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アクト・オブ・キリング

2014-09-04 21:19:56 | CINEMA(あ)
アクト・オブ・キリング
'12:デンマーク ノルウェー イギリス


◆原題:THE ACT OF KILLING
◆監督:ジョシュア・オッペンハイマー
◆出演:アンワル・コンゴ、ヘルマン・コト、アディ・ズルカドリ、イブラヒム・シニク、スルヨノ、ユスフ・カラ、サフィト・パルデデ、ソアドゥオン・シレガル、ヤプト・スルヨスマルノ、シャムスル・アリフィン、サヒヤン・アスマラ

◆STORY◆1965年インドネシア。スカルノ大統領(当時)親衛隊の一部がクーデター未遂事件を起こし、クーデターの収拾にあたった軍部のスハルト少将らは、事件の背後にいたのは共産党だとして、西側諸国の支援も得ながらインドネシア各地で100万規模の人々を虐殺。その実行者たちは、いまも“国民的英雄”として楽しげに暮らしている……。アメリカ人映画作家ジョシュア・オッペンハイマーは、人権団体の依頼で虐殺の被害者を取材していたが、当局から被害者への接触を禁止され、対象を加害者に変更。北スマトラ州の州都である大都市メダンで虐殺の実行者たちを取材中、彼らが嬉々として過去の行為を再現して見せたのをきっかけに、殺人を好きな形で再現し映画にすることを提案する。まるで映画スター気取りで当時の殺人の様子を詳細に演じてみせる男たち。だが、その再演は彼らにある変化をもたらしていく……。

インドネシアで行われた大量虐殺を題材にし、ベルリン国際映画祭観客賞受賞、アカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリーです。

はっきりいってこの事件まったく知らないNakajiにとっては新鮮でした。
これってデヴィ夫人の旦那様のことなんでしょ~

1960年代にインドネシアで繰り広げられた大量虐殺の加害者たちがそのまま映画に出ています。このこと自体がすごくて、まったく罪の意識はないんだよな~

本人が演じることによって客観的にみた自分たちはどう思うのかって思わせるのが、この監督の意図だったのかね~

はじめはすごいことやっただろ!!俺って感じで本人が出演もしています。
当時の様子を話をしながら演じていたり、演じさせたりしていると、
だんだんひどいことをしたことがわかってきたのか、
演じているうちに当事者は、今の時代、もしかしたら俺たちは非難されるのでは?
って思うようになったんだろうな~
リアルな描写がドンドンできなくなってきてたね。

はじめはもっと残虐にやった!とかいっているのが、
ファンタジーチックに演じるようにしてみたり、時代がこういった時代だったんだとか、
自分たちを正当化しようとすればするほど、こっけいに見えるというか、
違うんじゃない?君たちって思ってくる。
これが人の心理だな・・・って生々しく思えてきました。

しかし、客観的に自分をみることって必要だな~ってなんか思った映画だった。
そしてこの演じていた主人公たちは自分たちがどんな立場になるのか考えられなかったのかしら・・・

Nakajiの満足度 ★★★(3.0)  7/21  劇場鑑賞 63 作
Act of Killing [DVD] [Import]
Pid
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映画パンフレット アクト・オブ・キリング
トランスホーマー
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