C’est joli ここちいい毎日を♪

セジョリ♪映画三昧・舞台三昧・食などなど自分の好きなことを!映画はネタバレありが多いです。

『存在の美しい哀しみ』著/小池 真理子

2010-09-22 14:28:49 | BOOK

『存在の美しい哀しみ』著/小池 真理子

存在の美しい哀しみ
 

【STORY】「異父兄がプラハに住んでいる」。母の奈緒子が打ち明けた、家族の秘密。母を亡くした28歳の榛名は一人でプラハに旅立った。正体を隠して、兄・聡をガイドに雇った榛名。榛名、奈緒子、そして聡といくつもに視点を変えて描かれる家族の歴史。二人の人生には哀しくも美しいドラマが隠されていた・・・ 

王様のブランチでみて、ちょっと気になったので読んでみました。

物語は、7章・7人の視点から描かれています
異父兄妹である二人の出会いから始まり、
そのまわりの人々の物語が描かれています。
最近こういった違う視点でって描かれている本が多いけど、
やっぱり、この人の描き方はうまいな~って思ってしまいました。

プラハに実際にいって書かれたからか、
なんだプラハの情景がうかんでくるんだよね。

正体を隠して兄とはじめてあった妹。
旅行という限られた時間での再会なのに、ヨーロッパって感じで、
ゆったりと時が流れている感じがまたよかったな~

ラストはよかったな~ってジーンとあったかい気持ちになる作品だったわ。大人の小説だね。

最近、こういったあったかくなる作品読んでなかったから、
いいな~って改めて思ってしまいました。
彼女の作品ってあまり読んだことなかったけど、これから読んでみようっと

存在の美しい哀しみ
存在の美しい哀しみ小池 真理子

おすすめ平均
starsしっとりとした美しい作品です
stars美しい存在価値。

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