旭工房のモーゼル1910キットがYさんの元にやってきました。
前作のモーゼルM1914との比較。
.25ACPのモーゼルM1910は.32ACPのモーゼルM1914と比べると小さいんですが、他の.25オートよりは大きめです。
そのままではダミカがチャンバーに入らないので、
チャンバーを7mmまで拡張しつつ掘り進めて
ダミカがピッタリ入るようになりました(^^)
スライドの裏側はこのままだとマガジンリップに干渉するので
両サイドを削り込み、この後さらに加工します。
エジェクターを兼ねたファイャリングピンを作成し、
ブリーチフェイスに穴を開けて突き出るようにします。
スライド後部にスリットを切ります。
ファイヤリングピンを受けるパーツを作成して、スライドに入れてスムーズに動くか確認。
ファイヤリングピン受けはこの後フレイムに接着します。
真鍮板を切り出してマグキャッチを作成します。
スライドにエキストラクター用の溝を掘ります。
少しずつ彫り進めていきます。
後部の整形にもう少しかかりそうです。
エキストラクター用の溝はこんなものかな?
実銃の情報提供をいただき、溝を少し延長しました。
エキストラクター用に5mm厚の真鍮板を切り出します。
切り出した真鍮板をエキストラクターに整形します。
徐々にエキストラクターっぽくなっていきます。
エキストラクターの爪を整形します。
エキストラクターはスライド下部からねじ止めします。
エキストラクターを組込み爪を調整していきます。
とりあえずちゃんと排莢できるようにはなりました(^^)
加工したパーツを全て組み上げ、ローディングインジケータがちゃんと動作するか確認しました。
エキストラクターを調整してスライドを引いて離しクローズした時、爪がしっかりカートのリム部に噛み込まない不具合を解消しました。
MGCの32オート用マガジンは横幅とカートの装填はクリアしていますが、前後幅が1.5mm長くて入りません。
そこで32オート用マガジンの背を切って前後幅を調整して、マガジンスプリングの前後幅が長すぎるので、マルシン製25オート用スプリングを使うことにします。
MGC製32オート用マガジンのボトム部分を切り取ると上げ底になっているのが分かります。
重量を稼ぐ目的なのかな?
マガジンの背を切ります。
マガジンの前後幅を調整中。
もう少し削らないと背板を接着できません。
マガジンの前後幅の調整が終わり
背板をセメダインのメタルロックで接着します。
接着後、フレームに差し込んでスムーズに動くことが確認できました。
完成したマガジンにフォロアーとスプリングを組込みます。
マガジンのリップは中古の32オートに予備で付いてたマガジンのリップがガタガタになっていたので、削り落として新たに作成しました。
0.5mm厚の鉄板でマガジンボトムを作成します。
鉄板を90度曲げるのはすんなり出来るんだけど、折り畳むのは結構面倒です💦
次はマガジン本体の長さを決めて、ボトムを差し込める様マガジン本体下部に曲げ加工します。
マガジンの長さを決め、本体下部を曲げ加工します。
ボトムを差し込みマガジンの完成です。
以前作成したマグキャッチをフレームに取り付けて
マガジンをしっかりロックされることを確認しました。
動作テスト中に折れたエジェクターを兼ねたファイヤリングピンをABS丸棒で再作成しました。
直径を2mm(下)から2.5mm(上)にしたので、今度は大丈夫かな?
とりあえず組み上げて、手持ちのダミカ3発で動作確認です。
マガジンボトムを黒染めします。
1914と同様にトリガーの加工に移ります。
先ずは固定のトリガーを叩き折り、
6mm厚のアルミ板でトリガーを新造します。
トリガーの背面にスリット切っていきます。
トリガー背面のスリットは幅3mmまで拡げました。
3mm厚のアルミ板から作成したパーツを1.5mm径のステンレスピンでトリガーに取り付けます。
スプリングを仕込んであるので、開いた状態です。
フレームにトリガーが入る窪みを彫刻刀などを使って切削します。
トリガー上部にネジ止め用のパーツを追加します。
フレームにネジ止めしてみたけど、トリガー後部のパーツが短過ぎて上手くいきません💦
調整してトリガーが動くようになりましたが、少しリターン位置が前過ぎるので再調整しなきゃいけません。
トリガーリターン位置を調整して完成です。
1914と一緒に(^^)
次に動かすのは何でしょうね?
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