活が映った。
私の目の中はいったいどうなっているんだ。
まるで小さな子供に悪いものを見せない為に、汚れ一つない綺麗なバリアをつけているみたいだった。
しかしそのバリアの壁(眼鏡のレンズ)は、知らなくて良いことも全て、現実を全て
目から全て伝えてくる。
好きな芸能人の鼻付近の白ニキビ、壁についたホコリ、行き交う人々の細やかな視線。
では眼鏡を外してみよう。
クリアな視線がいつの日だったかを忘れさせる程のボヤけさ。
天候に例えると分厚い雲というところだろうか。
しかし何故だろう。視界明瞭の時よりも気持ちが和むのだ。
あんなに見えづらく眼鏡を欲していた私が、いざ眼鏡を掛けてみると余りにも世界が見えすぎて、疲れてしまう。
何かを頼りにするのは構わないが、ずっとそれにくっついていると次第に依存に変わり、離れられなくなる。
どんどんそれがないと気持ちが落ち着かなくなり、勝手に「自分にこれは必要」と決めつけている。
では眼鏡を外してみよう。
依存から解放というよりも、ただ自分に、ありのままに戻る。
でも何故かその時の方が溜め息を出して笑える。
一体、体の構造はどうなっているのだ。
何も着けない、、、その方が楽になるのだ。
では年中裸で過ごそうか。いや、それは大袈裟すぎたか笑
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勉強机の上に眼鏡があったことからノートに殴り書きしてみました。
それでは、今日は終わりです!
読んで下さってありがとうございます。