
春の嵐に避難させたとき
部屋の中で
星形で弾けて咲いた星屑11号
開花10日目の朝
項垂れて水面に移動
隣りにいるのは力尽きる順番が違った14号
雲にかくれてるお日さま、水面のミルク色の空にはボクここにいる
春の風が速い波をつくって太った白い星を自慢げな11号は
水面を高速で泳いでパチリするのもたいへん
数日、夏のような気温に水面の星屑たちもキレイに透明にならずに
キレイなかたちは星屑2世2号
14号と11号場所が入れ替わったりしながら泳いで
星屑11号、くるっとした花びらが息を吹き返すまであと一歩
11号が水面に移動したら二日前の風景と同じ8つの風景
星屑11号がいなくなったら向こうのピンクのオキザリスが見えて
俯瞰目線でみつめた8つの星屑12・13・15・16・17・18・19・20号
春の風に押されてボクたちは髭じいを隠して
ピンクのオキザリス、星屑の番人にもなって