東証2部上場のシステム開発会社「ニイウスコー」が「循環取引」を繰り返して売り上げを水増しするなどして、過去数年間の連結決算で約300億円の資産を過大計上した疑いがあるという記事。
「関係者によると、同社は2006年6月期までの数年間、実際にはソフトウエアなどの商品が動いていないにもかかわらず、取引先との間で売ったり、買い戻したりする伝票上の循環取引を繰り返し、売り上げや利益を水増しする経理処理をしていた。
この取引などで在庫などを過大に装い、資産として計上した額は約300億円に上るという。」
この会社の粉飾疑惑は、週刊東洋経済が昨年10月に取り上げています。問題の会計期間は、ソフトウェアだけでなく無形固定資産やリース資産も急増しています。何社もの外部取引先と共謀したいわゆる架空循環取引だと、債権や在庫は回転しているように見えるはずですので、この会社の場合は(仮に不正があったとして)やや手口が違うのかもしれません。
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