沖原(木村祐一)を探して橘(真木よう子)が店まで出向くが、店内にはいなかった。
沖原の携帯電話に電話してその音を頼りに探す橘。そして遺体となった沖原を見つける。
樋口(唐沢寿明)は負傷しながらも実行犯と格闘していた石川(増田貴久)を助け、実行犯を取り押さえる。
一部の客は警官たちによって店内にとどめられていたが、VIP席の客がいないことに気づいた橘。
部屋に駆け込むがおらず何処に行った?とママに詰め寄るも「殺人事件とは関係のない方たちです」と言われる。
聞こえる音を頼りに追いかけたが間に合わず。
沖原の死を知った樋口は絶句。凶器はこれまでと同じ砲丸のような丸いもの。
沖原から聞いた情報、上杉渉(手塚トオル)がクローバーフレンズという人材派遣会社を経営していることを樋口に伝える橘。
防犯カメラにも渉が映っていた。そして強行犯の調べで、本郷ホールディングスの人間がいたとわかる。
息子・大樹の病室にいた樋口に石川から連絡が入る。沖原の腕時計から渉の指紋が検出されたのだ。
本郷会長(伊武雅刀)は雫(伊勢谷友介)に電話をする。席を外していた間何をしていたのかと。
兄さん(渉)に会っただけ、金が必要だったみたいで都合をつけてほしいと言ってきた、と話す雫。
雫が自分の部屋でバッグから例の凶器を取り出し、ガラスケースに収めていた。
そこには被害者の名前の書かれたプレートと共に飾られていた。それも沢山・・・。
その中に樋口の妻・未希(菊池桃子)と橘の父の名前もあった。
渉の会社事務所を捜索し、樋口はデスクの奥から隠すようにあったファイルを見つける。
橘から樋口に連絡が入る。渉のことを調べたからだ。
母親は死亡しており、父親は不明、生まれてからずっと施設で育っていた。
ファイルは事件に関するもので、証拠が残らないよう遺体を処理するしたものと、
殺しに強い主張のある事件ものとあり、樋口は同一人物の手口ではないと推定。
渉では人物像がかけ離れているのだ。
それと未希が殺される時真犯人は「調子に乗るからだ」と言っていた。
そのことから真犯人となんらかの接点があり、真犯人の怒りをかったと。
未希はソーシャルワーカーとして働いていた。橘が未希の周辺について調べることに。
テレビで沖原の事件が扱われ渉が犯人として報道される。
それを見た雫が渉に連絡する。「兄さん、うまく逃げてください。頼りにしてますから。後はよろしく」と。
側近が渉に雫との関係を問うと、渉は「やつは狂ってる」と。
渉の足が悪いのも、顎が鳴るのも、全て雫のせいだった。まだ若い頃に自分の身代わりにするために、
渉の足をナイフで切って動きを封じ、顎が鳴るように金槌で顎の骨を折っていた。
渉は言う。「やつは人間じゃない」と。
本郷会長と田所署長(小市慢太郎)が会う。本郷は「上杉渉を刑務所には行かせない。韓国に逃がす。
検事正と話した。連絡を取り合い、うまく処理しろ」と指示を出す。
田所が「しかし、警察官の命を奪っておりますし、これ以上は・・」と言うと、
「カラスは何色だ?白だよな?」と本郷会長に凄まれ、結局受け入れる。
本郷会長は「そうだ。正義は金で買える」と。
橘は徹夜で資料を調べる。そこへ緒方(田村健太郎)と森下(石橋菜津美) が現れる。
田所署長に勝手な捜査をするなと釘をさされたが、自分たちは協力する、何かあれば言ってくださいと。
そこへ樋口が来る。なので緒方と森下は部屋を出る。自分たちを信用していないのだろうかと話す緒方。
橘が資料から探った結果、クローバーフレンズに登録された人材の中に、
未希が自立支援センターで支援していた人が3人おり、その全員が35歳未満で路上生活の経験がある人ばかりだった。
真犯人と未希をつなぐ接点と思われるが、全員が行方不明だった。
別の人にも捜査をさせたいが、まだ内通者が分かっていない為、協力を仰ぐこともできない。
そこへ緊急指令室に通報が入る。「助けてくれ!こいつらに殺される。助けに来ないと飛び降りる」と。
樋口と石川が現場に着くと、作業員・高木が人質を取って屋上にいた。
人質がいるのに何故か近づこうとしているDM建設の社員。
高木が飛び降りようとしたが、樋口がなんとか引き戻す。
社員に違和感を感じた樋口は、何かおかしいと橘に伝える。
橘も聞いていてそれまでは不安と恐怖を感じる声だったが
樋口たちが警察とわかった時、高木の声が安定した声になったと。
高木は病院に収容される。高木の体に発疹を見た樋口は石川と共に作業現場に行く。
作業現場では何人も働いていたが、そこにいた作業員全てに発疹があり咳をしていた。
高木は社会復帰する為に、未希がいた自立支援センターで職を探していた。
今の会社に派遣したのが渉の会社クローバーフレンズだった。
高木の入院した病院に行くと社員が被害届を出さないと警官に話している所だった。
樋口に「そうやって丸め込むつもりなんだろう?」と言われてもとぼける社員。
樋口が肩を捕み「高木さんから詳しく話を聞かせてもらうよ」と言うと怯えた表情をして逃げるよう去っていった。
高木はDM建設で仕事を始めてから体調を崩し、一緒に働いていた仲間も何人も倒れていた。
あそこには何かある、何かあるとわかっていながら黙って働いていた、職を失うのが怖くてと話す高木。
樋口は高木に自立支援センターにいた樋口未希を知っていますかと、聞くと知っていると答える高木。
「担当ではなかったがいい人で、彼女に支えられた人は多いと思う。彼なんか特に。」と
未希と真犯人をつなぐ接点として挙がっていた行方不明者・早川の名前を挙げる。
未希が担当した最後の人物、早川はクローバーフレンズからワーグナー商事に行ったと。
橘に連絡を取ると、強行犯係から連絡があったと聞き、急ぎ署に戻った樋口。
飛び降りの一報が入った後、渉を捕まえられそうだと連絡をもらっていたが、
結局渉には逃げられた。が、いつも一緒だった側近は確保していた。
樋口は誰に頼まれて渉は紹介したかと聞く。彼はくそったれの悪党だが真犯人じゃない、
というと側近の顔色が変わる。渉とつながっているのは誰だと問いただす。
その頃渉は雫に電話をしていた。
渉はカバンを逃げた現場に残しており、その中には雫との関係がわかるものも入っていた。
路上生活者を何のために集めているかも必ずわかる、と言う渉にもう一本のアキレス腱も切るぞと脅す雫。
頼む迎えに来てくれと懇願する渉。
橘の携帯にメールが届く。早川と樋口の妻・未希が付き合っていたと書かれていた。
それを見て動揺する橘。緒方に番号を調べさせると、飛ばしの携帯だった。
樋口が早川について話す。彼の居所を知る人間がいないと。
橘は「奥さんは何らかの闇に触れて真犯人に殺された」と呟く。
ワーグナー商事のことが分かればと捜査二課に協力を要請すると言って出ていく橘。
メールのことは樋口には言えなかった。
雫と会う渉。カバンはワザと警察に渡るようにしていた。
しかし、雫の犯行にかかわる記録は内通者に押さえさせてあると言う渉に
そんな小賢しい駆け引きをしないで、助けてくれと言えばいい、僕と兄さんの仲じゃないですかと言う雫。
もう八方塞がりだ、遠くに逃がしてくれと懇願する渉。
雫が食事を勧め、渉が食べようと手を出したとき、その手にフォークを突き刺す雫。
雫は樋口を殺す提案をした。段取りもしてあるから、彼を殺す気だったんだろ?と。
もし提案を飲まなかったら?と渉が聞くとここで兄さんを殺すと淡々と話す雫。
高木に早川と未希との関係について聞いていた橘。
居酒屋にいる樋口に連絡を取り、話を始める。
早川以外にも路上生活者がクローバーフレンズを通してワーグナー商事に紹介されていた。
しかしいずれも行方不明になっていた。ワーグナー商事はペーパーカンパニーだった。
未希は早川の身に何かあったと知り、早川の行方を捜してクローバーフレンズにも言っていた。
そこでメールの件をやっと樋口に話す橘。
あり得ないと言う樋口に、未希が特に早川のことを気にかけていたと話す。
自分も信じたくはないが、飛ばしの携帯からの情報でまだはっきりはしないと言う橘。
動揺したのだろう。樋口は頭を冷やしてくると言って店を出る。
その頃雫は新しい凶器をバッグに入れていた。
樋口がベンチに座り頭を抱え込んでいた所へなんと渉から電話がかかる。
渉が「取引だ。一連の真犯人を教えてやろう。誰がお前の女房を殺したのか。
その証拠を渡してやろう。その代わり俺を逃がすことが条件」と宣う。
断ったら?と答えると「一生解けない謎を抱えたまま生きるんだ。お前の女房が死んだ理由を」と言う渉。
お前が信用するとでも思ってるのか?と言うとあるペンションで会おうと言う渉。
そこは樋口と未希の思い出のあるペンションだった。
渉を信用するのかと言う橘に、もう妻には聞けない、
だからあいつから真実を聞く必要があると言って、橘が止めるのも聞かずに行ってしまう樋口。
橘は石川に渉に呼び出された樋口が危ないと電話する。
ペンションに着き、渉を探すが見当たらない。
2階に上がっていくとなんと未希の声が聞こえてくる。
それはボイスレコーダーを再生したものだった。
ベランダの扉が少し空いており、出てみると靴があり、下を覗くと渉の遺体が・・・。
ゾッとしました。雫の部屋のショーケースの中の凶器の量
未使用の物もあるようですが、それでも使った凶器は20名分ほどはあるかと
なによりバッグから取り出して匂いを嗅いでいるって 怖すぎます
若い頃の雫と渉のシーンも怖かったです。冷酷なんてもんじゃない。
渉が「あいつは人間じゃない」というのもわかります。
そして気になるのは内通者は誰か?です。
カバンの中を取り出せる人間となると・・・まさか石川??
いやいや、彼は樋口のことを慕っているし・・・。
他にはECU副室長の落合(安井順平)もなんだか怪しいんですよね。
橘の動きを伺っているように見えたんですよ。
元科捜研だから音声の編集なんてお手の物でしょうし。
(-ω-;)ウーン 余計分からなくなってきました。
ペンションで聞こえてきた未希の声もなんだか微妙に途切れ途切れの感じで
編集されているような気がします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます