C’est joli ここちいい毎日を♪

セジョリ♪映画三昧・舞台三昧・食などなど自分の好きなことを!映画はネタバレありが多いです。

チョコレートドーナツ

2014-08-13 23:04:46 | CINEMA(た)
チョコレートドーナツ
'12:米


チョコレートドーナツ [DVD]


◆原題:ANY DAY NOW
◆監督:トラヴィス・ファイン
◆主演:アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ、フランシス・フィッシャー、グレッグ・ヘンリー、ジェイミー・アン・オールマン、クリス・マルキー、ドン・フランクリン


◆STORY◆1979年、カリフォルニア。ゲイであることを隠しながら生きる弁護士のポール(ギャレット・ディラハント)と、シンガーを夢見ながらショーダンサーとして働いているルディ(アラン・カミング)が出会う。2人はすぐ惹かれ合い、恋に落ちた。ルディが暮らすアパートの隣に、ダウン症の子ども・マルコ(アイザック・レイヴァ)と薬物依存症の母親が住んでいた。ある夜、マルコの母親は大音量の音楽をかけたまま男といなくなってしまう。翌朝、ルディが騒音を注意しに隣に乗り込むと、小さくうずくまって母親の帰りを待つマルコがいた。ルディは助言を求めてポールが働く検事局に行くが、ポールは家庭局に連絡してマルコを施設に預けろと言い捨てる。失望したルディがアパートに戻ると、マルコの母親は薬物所持で逮捕され、マルコはお気に入りの人形アシュリーを抱いたまま、強制的に施設に連れて行かれる。翌日、ポールはルディに昨日の言葉を詫びる。2人はお互いが歩んできた人生をそれぞれ打ち明け、さらに深い結びつきを確信する。その帰り道、家に帰ろうと施設を抜け出したマルコが夜の街を1人で歩いていた。ポールとルディはいとこと関係を偽り、マルコと一緒に暮らし始める。マルコは初めて学校に通い、ポールはマルコの宿題を手伝い、ルディは毎朝朝食を作り、眠る前にはハッピーエンドの話を聞かせて眠らせる。2人はまるで本当の親子のようにマルコを愛し、大切に育てた。ルディは、ポールから贈られたテープレコーダーでデモテープを作り、そのテープがクラブオーナーの目にとまってシンガーの夢を掴む。3人で暮らし始めて約1年が経ったある日、ポールとルディがゲイのカップルであることが周囲にバレてしまう。関係を偽ったことが原因でマルコは家庭局に連れて行かれ、ポールは仕事を解雇される。今こそ法律で世界を変えるチャンスだというルディの言葉に、ポールは法を学んでいたときの情熱を取り戻す。そして、マルコを取り戻すための裁判に挑む……

1970年代アメリカの実話を基に、母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマです。

見るまえから話題の映画、思っていた映画とちがったな~
震えるくらいの感動!涙がとまらない!そんな感動とは違うんだよな~
悔しくて悲しくてそして無性にこの世に対しての怒りで涙がとまらないって感じだったな~

同性愛に対して差別と偏見が強く根付いていた1970年代のアメリカでの実話。
母親に見捨てられたダウン症の少年と一緒に暮らすため、
司法や周囲の偏見と闘うゲイカップルの姿を描いた人間ドラマでう。
母親に愛されて事のない子供に、このカップルはありったけの愛情をそそぎ、
本当に誰が見ても仲睦まじい家族に見えているんだけどさあ、
ゲイであるがゆえに法の壁に阻まれたり、家族を取り上げられたり、
この二人はなんでこの血もつながってない子に必死になり、育てようと思うのか・・
でもさあ、この二人に育ててもらっている間はマルコは本当に幸せそうなんだよね~

二人みて思ったのはこの時代、世間はゲイってだけでまともな目でみてくれないんだよね~
仕事を辞めさせられたり、子供は取り上げられ、
裁判をしたくても弁護士はついてくれなかったりと、
生きていくことが嫌になるくらいの仕打ちをうけているんだよね~
なんで、なんでゲイってだけで、こんなに偏見をうけなくちゃならないのか!
もっと真実をみてくれ、もっと私たちの声を聞いてくれ!って訴えてくる。
そしてもっとマルコの幸せを第一に考えてくれって本当に思った。

アラン・カミングがやっぱりすばらしかったね~
ショーで踊っているアラン・カミングもチャーミングなんだけど、
恋をしている彼や子供に愛情をそそいでいる彼みてると、
女性の表情のように慈愛にみちあふれた人に見えてくるんだよね~
ダウン症の子ども・マルコを演じたアイザック・レイヴァも素晴らしかった!
無邪気でそしてさみしげで、僕にだって感情はあるんだって訴えてくる。
なんか彼の演技に涙だった。

ラストはいろんな感情がドバーってきて、涙・涙になった。
このラストは母親が悪いものあるけど、それだけじゃないよ。
あの結末にしたのは、理不尽な世の中だったんだよ。
誰でもなく弁護士や裁判官という職業の人が理不尽な理由でまともに論議もしない。そんな世の中があった事実。
今の世も、生きにくい世の中かも知れないけど、人権としてあらゆる人を認め、
そして共存して生きていける今の世って幸せなんだってあらためて思った。
人種とかそんなこと関係なく、まじめに歯くいしばって頑張って生きている人間が、
住みやすい世の中にしなくてはダメだよねって本当に思った。

ドナテロの歌う「I Shall Be Released」がなけたね~本当にやばかった。

この映画みたとき、前に見たかぞくのくにって映画の時の感情思い出していた。
久々にずしーって訴えかけられたと映画だったな~
いやーーーほんと。すごい映画だよ。

Nakajiの満足度 ★★★★★(5.0)  8/1  劇場鑑賞 56 作
Any Day Now
Phineas Atwood
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チョコレートドーナツ【国内盤先行発売/帯・解説付き】
Rambling RECORDS
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4 コメント

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感動 (sakurai)
2014-08-22 14:29:37
とかじゃなく、感情をぐちゃぐちゃにされちゃう!!内臓に来るって感じでしたね。
70年代とはいえ、何かで人蔑み、差別するというのは、いつの時代も変わらないもんだと思います。
過去の話でもあり、今の問題でもあると痛切に感じました。
返信する
>sakuraiさん (Nakaji)
2014-08-25 16:12:18
>とかじゃなく、感情をぐちゃぐちゃにされちゃう!!内臓に来るって感じでしたね。

そうそう!!!本当にそんな感じでした。
なんかいつの時代も差別とか・・本当にあるんだな~って改めて思いました。
今の問題でもありますよね。
返信する
胸が詰まる (NAO)
2014-10-19 14:26:58
ほんと、いい映画でしたね。

この頃の同性愛者の扱いって、日本もゲテモノ扱い
みたいなところありましたよね。
今でこそ、少しましなような気がしますが、それでも
いろんな差別偏見は、現在でもあり、考えさせられますね。

純粋にマルコを育てたいという気持ちがなんで
伝わらないんだろう?と、はがゆさを感じながら映画を
観ていました。
こういう映画を、もっといろんな人に観てもらいたいです。
返信する
>NAOさん (Nakaji)
2014-10-20 21:46:14
本当に胸がいたくなりましたよね~
なんか純粋に子供のことを考えて裁判起こしているのになんでわからないの!って言いたくなりましたよね~

あの結末は悲しすぎます。。。
本当にいい映画ですよね~いろんな人にみてもらいたい!
返信する

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