♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

17年前のペーパー・ムーン再演その5

2017年06月21日 17時23分32秒 | 沢田研二

「人間の欲望とか野生とかいうのが

渦巻いている芝居だなという気がするんです」

 

「僕は『こうでなければならない』とは決めていないんです。

昔より今日が大切ですから。」

 

---- スーパースター、ジュリーを

ずっと沢田さんは背負ってこられているような気がするんですが

ご自分では俳優業とのバランスをどうとっているんでしょう -----

 

 

沢田:

「背負っている」とかっていう言葉は僕は違うと思うんですよ。

まぁ、保守的になっていないということだと思いますが。

僕はこうでなければいけない、とは決めていないんですね。

おそらく、昔の点と点が結びついて

そういう具合に言われるんでしょうが、

僕にはそれより今日とか明日のことのほうが大切なんです。

だから目の前の仕事を、汗を流して一生懸命にやる。

それに俳優とのバランスということは、

そんなにコントロールできるものでもないですね。

ただ、コンサートは僕の基盤にあって、

それがあるからいろいろな仕事ができるということは言えます。

 

-----------略

栗山氏:

・・・・・・「ペーパー・ムーン」という芝居は、

大恐慌時代のアメリカというつらい時代が背景にあって、

セリフも一言一言聞いてもらえれば、全部がシビアなんです。

歌もダンスもあって、いろいろな観点から見ることができて、

最後にはみんなで一つの気持ちになれる。

二時間半ありますが、

それはわりと充実した気持ちで過ごせる二時間半じゃないかなという自信はあります。

 

沢田:

それと出てくる登場人物たちが一生懸命というか、

絶対にあきらめない人たちばかりなんですよね。

だから見た人は、

自分ももう少し元気に頑張ろうという気持ちになれると思います。

誰も楽している人はいませんから(笑い)。


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