映画を観たあと
手編みのセーター着てきたひとと
同じくな感想
拘りを 貫くって たいへんね
その拘りを 感じとれるひとがいてこそ
今は なんでも 楽なほうへ 楽なほうへ
流れていく時代
だんだん技を感じとる力も薄れて
ちっちゃい頃から 母親の手作りだったり
近所の仕立て屋さんだったり
父親は 近所のテーラーだったり
みんなが幼稚園に通ってるころ
針と糸の使い方は 一緒に暮らしていた祖母だったり
自分の体型に
じゃすとふぃっとな服を着ることが
今は とっても贅沢なことになって
映画を観ていて
ちっちゃな洋装店 開きたいなんて
一瞬 夢を見ていた30代のころが 蘇って
お客さんを待ってるだけじゃ 趣味だけで終わっちゃいそう
なんて そのころに
夢で終わったけれど
ジャケットのラペル 芯をハ刺しする場面
洋裁店を夢見ていたころ
テーラーカラーのジャケットを 作ったとき
一針一針 ハ刺したことを思い出したり
出来上がった時
襟の裏で
一針一針のぬくもりが
ちっちゃな縫い目で意思表示
芯にのりがついて
アイロンで 接着して 仕立てたものとは
感触も 着心地も違って
主人公が
ミシンの置いてある作業場を
模様替えした瞬間に
ほろっとして
ハンカチも活躍してたら
今 何時だろなんて
腕時計をみているひともいたけれど
感じ方はひとそれぞれ
日当たりのいい場所に置いてあったミシンと
型紙をおこしたり 布を裁断する作業台の
場所をかえることで
頑なだった主人公の気持ちの変化を感じた瞬間に。。。
窓からの柔らかい日の光の中で
無心に ミシンを踏む後姿に。。。。
縫うじゃなく繕うって文字に誘われて
足を運んだけれど
言葉が ない場面に
いろんなことを感じさせてくれた映画だった
頑な心も ひとの心で 繕ってもらったり
自分の秘めた想いを ひとの言葉で気付かされ
頑な心を 自分でバッサリ裁って
つぎのステップへ
タイトルに 隠されていたのは 目に見えないひとの心
「装苑」や「マリークレール」懐かしいです。
Julieに出会う前から、ちょっと背伸び少女でしたか?私もマスコット作りには興味なく、服のデザインや服を作るほうに興味が向いていましたから同じくだったのですね。
ジャンバースカートの響き懐かしいです、前ボタンや後ろファスナーにして作ってもらいました。
生れて初めて針を持った瞬間も蘇った映画でした。