
8月15日の長崎の夜と言えば爆竹の音が鳴り響く中初盆を迎えた
故人の御霊を西方浄土に送る『精霊流し』です。
いつもは県庁坂付近でいろいろな形の船が流れて行くのを見物
する?立場なのですが今年は身内(義弟)を流す立場。
お金持ちの方々(今年はさだまさしさんがお母さんの船を出さ
れます)は個人で大きなものを作られますが庶民はやっぱり
地区単位で有志の方々と作る「もやい船」。
小さいけど心がいっぱい詰まった手作り船です。
ここはグラバー園のある南山手から波の平を中心とした地区の
公民館。
ミヨシと呼ばれる船の正面に地区名や〇〇家などの文字が入り
ます。
御揃いのはっぴを着て男性陣が船を押し女性たちは後ろから
付いて行く形。
印灯篭を先頭に続く鐘の音に合わせて「ドーイドイ」の掛け
声と爆竹の音とともに県庁坂を目指したのは5時半過ぎ。
ちなみにここの鐘はこんな風。
残念ながら私をはじめ身内の兄弟夫婦はほとんど足腰がダメで^^;
結局最後まで付き添ったのは兄弟からはうちの主人だけ、あとは
甥や姪に任せるかたちで。
大浦天主堂の前を通りオランダ通りから銅座に出て県庁坂を上って
大波止までの道をゆっくり歩いて・・・まるで観光コースを選んで
歩くみたいに聞こえますが、この地区に60年近く住んでいた義弟に
とってはできるだけゆっくり歩いて欲しい場所なんだなって・・・
小さな集団を見送りながらそう思いました。
最後まで付き添えなかった弟嫁もきっとつらい気持ちで見送った
事でしょうね。
9時半過ぎに主人から無事に終わったとの連絡。
これから手伝ってくれた友人達と飲みに行くそう。
酔っ払いは嫌いなんだけど・・・。
さだまさしさんの『精霊流し』の意味がやっと分かりました(^^;;
弟さんが先に亡くなられ、寂しさもひとしおでしょう。
一番若い叔父が亡くなった時は、父の落胆も大きかったです
精霊流しをするしないに限らず、故人を偲ぶ気持ちはみな同じですね。
なんとも心にしみる行事ですね。
お身内で舟を出すのはさぞお辛いでしょうが、そんな風に送られて・・・送って・・・区切りをつけるのでしょうか?
お若い人の舟はなんとも悲しいですね。
今日16日はお盆の最後の送る日でしたね!
長崎では精霊流しのこんな見送りがあるんですね~
個人をしのぶ皆の気持ちのこもった見送りですね!
生まれ育った大阪ではこういう行事はなく京都では五山の送り火が今日でした。
というか、大阪でも地域によってあるのかもしれませんね。
この辺りの新興地では何もありません。
弟さんを先に亡くされたご主人の気持ちは辛いですね。
わらに火をつけ誘導する迎え火や送り火を
見たことがあります。
祖父が半畳の押入れのような作り付けの仏壇に、
笹や稲穂などを使い、お盆の飾りつけを
していました。その土地々のお盆があるのですね。
義弟さん乗合船で寂しくなく、目的地につかれた
ことでしょう。お疲れさまでした。
☆sweetpotatoさんへ
土地によって風習が違いますよね^^*
実家は海に流していたそうですが最近は一か所に集めてから別の場所で燃やすそうです。
精霊流しの終点では・・・どんな立派な船も即解体されるそうです^^;
主人のすぐ下の弟なので昔から関わりが深かったので寂しそうです。
☆jun-sweetsさんへ
お盆は故人を思い出す良い風習だと思います。
ただ初盆の人にかかわると寂しさひとしおです。
お墓でバンバン花火をするのも長崎だけでしょうか?
☆naotiさんへ
さださんの船は制作中から話題でした。前回のお父様の船が大きかったから今回はどうだろうって。
花で飾られた立派な船でしたよ^^*
ニュースから写真撮ってみました。
☆Haruさんへ
五山の送り火はBSで中継するってあったのですが見そびれました。
なかなかよその風習には疎いです^^;
精霊流しは確かにある意味区切りですね。
主人は終わった後に手伝ってくれた同級生の友人らと少しお酒を飲んで帰ってきました。
励ましてくれる友人は宝ですね。
☆秋桜さんへ
それぞれに残しておきたいいろんな風習がありますね。
義弟は同じ町内の顔見知りのおじいさんおばあさんと共に帰っていきました。
ボランティアのリーダーだったのできっと優しくご老人を労わってあげてた事でしょう^^*