12月の六本木に行けることになったわって
昨夜
JULIE愛好家と声の交換しているときに
スマホに届いた訃報
年齢が近いひとがまた旅立って
大好きな曲を聴きながら
伊集院静さんが文字で表現した「沢田研二」
あらためて
自分にとっての「沢田研二」を
しみじみ読んで
21 CDs COLLECTON OF KENJI SAWADAより
♡♡♡♡♡♡♡
大樹のごとき君なれば
沢田研二は一本の樹である。
女たちは彼を仰ぎ見て、そして微笑む。
女たちは彼を求め、その手に一掌の糧を得る。
女たちは彼を遠くで祈り、そして風を聴く
女たちは彼のもとに眠り、そして夢を見る
私は沢田研二にふたたび
かがやかしいステージが帰ってくることを予言する。
なぜなら彼は天井の気配をその枝先に触れた
スーパースターという名の樹だからである。
ずっと沢田研二を仰ぎ、求め、祈り、夢見て、
そして愛したきた女たちはしあわせである。
なぜなら、その樹にしか
天上を触れるような見事な時間は宿ならないからだ。
ざわめく葉音が、私たちの耳の奥に
今静かに聞こえはじめている。
フッともらした吐息に
つかの間 風も立ちどまり
さぞや美声をくれるでしょう。
♡♡♡♡♡♡♡
だからこそ半世紀以上もの歳月を
観続けてこれたのかしら
JULIEが大好きなステージで輝く姿を
透明な少女から始まったJULIEとの時間
半世紀以上も重ねたら
いろんな色に染められ
古希をとっくに過ぎた色つきの女になって