野村ホールディングス(HD)の08年3月期連結決算(米国会計基準)が、サブライム住宅ローン関連の損失により、678億円の当期赤字に転落したという記事。
同社決算短信によると、グローバル・マーケッツという部門で大きな赤字となっています。
http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr1/home/oracle/31/2008/341911e/341911e0.pdf
「グローバル・マーケッツ部門」の税引前当期純損失は、2,262 億円となりました。
フィクスト・インカムでは、サブプライム問題に端を発した世界的な信用収縮や、急速な円高など、厳しい環境が続きました。その中で、モノライン(金融保証会社)との取引において大幅に引当金を積み増したことや、米国RMBS 関連ビジネスから完全撤退したことに伴う損失計上に加え、米国CMBS 関連ビジネスでの評価損等計上により、減収となりました。」
クレディ・スイス:サブプライム損失5300億円、赤字に
Credit Suisse Reports $2.1 Billion Loss
Ambac, a Bond Insurer, Reports a $1.66 Billion Loss
欧米の金融機関は、この第1四半期(3月期)で評価減はピークを迎えているのでしょう。日本の金融機関でも米国基準をとっている野村やみずほは(希望的観測ですが)3月の決算で評価減は欧米並みに終えているのではないかと思いますが、他の金融機関や一般企業はどうなのでしょうか。
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