『四十九日のレシピ』著/伊吹有喜
【STORY】熱田家の母・乙美が亡くなった。気力を失った父・良平のもとを訪れたのは、真っ黒に日焼けした金髪の女の子・井本。乙美の教え子だったという彼女は、生前の母に頼まれて、四十九日までのあいだ家事などを請け負うと言う。彼女は、乙美が作っていた、ある「レシピ」の存在を、良平に伝えにきたのだった。
なんか最近、泣ける本が読みたいと思って、
ネットで泣ける本で検索して、ヒットしたのがこの本でした
母・乙美が亡くなって四十九日を迎えるまでの、切なくて、
でもあたたかい奇跡のような物語です
「自分の一番大切な人のことを、本当に一番大切にしなければいけない」
『四十九日のレシピ』の中の乙美の夫・良平も、娘・百合子も、
それが出来ていなかったことを彼女の死後に実感していくんだけど、
自分との距離が近すぎれば近いほど、そんなつもりはないんだけど、
その関係も蔑ろにしてしまうことがあるよね。
でも、当たり前にいると思っていた人が、突然目の前からいなくなったら、猛烈に後悔するだろうな~って気がつかせられる本でした。
Nakajiは、娘の百合子の話がすきだったというか、
百合子が浮気しただんなを許すとき・・・ 泣けたな~
母・乙美が残した「レシピ」
「わたしがいなくなっても、あなたが明日を生きていけるように」
それは、離れてしまった家族を再び呼び集め、奇跡のような時間をもたらす処方箋だったんだよね~
もっと大切な人との時を、大切な人間を大事にしなくてはいけないと、
気がつかせてくれた作品でした
四十九日のレシピ | |
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