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ブームの渦中を語る 証言 中井國二  その3

2013年11月04日 09時14分40秒 | TIGERS

「みんなGSが好きだった」 <GS全盛時代>より

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「作品としてはあの時代にあって、すごく新しいものだった」

 彼らを『ナンバ一番』で初めて見たのは・・・・6月(’66年)ぐらいかな?

それでボクが合宿所をさがして、11月ぐらいに上京してすぐ世田谷の烏山で

合宿生活に入って、レコード・デビューが翌年2月ですからね。

忙しかったですよ、あんまり準備期間がなくてね。

上京してからは、アマチュア時代とは違って、ひとりひとりの役目というか、

イメージっていうのがすごくあるわけですよ。

メンバー全員に自分のキャラクターとかそれぞれのパートを自覚させたと

いうことですよね。

で、マスコミに対しても、そういうのをキッチリ出すようにしてました。

 作品としては、最初から “すぎやまこういち、橋本淳”というコンビだった

んですけど、あの時代にあって、すごく新しいものだったとボクは思いますね。

メロディアスでビートがあって、しかも日本人にうける部分っていうのが

いろいろあったと思うんですよ、甘さや聴き易さを前面に押し出してきましたし。

でも逆にライヴのステージでは、結構ラジカルでアクティブでエネルギッシュで

甘さより激しさのほうを強調してましたからね。

それが人気をあおったんじゃないかと思います。

 

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