命をつなぐバイオリン
'11:ドイツ
'11:ドイツ
◆原題:WUNDERKINDER
◆監督:マルクス・O・ローゼンミュラー
◆出演:カイ・ヴィージンガー、キャサリン・フレミング、グドルン・ランドグレーベ、コンスタンティン・ヴェッカー
◆STORY◆1941年、ウクライナのポルタヴァ。ユダヤ人のアブラーシャ(エリン・コレフ)とラリッサ(イーモゲン・ブレル)は、子どもとは思えぬバイオリンとピアノの腕で神童として騒がれていた。そんな彼らのうわさを聞き、同じようにバイオリンの名手であるドイツ人少女ハンナ(マティルダ・アダミック)が一緒にレッスンをしたいと申し出る。音を合わせるうちに、3人は絆と友情を深めるように。だが、ナチス・ドイツがウクライナへの侵攻を開始。それを機にユダヤ人迫害も始まり、アブラーシャたちに危険が迫る
1941年、ナチスが台頭するウクライナを舞台に、
バイオリンを演奏して生き残りを賭ける子供たちの姿を描くヒューマンドラマです。
バイオリンとピアノの才能に恵まれたユダヤ人の少年少女らが、
それを頼りに強制収容所送りを逃れようとするさまが描かれています。
この手の話はだいたいが想像つくんですが。。。
そしていつも見終わった後、なんともいえない感じになります。
子供に家族や自分たちの命を賭けさせた演奏を強いるドイツ軍大佐
そのかけに成功するか失敗するか。。。
失敗することにワクワクしている大佐。。。
その冷酷な感じが本当に何度見てもいやになってきます。
結果的に運命を分けることになった演奏のシーンは、なんかつらくてね。。
がんばれ~って思うのに精神的に追い詰められる彼女の心理もわかる。。。
だからやるせなくなります。
また主人公のドイツ人とユダヤ人の子どもたちの絆が深まるほど、
大人は何をやっているのやらって思っちゃいます。。。
もちつもたれつの世の中、なんで憎しみ合わなければいけないんだろう。。。
しかしユダヤ人ってどうしてこんなに迫害をされる人種なんだろう。。。
本当に子供たちの表情がなんともやるせなかったな~
意味のない戦争、人種差別は改めて二度と繰り返してはいけないものだよね。
Nakajiの満足度 ★★★(3.0) 3/19 劇場鑑賞 29 作目
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