いつ予約したか忘れるくらい時間が経って
3ヶ月過ぎて ようやく
ページをめくることになって
奇跡の人
原田マハ 著
小学生のときに学校の図書館で借りて読んだ伝記
パティ・デュークの映画も見て
それから数十年も経って
ヘレンケラーの日本編
ページの最初は
昭和29年の文字
盲目の津軽三味線を弾く女性が登場して
明治20年
弘前に住む三重苦の「れん」と どう関わっていくのかなぁ
って
引き込まれて
一気に読み終えて
どんよりした空をながめながら
いくつ涙の粒 こぼれ落ちたろ
ページのどこに感情移入するかで
感想は それぞれだと思うけれど
日本の時代背景
生れた家柄、住んでる地域
三重苦の「れん」が
生き物としてみなされ
家族に 「人」として 接してもらえなかったのが
やりきれなかった