♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

シルビーな鴨川ロマンス その5 トッポのインタビュー

2013年05月28日 23時19分49秒 | TIGERS

六本木のキャンティでのトッポのインタビュー

 

塩見さん:

キャンティはあの時代のアーティストのサロン的なお店で

昔は彼らの洋服をてがけたベビードールというお店もここにありました。

そんな思い出の場所でお聞きしています。

------

♪タイガースのテーマ(モンキーズのテーマ)♪が流れる中

(最初は音が途切れて)

あまりにも思い出がありすぎて、一番楽しかった時代でした。

ちょうど世の中でエレキブームが始まりまして

友達の坂田君がアマチュアのバンドをやっていまして

それを見ていたら、なんかおもいしろそうだなぁと思って

ちょうど4人いて

ドラム、ベース、ギター、サイドギター、いいバランスで、

僕らもちょっとやってみたいなぁって

坂田君に楽器を借りたりして、見よう見まねで始めてやりだしたら

面白い面白いっていうことになって

ジャンケンしてパートわけしようって決めたら、こういうことになったんです。

 

タイガースのコスチュームは

僕とここにいた川添梶子さんと二人でやっていました。

ここがベビードールっていう洋服屋さんだったんです。

僕は子供のころから美術関係は好きな人間でした。

音楽家になるよりは、ほんとうは美術系のほうが才能があるのになぁって

いまだに思っています。

絵描きになるのも音楽家になるのも似たような気がします。

キャンバスに向かって書くのと音楽は空間がキャンバスになるというそれだけで

僕のギターは筆みたいなものですよ。

 

僕は嫌いだったんです(タイガースの曲)。

その前からビートルズやローリングストーンズとかジミヘンドリクスだとか

向こうの60年代の音楽シーンがでてきてましたので

それは音楽シーンだけじゃなくて、いろんなアートの世界でもそうだし

ベトナム戦争の真っ最中ですから

わりとミュージシャンだったり、いろんなアーティストたちが

みんな反戦だとか平和運動だとかそういうことを音楽にしていた時代ですから。

 

タイガースの曲は

すぎやまこういちさんと橋本淳さんが書いてくれた。

日本の女の子たちが好きそうなメルヘンチックな甘く優しい

甘ったるい曲っていうんで僕はうんざりしていた。

 

最近は

初めてタイガースの曲がいいなぁって思うようになりました。

年のせいでしょうねきっと。

 

ここで聴きなれた誰かの笑い声(きっと、たぶんJulie?)

 

客観的に音楽としてみたら「花の首飾り」は名曲です。

僕が日劇のウエスタンカーニバルでビージーズの「ホリデイ」を歌っていたんです。

それを聴いて、すぎやま先生が何かひらめいて、あっという間に作られたらしいです。

「廃墟の鳩」

あのころははっきりとした意味は言わなかったんですが

タイガースであまりにもメルヘンチックなものばかりの曲だったので

ちゃんとコンセプトのあるメッセージ性のあるアルバムを制作するということで

作った中の1曲なんです。

原爆が落ちた後の広島のことを歌った曲なんです。

 

♪廃墟の鳩♪(1968年3枚目のアルバム ヒューマンルネッサンス)

 

今、この社会の中で、この世界の中で、この地球の中で

自分がどういう表現ができるか、どういうメッセージをおくれるか

みたいなことは思いますよね。

 

今のほうが楽しいですね。

自分の思ったとおりにずっと生きてきていますのでね。

ますます自分の思ったとおりに生きれそうな感じだから非常に充実はしています。

ひとに生き方だとか行動を左右される時代じゃないので

44年前に

そういうところはさよならしたんでタイガースをやめたんじゃなくて

渡辺プロをやめたんです。

 

ここのところ、何が一番大切かというと

もっとも時間が大事じなものじゃないかと思って。

僕65歳なんですけど、仲間が、たくさんの人間が死んだんです。驚くぐらい。

なんでそんなに簡単に死んじゃうんだと思って

どっちみち僕も時間の問題で死ぬんだろうし

生きてる間にやることやっちゃわないといけないんで

できるだけいい時間を

自分が納得できるいい時間を持ちたいなぁと思います。

 

僕たち団塊の世代の数が一番多いわけでしょう。

そのひとたちがちゃんと思うことを発言したり

自分たちがやることをちゃんとやると、いい日本になりますよきっと。

 

まだリタイヤしちゃいけないと思います。

僕、死ぬまでリタイヤするつもりありません。

いろんなことあきらめてるひとが多い、人生勝手に終わらしちゃいけません。

自分が終わったと思った時点で終わってるんです。

自分たちの子供たちが安心して育っていける環境をつくるのが

僕ら大人の責任ですから。

その大人たちに音楽でメッセージを伝えられるのが僕らの仕事ですから。

そういう意味で今回タイガースをやることは意味あることだと思います。

♪花の首飾り♪

--------

 

「廃墟の鳩」のことやタイガースの曲について

昨年、かつみのLIVEで聴いたっけ

かつみが生涯現役宣言、きっとメンバーも同じ気持ちかなぁ

かつみのインタビューにJulieの笑い声添えて?

--------

♪銀河のロマンス♪が流れる中

街角の声

タローの近所に住んでいて子供のころ、頭をなでられた男子の懐かしい思い出も

---------

 

そして最後はサリーのインタビュー

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« シルビーな鴨川ロマンス その... | トップ | 改めてシルビーな鴨川ロマン... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

TIGERS」カテゴリの最新記事