東証2部上場のシステム開発会社「ニイウスコー」が「循環取引」を繰り返して売り上げを水増しするなどして、過去数年間の連結決算で約300億円の資産を過大計上した疑いがあるという記事。
「関係者によると、同社は2006年6月期までの数年間、実際にはソフトウエアなどの商品が動いていないにもかかわらず、取引先との間で売ったり、買い戻したりする伝票上の循環取引を繰り返し、売り上げや利益を水増しする経理処理をしていた。
この取引などで在庫などを過大に装い、資産として計上した額は約300億円に上るという。」
この会社の粉飾疑惑は、週刊東洋経済が昨年10月に取り上げています。問題の会計期間は、ソフトウェアだけでなく無形固定資産やリース資産も急増しています。何社もの外部取引先と共謀したいわゆる架空循環取引だと、債権や在庫は回転しているように見えるはずですので、この会社の場合は(仮に不正があったとして)やや手口が違うのかもしれません。
当サイトの関連記事
最近の「不正経理」カテゴリーもっと見る
「気づいたら貯まる」架空の投資話を持ち掛ける…生命保険会社元社員の38歳男を逮捕 被害総額は1億円以上か 女性から現金700万円をだまし取った疑い(Yahooより)
川重、防衛予算を「裏金」に13億円の所得隠し 大阪国税局が10億円を追徴課税(産経より)

(開示事項の経過)社内調査委員会の調査報告書受領に関するお知らせ(過年度における暗号資産の評価)(クシム)
農事組合法人の口座から2億8800万円横領、元代表理事に実刑判決…福岡地裁久留米支部「常習的で悪質」(読売より)
名証上場のオウケイウェイヴの自社株を不正取得、元社長ら会社法違反で在宅起訴…東京地検特捜部(読売より)
羽田空港ビル子会社、自民元幹事長の長男経営コンサルに2億円利益供与か…国税指摘後も継続(読売より)
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2000年
人気記事