5月11日の東京株式市場で、シャープの株価が一時「ストップ安」になったという記事。
「1200億円以上ある資本金を1億円に減資する方針が伝えられ、経営状態の厳しさに不安が広がったためとみられる。」
シャープ株急落178円…東芝も一時ストップ安(読売)
「11日の東京株式市場で、シャープと東芝の株に売り注文が殺到し、一時、値幅制限いっぱいまで値下がりするストップ安となった。」
シャープは報道についてコメントを出したそうです。
シャープ、「99%減資」報道にコメント(ITMedia)
「シャープは報道について、「当社が発表したものではない」とコメント。「資本政策については、優先株式の発行や減資を含めたさまざまな検討を進めているが、決定した事実はない」としている。また、資本政策を含む新中期経営計画を14日午後3時に発表するという。」
ということで、減資を否定していません。
正式発表の時には、形式的減資であり、株主の持分に変わりはないということを強調するのでしょうが、今の段階では詳しい説明はできないのでしょう。(日経にリークしたのが軽率だった?)
東芝の方は、不正疑惑を正式発表しているものの、見込まれる影響額が全く開示されていないので、投資家は不安に感じるのでしょう。
当社の資本政策に関する一部報道について(シャープ)(PDFファイル)
当サイトの関連記事(シャープについて)
その2(東芝について)
東芝、決算延期で囁かれる三つの不安(日経ビジネス)
「過去の決算が信頼できず業績予想も未定となると「企業価値を算定するのは不可能だ。開示の不備は深刻な問題だ」と、エース経済研究所の安田秀樹アナリストは指摘する。野村証券は東芝に対する投資判断の提供を中止している。」
Toshiba Set to Drop by Limit on Extended Accounting Probe(ブルームバーグ)
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