【STORY】「異父兄がプラハに住んでいる」。母の奈緒子が打ち明けた、家族の秘密。母を亡くした28歳の榛名は一人でプラハに旅立った。正体を隠して、兄・聡をガイドに雇った榛名。榛名、奈緒子、そして聡といくつもに視点を変えて描かれる家族の歴史。二人の人生には哀しくも美しいドラマが隠されていた・・・
王様のブランチでみて、ちょっと気になったので読んでみました。
物語は、7章・7人の視点から描かれています
異父兄妹である二人の出会いから始まり、
そのまわりの人々の物語が描かれています。
最近こういった違う視点でって描かれている本が多いけど、
やっぱり、この人の描き方はうまいな~って思ってしまいました。
プラハに実際にいって書かれたからか、
なんだプラハの情景がうかんでくるんだよね。
正体を隠して兄とはじめてあった妹。
旅行という限られた時間での再会なのに、ヨーロッパって感じで、
ゆったりと時が流れている感じがまたよかったな~
ラストはよかったな~ってジーンとあったかい気持ちになる作品だったわ。大人の小説だね。
最近、こういったあったかくなる作品読んでなかったから、
いいな~って改めて思ってしまいました。
彼女の作品ってあまり読んだことなかったけど、これから読んでみようっと
存在の美しい哀しみ | |
小池 真理子 おすすめ平均 しっとりとした美しい作品です 美しい存在価値。 Amazonで詳しく見る by G-Tools |