おじいちゃんの里帰り
'11:ドイツ
'11:ドイツ
◆原題:ALMANYA - WILLKOMMEN IN DEUTSCHLAND
◆監督:ヤセミン・サムデレリ
◆主演:ヴェダット・エリンチン、ラファエル・コスーリス、ファーリ・オーゲン・ヤルディム、アイリン・テザイル
◆STORY◆フセイン・イルマズ(ヴェダット・エリンチン)は1960年代半ばにトルコからドイツに移住し、必死に働き続けてきた。気がつけば50年もの間故郷には帰っておらず、フセインは70代を迎え、イルマズ家は大所帯になっていた。大人になってもいがみ合っている長男ヴェリと次男モハメド、恋人の存在を内緒にしていた大学生の孫娘チャナンは妊娠がわかり、6歳の孫息子チェンク(ラファエル・コスーリス)はトルコ人の父とドイツ人の母を持つために自分がどこの国の人間なのか頭を悩ませているなど、それぞれ様々な思いを抱える家族たち。ある日、フセインは家族皆で故郷の村へ行こうと言い出す。皆反対するも、並々ならぬ彼の熱意を前に折れる。3000キロも離れたトルコの村へ向け、一同は出発する…
トルコ系ドイツ人の女性監督ヤセミン・サムデレリが、トルコからドイツへ移住した一家が奮闘し、半世紀を経て再びトルコへ里帰りする姿を温かなまなざしとユーモアを交えて描いたドラマです。
監督が自身の実体験をもとに、実妹ネスリンとともに脚本を執筆したんだってね。
この映画面白かった!!!
こういった人が、今のドイツを支えてきたんだなあ~ってNakajiの知らなかった歴史だった。
1960年代半ばにトルコは貧乏な国だったんだろうな~
そして、移民としてドイツに定住して、パスポートもドイツ人になった矢先、
祖父がトルコに家を買ったと言い出してみんなで見に行く計画をたてるんだよね~
でも、兄弟はみんな個々で忙しくて、そんなことしらないわって感じなんだけど、
やっぱりおじいちゃんの言葉は絶対(笑)
みんながなんだかんだと従っているんだよな~(笑)
まあ、ドイツで生まれ育っているから、故郷のトルコへってそんなに思い入れがないんだろうね。
あるのは、違った文化でなかなかなじめなくなっていた子供のころの記憶!
だからなおさら行きたくないんだろうな~
でも、おじいちゃんは強し!みんなの予定も無視して勝手に決めて予定実行!
じいちゃんが強いのはどこも一緒だな~って思いながらみておりました。
でも、殺伐としてる旅なのかと思ったら、またこれが優しい気持ちになる旅行だったね。
じいちゃんが優しくてあったかい人だからなんだろうな~って思っちゃいました。
この旅でみんなが家族の在り方、自分のルーツを見つめてあらたな想いとか出てきてるのは、
この旅をしてよかったって思うところなんだろうな~
帰属意識に関し悩む孫を演じたラファエル・コスーリスちゃんがかわいかった!!
なんとも愛くるしい表情で本当にかわいかった~♪
帰化するとこういったいろんな現実あるんだね、その土地の民族でも埋葬できないというか・・
やっぱり帰化するのって重要な決断なんだなって思いました。
ラストにドイツの大統領がでてきてたけど、あれって本物なんだよね??
PS.日本で一番小さい映画館、氷見シネマで見てきました。いやーーーいろんな意味でびっくりが多い映画館でした。っていうか映画館って言っていいよね?(笑)
Nakajiの満足度 ★★★(4.5) 7/21 劇場鑑賞 61 作
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