女川さんぽから戻って
チェックインしたときに
網目の窓に雨粒越しに日和大橋と日和山をみつめて
翌朝は青空の朝を迎えて
窓を開けて優しい石巻の風を感じて
石巻の風景も工事中のクレーンが多く
まだまだ復興途中の風景
宿泊先のロビーにじゃあねして
旅の最終日は石巻駅の駅舎の屋根のような
車窓は飛行機雲
輪っかを描いた飛行機は
ハートを描いたり
星を描いたり
星形の飛行機雲に
Julieが♪TOKIOをフルヴァージョンで歌うとき
ゴールドフィンガーが宙に描く星のかたちに似て
青空に雲で描かれた星
星がにじんでいくところを見たかったけれど車窓の風景はどんどん過ぎて
今度は何を描いているのかしら
列車は飛行機雲からどんどん遠ざかって
つづきは観られず残念
飛行機が描く星を観られてラッキー
自衛隊の松島基地がある矢本駅周辺だったのかしら
2015年にパチリした矢本駅
平日の午前中の車内は暮らしのひとで混雑して
車窓をのんびり眺めているのは私達だけだったかしら
三年ぶりの車窓を懐かしむひとは
初めて見るひとにあれこれ説明をしながら
仙石東北ラインは高台を走って
防護壁が高いほど震災で被害が大きかった地域
湾から離れた高台に移設された野蒜駅
ヤマザクラもまだ咲いて
桜越しに島も見えて美しい風景の防護壁は石垣のようなデザイン
防護壁に架けられてるのは梯子?
ズーム目線でもみつめて
車窓の目線の高さにある防護壁
車窓は景観と安全の風景
仙石東北ラインは湾から外れて塩釜駅経由なので車窓からみつめた
三年前に仙石線で通った本塩釜 港の風景
車窓は防護壁から離れて仙台へ向かって
平日のお昼時
満員の仙石東北ラインは定刻に仙台駅に到着
新幹線仙台駅ホームはサラリーマンも多くて普通の日常
新幹線では三陸かきめしなど味わって
三時のおやつごろに帰宅して
早めに自分たび無事に終えての乾杯
再開発された女川シーパルピアで買い求めた
蒲鉾本舗 髙政の蒲鉾 ぷちあげのたまねぎ味
封を開けたらハートのかたちもまざって
日和山の散り時の桜や女川のぽつんと咲いていた桜に思いを馳せながら味わって
乾杯のあとみつめた町の灯りの上に三日月
しゅっとした三日月ながめブルーから始まった空を閉じて