ゆも庵

トイガン好きの多分トイガン中心Blog

あったかもしれない過去

2023年05月29日 | ハンドガン

"M.C.W.=MGC CUSTOM WORKS"といえば80年代のモデルガン小僧には憧れのブランドでした。
通常製品もなかなか買えない子供にはMGCのカスタム製品なんて高嶺の花で「いつか稼げるようになったら買おう!」と心に決めていましたが、稼げるようになったら当のMGCが消えていました(T_T)

企業の盛衰は致し方ないことですが、現在も新製品を出してくれるメーカーが存在してくれるのはありがたいことです。

M.C.W.のラインナップで私が納得いかなかったのは、PPCカスタムがM29とパイソンしかなかったことです。
当時MGCにはS&WのKフレームがなかったので仕方なかったのですが、せっかくのPPCカスタムを欲しいと思えなかったのが悲しかったですねぇ。


パイソンPPCカスタムのスラブバレルとBO-MARリブサイトはとても格好良かったのでMGCから586が出たときには「これでPPCカスタムが出るのでは!?」と期待したのですが、586のPPCカスタムは出たもののM.C.W.のデザインとは異なるものでした。

パイソンPPCカスタムを潰してまでKフレのPPCカスタムを作ろうとは思いませんでしたが、M.C.W.のスラブバレルとBO-MARリブサイトがヤフオクに出品されているのを見つけて速攻確保しました(^^)

これでS&WのPPCカスタムができる!とコクサイKフレームの在庫を探そうとしたところ、M.C.W.の刻印から
「あんた、そこに愛はあるんか~♪」
と声が聞こえたので、多少ゴツくなるのは目をつぶってベースはMGCの586としました。

そうとなればとYさんのもとにブツを送り、製作記の通り、めでたく586PPCカスタムが完成しました。

やっぱりPPCカスタムはS&Wベースがしっくりきます。


デイビスのお弁当箱みたいなゴツいのも好みですが、スラッとしたデザインもまた良いです(^^)




今となってはM.C.W.のオマージュのようなカスタムですが、MGCが廃業しなければあり得たかもしれないなぁと思いつつ、今回形にすることが出来た幸運を噛みしめています。


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