京都市民や観光で来たいろんな国のひとにまざってバスに揺られて
銀閣寺道をバスの中から眺めて 角を曲がったところで下車して
春の大文字さん確認して
てくてくして
道路の向こう側の桜の下は 行列
道の左側の疎水にも 桜
四国から届いた桜便りで目にした陽光桜
まだ若い１０年ちょっとのほっそりな木 少し花びら開いて
函館匂桜
もうすぐなピンク色のつぼみ
枝垂れ桜
桜の並木道から 大文字さんながめて
桜の花びらいっぱいの場所からは 大文字さんが隠れて
桜の並木道から降りて 歩道から 後ろ振り向いたら 桜と大文字さん
青い空と白い雲 そして桜ごしに大文字さん
どこから眺めても電線が仲良しで
桜と大文字さんの風景までたどり着くのに どれだけの時間が
中学生の修学旅行で京都に初めて来て
十代のころから 数えきれないほどの京都の旅を重ねて
４０数年もかかって ようやく 桜と大文字さん一緒の景色をみつめることができて
歩道の向こう側 桜ごしの人力車の風景
右下の角っこに ちらっと桜のカタチの見えて
銀閣寺道
まっすぐに行くと 銀閣寺派の長い睫毛の猫ちゃんに遭遇したお店も
春を感じる銀閣寺も気になるけれど
横道にそれて
哲学の道へてくてく
