シャンチー(中国象棋)基本図書紹介(2)
今回は実戦譜(解説付き)を紹介します。今回もネット書店『書虫』の目録で検索できるものだけを採り上げました。
注文は『書虫』または内山書店(tel03-3294-0671)へ。
◆新中国60年象棋対局精選 劉錦キ(棋の偏が王)等 人民体育 2012.7
1950-2009年に行われた実戦110局を年代順に並べ解説を付す。
◆新中国象棋経典名局 孫爾康 経済管理 2008.1
1952-2006年に行われた実戦137局を布局ごとに分類して解説を付す。
新中国象棋経典名局
◆歴届象棋大賽名局賞析 李浭 楊典 金盾 2006.6
1956-2000年の中国全国個人選手権から80局、1955-2001年のその他の試合から40局、合計120局を選んで解説を付す。
名著『象棋名局賞析辞典』(屠景明編著 上海辞書 1993.2)の入手が困難な現在、以上3冊をそれに代わる網羅的なものとして推したい。
◆胡栄華経典百局譜 言穆江 田華 金盾 2010.4
不世出の天才・胡栄華の50年(1955-2009年)にわたる対局から144局を選んで解説を付す。
◆楊官リン(隣の偏が王)精彩対局集 孫志偉 劉海亭 黒竜江科学技術 2005.1
胡栄華を挙げるなら、新中国初代のチャンピオン・楊官リンの実戦集も挙げないわけにはいかない。1951-99年の実戦150局に解説を付す。
※『書虫』で検索する際は「楊官 精彩対局集」のように「官」の後にスペースを入れるとヒットします。
◆2012全国象棋个人賽精彩対局解析 金松 遼寧科学技術 2013.7
遼寧科学技術出版社から毎年出ている「全国象棋个人賽精彩対局解析」シリーズは、現在2001年以降のものが入手可能の模様。冒頭でその年の全国個人戦で現れた注目すべき布局の変化を紹介し、実戦譜100局余りに解説を付すというオーソドックスなスタイル。
※『書虫』で検索する際は「个人賽精彩対局解析」で検索すると、シリーズ全冊がヒットします。
◆象棋特級大師名局細解 陳孝コン(方を二つ並べた下に土) 上海人民 2012.5
主に1990年以降の実戦51局に解説を付す。「細解」の名のとおり解説が詳しい。
◆象棋最新戦術精華(第一輯)2011.1、(第二輯)2011.6、(第三輯)2011.10、(第四輯)2013.1 梁文斌 経済管理
2010-11年にかけての中国国内での主な大会の実戦から材を取って詳しい解説を付す。「一冊手に在[あ]れば、まさによく各種比賽の最新布局飛刀及び精華の戦局を一覧にして余すところ無し!」というのがうたい文句で、最新の布局動向を知ることができる。著者・梁文斌(りょう・ぶんひん)は1977年全国個人戦3位、現役引退後は鉄道チームのコーチとして7名の象棋大師、特級大師を育て、「金牌教練」の異名を取る。
最後に「短局」(25-30回合以下で終わるもの)だけを扱った実戦譜(解説付き)を2冊紹介します。短局は勝敗を決定するポイントが先鋭に現れるので、初級者におすすめです。
◆象棋速勝戦法 黄少竜 経済管理 2012.12
30回合以下の177局を布局ごとに分類。
◆中国象棋実戦短局譜 孫爾康 2009.9
25回合以下の短局289局+20回合以下の超短局50局を収録する。
今回は実戦譜(解説付き)を紹介します。今回もネット書店『書虫』の目録で検索できるものだけを採り上げました。
注文は『書虫』または内山書店(tel03-3294-0671)へ。
◆新中国60年象棋対局精選 劉錦キ(棋の偏が王)等 人民体育 2012.7
1950-2009年に行われた実戦110局を年代順に並べ解説を付す。
◆新中国象棋経典名局 孫爾康 経済管理 2008.1
1952-2006年に行われた実戦137局を布局ごとに分類して解説を付す。
新中国象棋経典名局
◆歴届象棋大賽名局賞析 李浭 楊典 金盾 2006.6
1956-2000年の中国全国個人選手権から80局、1955-2001年のその他の試合から40局、合計120局を選んで解説を付す。
名著『象棋名局賞析辞典』(屠景明編著 上海辞書 1993.2)の入手が困難な現在、以上3冊をそれに代わる網羅的なものとして推したい。
◆胡栄華経典百局譜 言穆江 田華 金盾 2010.4
不世出の天才・胡栄華の50年(1955-2009年)にわたる対局から144局を選んで解説を付す。
◆楊官リン(隣の偏が王)精彩対局集 孫志偉 劉海亭 黒竜江科学技術 2005.1
胡栄華を挙げるなら、新中国初代のチャンピオン・楊官リンの実戦集も挙げないわけにはいかない。1951-99年の実戦150局に解説を付す。
※『書虫』で検索する際は「楊官 精彩対局集」のように「官」の後にスペースを入れるとヒットします。
◆2012全国象棋个人賽精彩対局解析 金松 遼寧科学技術 2013.7
遼寧科学技術出版社から毎年出ている「全国象棋个人賽精彩対局解析」シリーズは、現在2001年以降のものが入手可能の模様。冒頭でその年の全国個人戦で現れた注目すべき布局の変化を紹介し、実戦譜100局余りに解説を付すというオーソドックスなスタイル。
※『書虫』で検索する際は「个人賽精彩対局解析」で検索すると、シリーズ全冊がヒットします。
◆象棋特級大師名局細解 陳孝コン(方を二つ並べた下に土) 上海人民 2012.5
主に1990年以降の実戦51局に解説を付す。「細解」の名のとおり解説が詳しい。
◆象棋最新戦術精華(第一輯)2011.1、(第二輯)2011.6、(第三輯)2011.10、(第四輯)2013.1 梁文斌 経済管理
2010-11年にかけての中国国内での主な大会の実戦から材を取って詳しい解説を付す。「一冊手に在[あ]れば、まさによく各種比賽の最新布局飛刀及び精華の戦局を一覧にして余すところ無し!」というのがうたい文句で、最新の布局動向を知ることができる。著者・梁文斌(りょう・ぶんひん)は1977年全国個人戦3位、現役引退後は鉄道チームのコーチとして7名の象棋大師、特級大師を育て、「金牌教練」の異名を取る。
最後に「短局」(25-30回合以下で終わるもの)だけを扱った実戦譜(解説付き)を2冊紹介します。短局は勝敗を決定するポイントが先鋭に現れるので、初級者におすすめです。
◆象棋速勝戦法 黄少竜 経済管理 2012.12
30回合以下の177局を布局ごとに分類。
◆中国象棋実戦短局譜 孫爾康 2009.9
25回合以下の短局289局+20回合以下の超短局50局を収録する。