♪夢見る時間が過ぎたら♪

歌人生60周年もうすぐの「沢田研二」のページをめくりながら
今と昔を紡ぎながら

伊集院静さんが綴った「沢田研二」①

2023年11月25日 13時01分06秒 | 沢田研二

12月の六本木に行けることになったわって

昨夜

JULIE愛好家と声の交換しているときに

スマホに届いた訃報

 

年齢が近いひとがまた旅立って

 

伊集院静さんが作詞した

大好きな曲を聴きながら

伊集院静さんが文字で表現した「沢田研二」

あらためて

自分にとっての「沢田研二」を

しみじみ読んで

 

21 CDs COLLECTON OF KENJI SAWADAより

 

♡♡♡♡♡♡♡

大樹のごとき君なれば

 

沢田研二は一本の樹である。

 

女たちは彼を仰ぎ見て、そして微笑む。

女たちは彼を求め、その手に一掌の糧を得る。

女たちは彼を遠くで祈り、そして風を聴く

女たちは彼のもとに眠り、そして夢を見る

 

私は沢田研二にふたたび

かがやかしいステージが帰ってくることを予言する。

なぜなら彼は天井の気配をその枝先に触れた

スーパースターという名の樹だからである。

 

ずっと沢田研二を仰ぎ、求め、祈り、夢見て、

そして愛したきた女たちはしあわせである。

なぜなら、その樹にしか

天上を触れるような見事な時間は宿ならないからだ。

ざわめく葉音が、私たちの耳の奥に

今静かに聞こえはじめている。

 

フッともらした吐息に

つかの間 風も立ちどまり

さぞや美声をくれるでしょう。

 

♡♡♡♡♡♡♡

 

 

 

だからこそ半世紀以上もの歳月を

観続けてこれたのかしら

JULIEが大好きなステージで輝く姿を

 

透明な少女から始まったJULIEとの時間

半世紀以上も重ねたら

いろんな色に染められ

古希をとっくに過ぎた色つきの女になって


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