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6月25日はなぜ特別なのか

2020-07-03 15:37:29 | 沢田研二のギネス記録ゲーム②ジュリーミッケ

高田文夫氏が述懐、1978年6月25日のサザンデビューの画期性

NEWS ポストセブン 6/30(火) 7:05配信

https://news.yahoo.co.jp/articles/167ffe4ff495df023759d8400767ef7c0247370e

放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、みずからの誕生日である6月25日が、日本のエンタメ史上いかに重要な日かについて紹介する。

 * * *  この号が出る頃には大成功の内に大盛りあがりで終わっていると思うが、6月25日あの横浜アリーナでサザンオールスターズが無観客での大感謝、大配信ライブを大決行。いつもいつも、どんな時でもサザンと桑田佳祐は我々に元気と勇気と呑気をくれる。コロナなんかに負けるな、そして感謝のライブである。どうして6月25日になったのか。そう、それは1978年、42年前のこの日、彼らが『勝手にシンドバッド』で意味不明の衝撃デビューを果たした記念日だからである。

「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバッド」をくっつけて、短パンで現われて歌っている歌詞がまったく伝わらない。『夜のヒットスタジオ』のHディレクターは本番中、うしろのサブにいた私に「タカダ~ッ、これ何言ってっか分かんねぇな。次こいつら出る時テロップ入れるの忘れんな」。この日から史上初、流行歌の歌詞にテロップが出るようになった。

 この6月25日というのは日本のエンターテインメント史上、最も重要な日付けとなった。1948年のこの日、桑田のひと世代上のエンタメの王者、ジュリーこと沢田研二が生まれている。同じ日(1948.6.25)、西で沢田がそして東で私、高田が生まれているのだ。ネズミ年に生まれ、今年のネズミで72歳である。

 1959年、西の沢田も東の高田も11歳の時である。なんとスポーツ界最大のメモリアル、あの天覧試合が行なわれたのである。入団2年目長嶋茂雄、入団1年目王貞治。西の沢田も東の高田も息を殺してブラウン管をみつめていた。「ああ野球中継も終わってしまう」と思った瞬間、阪神のザトペック村山実が投げる、打った―ッ、打った長嶋、サヨナラ、サヨナラホームラン。で―中継は終わった。ちなみにこの日、王もホームランを打っていて、史上初の記念すべきONアベックホーマーと、なった。

なんにも誕生日プレゼントが無かったあの日、長嶋のホームランこそが私への最大のプレゼントだと思った。あの瞬間から長嶋茂雄は私の「神」となった。以来、天覧試合は一度も行なわれていない。ジュリーと私が生まれて天覧ホーマーがあって桑田佳祐がデビューするという、6月25日はなんと素敵な1日なのでしょう。

 蛇足ながら、生まれた年は違いますが、この日が誕生日なのは、獅子てんや(漫才)、加藤芳郎(漫画家)、愛川欽也、小渕恵三、本宮ひろ志、松浦亜弥、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)。そして学問の神様・菅原道真。2009年のこの日、マイケル・ジャクソン死す。

 

 

なんて、素敵な6月25日。西の沢田、東の高田も11歳の時。私は1ちゃいの時。まだ、1ちゃいにもなっていないわ。4か月の赤ちゃんの時。



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