トバッチリ。

来月頭から行なわれる監査の為の資料作りを実施。

すると。
突然。

親方から電話が……。


親方「如月、19日空いてるか？」

藤哉「……今のところは」

親方「出張伺出しておけ」

藤哉「はぁ？場所も何も分かっていないのに、出せないですよ」

親方「そうだな。内容はY君が知っているから。書類を提出して欲しいだけ」

藤哉「いやいやいや。その書類の内容も一切聞かされてないです」

親方「いや。大丈夫だから」



……訳も分からずに出張が確定。

Yさんに内容を確認したところ…。
どうやら国へ提出する書類を持ちこむ事になったらしい。



親方が早くその書類作成に手掛けていれば、郵送で済んだ…という話であるが。



しかも締め切り直前の持ちこみ。





間に合わなくても俺は知らない。



その事を別の打合せの時に丁度話題になった為、話したら、同情の目が……。




クソッ。
とばっちり。
親方自身が行けばいいのに…何故俺なんだ；

Yさんがいければ行く予定だったが、別の用事がある為、行けないとの事。


しかも。
その書類の関係の事務局として、俺の名前が使われているらしい。


ふざけんな!!


何も内容を聞かされてないんだよ！


という訳で。
怒り心頭無状態。


昔からね…親方の理不尽な依頼というか雑用というか…そういう事に悩まされているのだよ。



あぁ…腹立つ。



その日…母校をアポ無し訪問しようかなぁ……。
出張先から片道1時間位掛かるかもしれないが；