天浜線の路線図を眺め線路沿いの平行道路の文字
原田駅~原谷駅~細谷駅~いこいの広場駅~桜木駅
◇原田駅から徒歩20分の加茂荘花鳥園は時間が足りないので
菖蒲の見ごろ(5~6月)のときにでも
原谷駅から細谷駅まで線路沿いの平行道路をひと駅歩いてみることに
線路の向こうにブルーの服を着た案山子もいて
木製の改札をぬけて
無人駅の原谷駅で下車
◇駅舎(本屋)は国の登録有形文化財
昭和10年(1935年)4月に開通
木製の改札もあのころのまま81年の時間が流れて
駅舎は木造平屋建、切妻造り、厚型ストレート葺、天井は小幅板の鏡張り、
背面下屋を支える頬杖が蓮子状になっているのが特徴
原谷駅のHPによると
駅名は近くに流れる原谷川より名付けられ
2004年7月~9月にフジV系列で放映された「ウォーターボーイズ2」では
「姫乃駅」として登場したことも
駅舎の前には椿もいて二宮金治郎像も
「吾(われ)を唯(ただ)し 足りるを知る」の文字
ライトアップ用の配線もあって、大きなお星さまも輝くみたい
線路沿いの道はどこに?なんてしてたら
ふたりの会話が聴こえたのか、近所のひとがどこからか現われて
案山子の向こうに道があるからと
教えられた小道は毛虫注意の文字も
きょうよっつめの黄色は
京都さんぽの清龍殿大舞台の足元にもいたツワブキ
小川にかかる木製の幅がせまくて小さな橋、
体重制限もないようだけれど、年輪重ねていそうなのでコワゴワ渡って
橋を渡って小道を通過したら線路沿いの平行道路
振り向いた風景 春には桜色で染まる土手かな
進行方向にはきょう五つめの黄色 菜の花がぽつんと
金網越しに進行方向とは逆に向かう列車
後ろを向いて見送って
線路の向こう側は住宅が並んで
線路のこっち側は
列車が通過したあとは 静かな時間が流れて
段差を流れる落ちる水の音も耳に心地よく
田園風景の畦道のようでもあり広い道路のようでもあるけれど
緑も少なくお花のいない時期だから
ひとも車もいなくって 大自然にふたりの声が響いて
右側遠くに見える桜並木は花街道
春に車窓からみつめたら桜色が一直線になるのかな
六つめの黄色はロウバイ
綿毛越しに花街道みつめ
ちっちゃく見えていた目印の木も だんだん近くなって
きょう七つめの黄色は 線路沿いの菜の花
ようやく目印の木 見上げるほどに この木何の木?
ほどなく駅らしい風景にたどり着いて