最愛の大地
'11:米
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◆原題;In the Land of Blood and Honey
◆監督:アンジェリーナ・ジョリー
◆主演:ザーナ・マリアノビッチ、ゴラン・コスティック、ラデ・シェルベッジア、バネッサ・グロッジョ
◆STORY◆ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下の1992年、セルビア兵に捕まり収容所に送られたアイラ(ジャーナ・マリアノヴィッチ)は、女性としてのプライドをズタズタにされるような日々を送っていた。そんな中、以前付き合っていた将校ダニエル(ゴラン・コスティッチ)から、肖像画の制作を依頼される。やがて二人の間に愛が再燃するが、一方で戦況はさらに悪化していき……。
著名なハリウッド女優であり人道支援家としても活躍するアンジェリーナ・ジョリーが、長編初監督を果たした社会派人間ドラマです。
ボスニア・ヘルツェゴビナの紛争で敵同士となってしまった恋人たちの姿を描いた人間ドラマです。
ボスニアの話って、あなたになら言える秘密のこと、サラエボの花で見てたけど、
やっぱりアンジーが描くとなまなましいというか、
これが現実なんだろうな~って思ってしまいました。
演説したからってわけではないけど、政治的なメッセージがみなぎるって感じでしたね。
セルビア系ボスニア軍の捕虜になったムスリムの女性たちが、
基地に監禁され蹂躙された史実を下敷きにしているんだってね。
なんかねえ、自分が選ばれないように身を固くして祈る女性たちをみてると、
なんて世の中なんだって本当に思ってしまいました。
女は道具なんかじゃないっ!!って怒りさえ思う作品でしたね。
違う民族が国を争うって本当にそうぞうつかないんだよね。
一緒に学校にかよっていた相手を、そんなに民族がちがうってだけで、
憎悪するくらいにきらいなるんだろうか。。。って思ってしまう。
これが戦争なんだろうね。
基地から脱出する方法を教えて逃げれっていうまでは、
この人この女性を愛しているって思うけど、
結局基地から脱出しても、橋で殺されてしまうんじゃんって思った。
そして逃れるために、死体の下で息を殺しているのなんて耐えれないわ。
そしてこの彼氏、ボスニア軍の将軍の息子であるんななら、
もっといろんなこと考えてもよかったんじゃない?
って思うところもあるだけどね。
だって敵といわれているムスリムの女性をかこっているって言われたら、
そりゃーー父ちゃんだまってないだろうって思ってしまう。
でも、父ちゃんに言われてレイプした男を殺すのは自分のエゴだろうな~
自分の陣地に入られたというかなんというか。。。
この映画見てやっぱり思うのは女性は強いってことだわ。
自分が将軍の息子に気に入られているのを武器に情報を収集する道を選んだ彼女。
すごいって思った。このままじゃ終わらないってことだよね!!!
しかし戦争って本当に理不尽だわ。巻き込まれた女性や老人は本当にかわいそう。
戦争って、なんの利益があるんだろうって思ってしまいました。
Nakajiの満足度 ★★★★(4.0) 1/1 劇場鑑賞 5 作目
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ザーナ・マリアノヴィッチ:アイラ,ゴラン・コスティック:ダニエル,レイド・セルベッジア:ネボイシャ,ヴァネッサ・グロッジョ:レイラ | |
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