疑惑のチャンピオン

疑惑のチャンピオン
'15：イギリス

◆原作:THE PROGRAM
◆監督:スティーヴン・フリアーズ「マダム・フローレンス！ 夢見るふたり」「あなたを抱きしめる日まで」
◆主演:ベン・フォスター、クリス・オダウド、ギヨーム・カネ、ジェシー・プレモンス、リー・ペイス、デニス・メノシェ、エドワード・ホッグ、ダスティン・ホフマン、エレイン・キャシディ

◆STORY◆選手として最盛期と言われる25歳のときに発症したガンを克服した自転車ロードレース選手ランス・アームストロング（ベン・フォスター）は、1999年から2005年、世界最大のレース、ツール・ド・フランスを7連覇するという偉業を達成する。そして競技外ではガン患者のサポートに尽力。世界中から尊敬される、まさにスーパーヒーローだったが、薬物使用疑惑がつきまとっていた。一人のジャーナリストがこの疑惑を徹底的に追究。スポーツ界を揺るがすような事実が次々に明らかになっていく

自転車レース「ツール・ド・フランス」を何度も制しながらも、薬物使用によりタイトルはく奪、競技から永久追放されたランス・アームストロングを描く伝記ドラマです。

『クィーン』などのスティーヴン・フリアーズ監督が、勝利に執着するあまり道を踏み外していった男の実像や、スポーツ界の闇を映しだします。

この映画結構見ごたえあったな～

25歳で精巣癌を患いながらも奇跡的な復活を遂げ、“ツール・ド・フランス”で7連覇を達成したランス・アームストロング！なんかすごい人だわって思っていたら、こんなことがあったのかって感じだったな～
なんか鉄人のような人がいるって当時のＮａｋａｊｉでもちょっとは認識あったけど・・・・

しかし、血液ドーピングってそんなに見つからないものなのかって疑問しか思わなかったわ。
でもこれって本人だけがわるいんじゃないって思ってしまう。
だって、すごいよ。
ドーピング検査に間に合わせようと、大急ぎで袋から点滴を絞り出して血液を元の状態に戻そうとするシーンとかさあ、
ハイブリッド血液を投与されるシーンとかさあ、結構、生々しいんだよね。
彼が勝てばビッグマネーがうごくからか、全員が見て見ぬふり・・・
監督、エージェント、弁護士とかさあ、みんな不正わかっててスルーするんだよ。
その事実のほうが怖かったよ。
だから、医者とかかかわったみんな同罪のように悪いと思うけどね。

とにかく、アームストロングって最初はなりものいりでツールドフランスにでたけど、自分が弱かったんだよね。
だからってわけじゃないけど、ガンで一回落ちてそのあとよみがえったのは、
本人が勝ちたいって意思が強い人だったからだよね。薬を使ったのは彼のモラルの問題だと思うけど、
それを後押しするようなチームはもっとたちが悪いと思うけどな～・・・
この人も血のにじむ努力してたと思うけど、なんで薬に手を出したんだろうって思ってしまうわ。

Ｎａｋａｊｉの満足度　★★★（３．５）　９／２２　　劇場鑑賞　６９　作

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