舞台の上が自分のお気に入りの場所といえる
中学2年生の田畑亜弥ちゃんのインタビュー記事
「自分の中からわき出るものがある。
それを感じる瞬間が好きですね・・・・」
彼女の目に映るヒロインのアディは、ナィーブな少女だという。
「アディは誰に対しても、『アンタ』なんて言ってしまうほど、生意気な子ですね。
思っていることをポンポン言うし、11歳のくせにタバコも吸う。
でも、本当は自分の中に感情を閉じ込めてしまって、
それを上手に表現すりことができない、不器用な子なのかもしれない。
私だったら、つらくて泣いてしまうような場面でも、
アディという女の子は、ぐっとこらえてしまうんですね。 」と、
自身の姿に照らし合わせる。
舞台の稽古は
「目新しいことばかりで、いつも新鮮」と目を輝かせる亜弥。
その新鮮な時間を共有する役者たちについても
オトナは、いつもオモシロイことをする人たち」と亜弥はいう。
もちろん、モーゼ役の沢田もその一人。
稽古をしていて楽しくなるそうだ。
「モーゼが片足を上げたら、アディも片足を上げるシーンがあるのですが
沢田さんは、いつも足の上げ方が違うんです。
沢田さんが足を高く上げると、それなら私もと、
沢田さんの演技にこたえて、ポーンと高く足を上げてみせる。
そんなふうに演じるのがとても楽しいのです」と、可愛い瞳をキラキラさせる。
相棒以上の感情を抱き始めるモーゼとアディ
この場面が観たくて何度も劇場に通った17年前だったっけ