これは、愛知県庁
前回の名古屋市役所と並んでいるせいで、圧巻なのだ。
初めて、観た時は、思わず、笑い出してしまう程の和洋折衷なのだ。
さすが、金のシャチホコのある街だと思ったものだ。
愛知県庁↓
http://gipsypapa.exblog.jp/6361636/
パリのオルセー美術館は、かつて、オルセー駅だったわけだが、
駅として、出来た時は、なんて、折衷的で、醜悪とさえ云われた物だそうだ。
オペラ座も「これは、何様式?」と、ナポレオン3世皇帝夫人に
問われた設計家のガルニエは 「ナポレオン3世様式で、ございます!」
と、答えたと有名な逸話がある。
”折衷さ”こそ、その時代をよく表している気がする。
オルセー駅も何に使うか、なかなか、決まらなかったが
美術館に使うとは、さすが!と、思った。
しかも、駅だったことを、ちゃんと、判るように・・・
何でも、捨てて、壊して・・・
新しく作る方が、はるかに簡単で、安い!
でも、その壊した物や捨て去る物より、質の好い物を作れるのか・・・
先人のが、はるかに、優秀で、思慮深い。
人間は、明らかに、退化している、、と思えてならない。
日本は、建物も着る物も、仕立て直して、使い続ける文化だったはずだ。
捨てられてしまう物を作っては、いない自負はあるが・・・
使い続けるには、それなりのケアが必要なことも
捨て去る文化に浸っている現代人は、考え直す必要を感じる。
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