きっと、星のせいじゃない。

きっと、星のせいじゃない。
'14:米

◆原題:THE FAULT IN OUR STARS
◆監督:ジョシュ・ブーン
◆出演:シャイリーン・ウッドリー、アンセル・エルゴート、ナット・ウルフ、ローラ・ダーン、サム・トラメル、ウィレム・デフォー、ロッテ・ファービーク、アナ・デラ・クルス、ランディ・コヴィッツ、トニ・サルダナ

◆STORY◆ヘイゼル・グレース（シャイリーン・ウッドリー）は末期ガンのため学校にも行けず、友達もなく、酸素ボンベが手放せないでいた。ある日ヘイゼルは、両親の勧めでガン患者の集会に嫌々ながらも参加。そこで出会った骨肉腫のため片脚を切断したガス（アンセル・エルゴート）に好意を寄せられるが、ヘイゼルは傷つけまいと彼と距離を置こうとする。そんなヘイゼルのためにガスが彼女の好きな作家にメールしたところ、返信をもらう。二人は互いに特別な思いを持ちつつ友達としての関係のまま、小説の続きを教えてもらうため向かったオランダで、作家から予期せぬ言葉をかけられる。そして迎えた旅の最終日、ガスはあることを打ち明ける……

試写会で見ました。

いやーーーー本当になんか泣けました。

予告をみてたとき、女の子の難病の話だと思ったら、これは末期患者の恋人たちの話だったんだね。
最初っからガン患者の集会で出会っているから、お互いに病気に対しての認識はあるんだよね
だから先が見えない恋愛というか、自分が先に死ぬかもしれないって思いながらの恋愛。
この子まだ十代なのに背負っているものが大きいな～って思いました。

大好きな作家に会いにいきたいっていったら、母親がお金がないのって言ったところとか妙にリアルだったな～

で、二人は大好きな作家に会いに行くんだけど、そして二人はここで結ばれるんだよね～
ここからまた二人の試練がはじまるんだけど、二人は確かめ合った愛があるから、
限りある生の一瞬一瞬を二人はとっても価値のあるものにしているんだよね。
いつ自分が死ぬかもわからない状態の二人なんだけど、常にお互いを思いやり、
お互いの気持ちを優先させる優しさが満ち溢れてて、時間は短いんだけど、
恋をする、人を愛するようになると、人生ってこんなにも輝くものなんだな～ってホントに思いました。

シャイリーン・ウッドリーとアンセル・エルゴートが素敵だった！
シャイリーン・ウッドリーが素晴らしかったね。
彼女の表情でとっても感情がわかるから、彼女を見てるだけで引き込まれていきました。

この映画本当にセリフが本当に素敵！！！！
末期がん同士の話だから、やっぱり切なくて悲しい現実があるんだけど、
明日をがんばろうって希望が出てくる会話だったり、
全盲になった友達に対して、昼も夜もわからないって言ったり、ブラックもある。
でも友達が、今のは差別だ！！！って言うセリフでほっこりとしてしまったり、
本当に素敵だな～って思いました。

「私、爆弾なの。ある日爆発してまわりを破壊させる。」
って死期がきていると思う自分は、最小限の人とかかわりたいって思いながら話す女の子に、「君に傷つけられたら本望だ。愛してるんだ。悪いけど」とか、

「恋をすると傷つくかもしれない。でも、傷つけられる相手は選べる。」

平凡な自分を嘆くガスの「特別な人間になりたかった」という言葉に対して、
「わたしにとって特別なだけじゃダメ？」
「わたしがあなたを愛してる。ずっと忘れない」
「０と１の間には、無限の数字がある。０・１、０・１２、０・１１２…。０と２の間には、もっと大きな無限がある。与えられた以上の数を、私は手に入れた

人は絶対に死ぬんだよ。その時に自分が特別な人間だったかなんてわからない、
でも、みんなが私のことを忘れても、本当に一人の人の記憶にのこるだけで、
私が生きていた価値ってあるんじゃないかって思いました。私もそんな生き方をしたいと思うし、
一瞬一瞬を大切に生きて行かないとって改めて思いました。

悲しいお話だし涙はでるんだけど、心はあったかなる本当にいい映画みたな～。

Ｎａｋａｊｉの満足度　★★★★★（５．０）　２／１２　　劇場鑑賞　１２　作

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